295>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 08:51:05.60ID:jhOveThv
ウラウラ島・マリエシティ
ビッケ『それではここから先もお気をつけて。重ね重ね、先ほどはありがとうございました』
ダイヤ「いえいえ、たまたま居合わせることができてよかったです。もしまた同じようなことがあればいつでも呼んでくださいな、すぐに駆けつけますわ」キリッ
ルビィ (この人意識失ったんだよなあ)
ダイヤ「………ふぅ」
ダイヤ「結局、エーテルパラダイスでなにが起こったのか、いまいち整理がつかないままになってしまったわね」
ルビィ「でもみんな無事でよかった!」
ダイヤ「それはそうね。しかし、あの…クラゲのようなウルトラビースト、とても強力だったわ。今回はなんとかなったけれど、もしも二匹で来られていたら。もしもあとわずかにでもレベルが高かったら」
ダイヤ「まだまだ、どんな困難にも立ち向かえる力を付けなければ。わたくし自身も、もくたんちゃんも、このコ達もね…」
ダイヤ「………」
ダイヤ「…島巡りに手を借りることはないにせよ、万が一の事態に備えてりこちゃん♡達には傍にいていただきたいのだけれど」
ルビィ「あっハウくんがなにかゆってるよ!もくたんちゃんとお話したいんじゃないかな!」
一人で判断できなさそうな部分に話が波及しそうだったので、とりあえず話題を逸らしておいた。
296>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 08:58:43.96ID:jhOveThv
ハウ『さっきの、すごかったね』
──???『………』ユラユラ…
ハウ『僕、なにが起こってるのか考えるのに必死で、もくたんみたいに咄嗟に動けなかったよ』
ダイヤ「いえ、それは。ハウさんがルザミーネさん達の傍にいたからこそわたくし達はウルトラビーストに集中することができたのです。立っている場所が反対なら、役目は自然と逆になっていたことでしょう」
ダイヤ「あまり気に病んではいけませんわ」
ハウ『僕、もっと強くなりたい。オシャマリ達に恥ずかしくないようなポケモントレーナーに』
ハウ『もくたん、バトルしようよ!』
ダイヤ「! ふふ、落ち込んでいるかと思えば…」
ダイヤ「あんなことがあったのに、もうバトルですか。心配無用、やはりあなたは強い方ですね」
ダイヤ「もちろん受けて立ちましょう!いくわよ、ヒガンバナさん!」カチー
※ 想像以上に手強くて、あやうく負けかけましたわ。
297>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:03:22.30ID:jhOveThv
ダイヤ「はー……はー………」ゼェゼェ
ハウ『やっぱり敵わないなー、もっと頑張ろうっと!』
ダイヤ「そ、そうですわね、頑張りましょう…お互いにね…」
ハウ『そういえばもくたん、これあげるよ。僕はルガルガン捕まえるつもりないからさ』
『もくたんは ルガルガンZを 手に入れた!』
ダイヤ「…はて、ルガルガン…?」
ハウ『それじゃーね!』スタスタスタ…
ダイヤ「ルガルガン…Z… ZというからにはZクリスタルなのでしょうが」カチカチ
→ルガルガンZ
『ルガルガンの ストーンエッジを Zワザに グレードアップする Zパワーの 結晶を つくりだす』
ダイヤ「ルガルガンといえばライチさんが従えていらした切り札のポケモンだったと思うけれど、」
──ライチ スーーー ムンッ!
──ライチ スーーー ムムムンッ!!
──ワ ー ル ズ エ ン ド フォ ー ル
ダイヤ「ワールズエンドフォールのことかしら??」
298>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:14:07.61ID:jhOveThv
ルビィ「おねいちゃん。あのね、それは『専用Z』ってゆうんだよ」
ダイヤ「む、ルビィ。なにか知っているの?」
ルビィ「今までもくたんちゃんが使ってきたのは普通のZクリスタルで、技のタイプに合わせてどんなポケモンも使えるやつだったんだけど、専用Zはそのポケモンだけが使える特別なZクリスタルなんだよ」
ダイヤ「…つまり、イワZとは違って、ルガルガンZはルガルガンのみがワールズエンドフォールを使えるようになるZクリスタルなのね」
ルビィ「ううん、ラジアルエッジストームになるんだよ!」
ダイヤ「らじ…!?」
ダイヤ (radialは『放射状の』を意味する形容詞。わたくしは日常で使う言葉を知らないけれど…他の部分と合わせて考えると、『ラジアルエッジストーム』は…)
タイヤ「──ルガルガンの周囲から幾重もの岩剣がそそり立ちあらゆる者を粉砕する攻撃かしら!?」
ルビィ「ごめん、エフェクトはちょっと覚えてないかな」
シナリオにも出てこないし、対戦で使ってる人も見たことないんだもん…
299>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:26:22.48ID:jhOveThv
リーリエ『もくたんさん!』
ダイヤ「! リーリエさん」トトト
ダイヤ「すでにこちらの島へいらしていたのですね。ああ、お話ししたいことがたくさんあるのですよ。エーテルパラダイスへ連れていってもらったことは嬉しいご報告として、リーリエさんともご一緒したかった反面、今回は別行動でよかったというか…」
ダイヤ「ところでリーリエさんはこちらでなにを?」
リーリエ『ほしぐもちゃんのことを調べるのに図書館を利用してみたら、とククイ博士にご提案いただいたので来てみたんです。なにかわかるといいんですけど…』
ダイヤ「そういうことでしたか。よければわたくしも調べ物をお手伝いしましょうか──」
ジャカッ ジャカッ ジャカッ
ダイヤ「ん?なんの音………」
バンバドロ ジャカッ…
ダイヤ「……んぉおっ!?なんですかこのお馬さんは!?」ギョッ
???『止まれ、止まるのじゃバンバドロ!』
ダイヤ「んん…!?」
???『よっと。すまんの、驚かせて。こやつは気分が乗るとワシの声もすぐ聞こえんようになるからな』
ダイヤ「…………」ジーッ
颯爽と登場したのはいいものの、町中で馬を乗り荒らす姿はどうしてもモラルが欠如していた。
(足音から石畳が削れているように感じましたわ!)
300>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:32:28.77ID:jhOveThv
『アローラの光』
『なにもない空 突如として穴が開き 一匹の獣 姿を見せる 月を誘いし獣と呼ばれ アローラの王敬う』
『月を誘いし獣 辺りを暗く染め 持てるすべての力放ち 島の守り神を従える』
『月を誘いし獣 アローラの王朝に 闇をもたらし 生を終えた命 導く』
『月の獣 太陽の獣 交わり新たな命呼ぶ 島の守り神 命見守るとする……』
『アローラの王朝 祭壇にて二本の笛を吹き 音色捧げ 月の獣 ルナアーラに 感謝の気持ちを表す』
301>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:39:50.63ID:jhOveThv
アセロラ『どーお?知りたいことは書いてあった?これはアローラ地方に古くから伝わる伝承っていうかね』
アセロラ『カプ神達は実在するけど、月の獣ってのはアセロラちゃん見たことないからな~。どこまで事実でどこから作り話なのかわかんないけど』
ダイヤ「……………………!!」
ダイヤ「『なにもない空 突如として穴が開き 一匹の獣 姿を見せる』──そういうことだったのですか」
ダイヤ「この伝承こそが答え。つまり、あのウルトラビーストは…!」
ガラ
ルビィ「おねいちゃん、ココアいれてきたよ」
ダイヤ「ルビィ、わかったわ!ウルトラビーストと呼ばれたあのクラゲは名をルナアーラ!このアローラ地方の王で、カプ神達の主ですわ!」
ルビィ「ええええええええ!?なんでそんな結論になっちゃったの!?」
【コメント】あれのタイプを初見で見分けられたトレーナー0人説
ダイヤ「いいえ。タイプは──月光!」
ルビィ「ないよ、そんなタイプ!!」
興奮してて話が通じなかったから、そのままにしておくことにしたよ。
(勘違いしてるからって重大なミスにつながるようなことでもないし…)
302>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:45:44.75ID:jhOveThv
ジムオブカントー
コンパニオン『ジムオブカントーです!1,000円でチャレンジOKね!』
ダイヤ「!?」
ダイヤ「じ、ジムオブカントー…?」
コンパニオン『ここジムオブカントーですです!』ズイ
ダイヤ「ぅ」
コンパニオン『ファイト&トレジャー&レジャー、ベリーエキサイティングカフェ!』ズイ
ダイヤ「ぉ」
コンパニオン『ジムトレーナーみんな討ち取る!そしたらユーがカントーだ!』ズズイ
ダイヤ「わ、わたくしがカントー………???」
ダイヤ「はて、その、カントーというのがなんのことなのかわからないのですが……」
コンパニオン『1,000円でチャレンジOKね!』
ダイヤ「………っ…」
だいだいバッジを手に入れましたとさ。
303>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 09:54:38.31ID:jhOveThv
10番道路
おばあさん『ヌイコグマ達が逃げ出しちゃってねえ』
ダイヤ「まあ、それはいけませんわ!さっそくわたくしが捜して参ります、おばあさまはこちらでお待ちくださいな!」カチカチ
ダイヤ「ヌイコグマちゃーん、どこにいるのですか~」
もくたん ガサガサ…
ヌイコグマ『!』
ダイヤ「あらいました。よしよし、おばあさまがお捜しですわよ。一緒に…」
ヌイコグマ トトト…
ダイヤ「あら、行ってしまいました。お一人で大丈夫かしら…」
ヌイコグマ ヒョコ
ダイヤ「ここにも!さあ、おばあさまの元へ…」
ヌイコグマ トトト…
ダイヤ「………」
おばあさん『みんな見つけてくれてありがとねえ、このコ達がいなきゃあたしゃだめなんだよ』
ダイヤ「しずくちゃんが一番可愛いですけれどね」
ルビィ (だっこしたいならしずくちゃんだっこすればいいのに)
『もくたんは ちからのハチマキを 手に入れた!』
いやがるしずくちゃんを無理やりだっこするわけにはいかない、という主張に「身勝手」という感想が口をついて出かけたがなんとか抑え込むことに成功したルビィであった。
304>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:06:06.97ID:jhOveThv
『相手の エアームドは 倒れた!』
『エリュシオンは 30レベルに 上がった!』
ダイヤ「お。エリュシオンちゃんのレベルが上がったわ」
ダイヤ「ジムオブカントーでの連戦も含め、なんだかんだとウラウラ島に着いてからもバトル続きなのよね。おかげでみんなのレベルが上がっているのはいいことなのだけれど──」
『…おや?エリュシオンの 様子が…』
ダイヤ「!」
ルビィ「ぁ」
ダイヤ「し、進化!?進化しますか!?本当に!?」
ルビィ「ここまできたらほんとにすると思うよ」
ダイヤ「だってあなたこの間まだエリュシオンちゃんがわたくしに懐いていないだとかなんとか!!」ムキーッ
ルビィ「どうどう、おねいちゃん。大事なシーン見逃しちゃうよ」
305>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:13:22.83ID:jhOveThv
エリュシオン クルクルクル… シュワンシュワン…
………パァァァァ
ブラッキー『ブルルァッキャ!』
ダイヤ「ぉ…」
ダイヤ「おほぉぉぉおお~~~………っ」目キラキラ
ダイヤ「可愛い!!ねっ!?」
ルビィ「うん、かわいいけど、言語能力どうしたの?」
『ブラッキー げっこうポケモン』
『闇夜に 潜み 獲物を 狙う。襲いかかる 瞬間 身体の 輪っかが 鈍く あやしく 光る』
ダイヤ「げっこうポケモン…月光ポケモンですか……… …!」ハッ
──【コメント】善子ちゃんは夜に進化するやつが好きそう
ダイヤ「夜に進化するやつってブラッキーのことではないかしら!?」
ルビィ「だと思うよ」
『エリュシオンは 新しく おいうちを 覚えたい…』
ダイヤ「覚えましょう!!」カチカチカチ
めちゃくちゃにはしゃぐお姉ちゃんを見ながら、まあどれに進化しても大差なかったんだろうなって思いました。
306>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:30:42.57ID:jhOveThv
ヒガンバナ クルクルクル… シュワンシュワン…
………パァァァァ
コモルー『ウシュゥシュガァ!』
ダイヤ「むむむ…っ!?繭のような形態に進化しましたわ!?」
『コモルー にんたいポケモン』
『洞窟の 奥深くに 棲む。硬い カラの 中に 閉じこもり 空を 飛ぶ 日を 夢見ている』
ダイヤ「………」ジッ
──【コメント】タツベイの進化系は図鑑説明と合わせて1から進化させることを勧める
──『タツベイ 頭を 強く 打ちつける ことで 進化に 影響する 細胞を 刺激している という説も ある』
──ダイヤ「タツベイはなにか強い意志をもって進化を望んでいると──そう考えられるとは思いませんか?」
ダイヤ「……ふむ」
ダイヤ (つまり、タツベイに──ヒガンバナさんになにか『強い意志』があるとすれば、それは…空を飛ぶこと、なのかもしれない)
ダイヤ (戦闘にも飛行にも全く向いていないであろうこの形態になったことは、もしかしたらヒガンバナさんご自身としては不本意かもしれない。それでも、積年の遺伝子が辿り着いたこの進化に意味がないなんてことは有り得ない)
ダイヤ (次の──最後の進化をしたとき、あなたはきっと………)
ダイヤ グズ…
ルビィ「!? おねいちゃん、なんで泣いてるの!?」
『ヒガンバナは 新しく まもるを 覚えたい…』
ダイヤ「覚えましょう覚えましょう」ズビ カチカチ…
ルビィ (不思議な人だなあ…)
307>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:35:59.36ID:jhOveThv
しずく クルクルクル… シュワンシュワン…
………パァァァァ
キテルグマ『グモモァ…』
ダイヤ「──鳴き声が野太い!!?」ガーンッ
しずく『…』
ダイヤ (あっでも姿はとっても愛らしい…♡)
『キテルグマ ごうわんポケモン』
ダイヤ「ご、豪腕…ですか」
ダイヤ (ヌイコグマの頃から力はとても強かったようだものね。けれど旅を続ける中でパワーがあるのは長所にこそなれど短所となることはない)
ダイヤ (それにいくら力が強いとは言え、あくまでも戦闘の中での話。ヌイコグマの頃から苦楽を共にしてきたもくたんちゃんとの間には固く強い絆が──)
『すさまじい 怪力が 自慢。アローラ地方で もっとも 危険な ポケモンと 呼ぶ 人も 多い』
ダイヤ「」
『しずくは 新しく しめつけるを 覚えたい…』
ダイヤ「許しません」カチカチ
ルビィ「おねいちゃん!?許さないってなに!?」
『しずくは しめつけるを 覚えずに 終わった!』
308>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:42:11.77ID:jhOveThv
ヨハネ♡ クルクルクル… シュワンシュワン…
………パァァァァ
ジュナイパー『ジュアッパーッ!』バサッ
ダイヤ「! なんだか翼をはためかせる音が聞こえたわ!」
『ジュナイパー やばねポケモン』
『わずか 0.1秒で ハネを 番えて 敵を 撃つ。瞬きの 間に 勝負が ついている』
ダイヤ「か…かっこいい…!」
ダイヤ「森のスナイパーということね!瞬きの間に勝負をつける、その間わずか0.1秒…!なんとかっこいい、わたくしもそれくらい強くなれたら…」ポッ
ルビィ「そんなに強くなってどうするつもりなの」
『ヨハネ♡は 新しく かげぬいを 覚えたい…』
ダイヤ「かげぬい、ゴーストタイプの技なのね」フム
ダイヤ「…って、ヨハネ♡がゴーストタイプに変わっていますわ!?」ギョッ
ダイヤ「闇夜に紛れ暗黒から敵を討つ──漆黒のスナイパー、コードネームは『音なき亡霊』!ったはー、かっこよすぎますわぁ!!」キュンキュンッ
ルビィ「よしこちゃあ!!おねいちゃんに変な性癖うえつけたの許さないからねー!!」ガタッ
309名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/05/15(金) 10:43:03.53ID:KVduNjuX
【コメント】キテルグマに抱きつかれて亡くなった人がそれなりにいたりする。
310>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:49:44.60ID:jhOveThv
ダイヤ「…と、この道中、怒涛の勢いでみんな進化を重ねたわけだけれど」
ルビィ「まるで描写タイミング逃しちゃってたのをエリュシオンちゃんの進化にかこつけてさも演出の一貫で描きましたよ、ってゆうくらい怒涛の勢いだったね」
ダイヤ「ホウエン地方を旅している頃にもあったわね、怒涛の進化時期。やはりみんなこのくらいのレベルで成長期が訪れるということなのね」カチカチ
ルビィ「そうみたいだね」
ダイヤ「しかし、なんだかやたら進化と同時に技を覚えるコが多いわね。嬉しいことが重なるのは文句などないけれど」
ルビィ「それは、今回から進化技ってゆう仕様が追加されたからで──って、そんなこと知りたいわけじゃないよね。なんでもない」
ダイヤ「? そう」カチカチ
ダイヤ「進化したときに覚える技は、それぞれが自ら覚える技の中でも特にそのコにぴったりのもので、『これだ!』と思わされることが多いわね」
ルビィ「しずくちゃん…」
ダイヤ「威力が低かったので。それだけです。他意はありません」カチカチ
ルビィ「…」
他意はないとのことでした。
311>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 10:55:26.94ID:jhOveThv
スカル団『ヨーヨー!バス停はオレ達が頂くぜ!』
ダイヤ「は。バス停…?バスではなくバス停が欲しいのですか?」
スカル団『イカすぜ、このフォルム!持って帰って飾りたいヨー!』
ダイヤ「またあなた達は、…プルメリさんのご苦労が思いやられますわ」ハァ…
ダイヤ「持って帰るって、そんな大きなものをご自宅だかアジトだかまで運ぶ算段があるのですか?」
スカル団『なんだ~、止めようったってそうはいかねぇヨー!バス停だけにな!』
ダイヤ「上手いことも言えてませんが」
ダイヤ ヤレヤレ…
ダイヤ「例えばかくとうタイプの豪腕なポケモンに運んでもらうというのはいかがでしょう?お手伝いしましょうか、もちろんあなたがわたくしに勝てればの話ですがね──!」ニタァ
ルビィ「いやもうどっちが悪者かわかんないよ」
【コメント】キテルグマに抱きつかれて亡くなった人がそれなりにいたりする。
ルビィ「ほら、ほら。トレーナーの良識が疑われるようなことゆっちゃだめでしょ、スカル団さん亡くなっちゃうよ」
『スカル団の 下っ端との 勝負に 勝利した!』
312>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 11:00:42.82ID:jhOveThv
スカル団『覚えてろヨー!』スタコラサッサ
ダイヤ「口ほどにもない」パンパン
ククイ『おっ、もくたんじゃないか。今からホクラニ天文台に行くのかい?ちょうどよかった、俺も行くところだぜ。一緒に行こうか』
ダイヤ「あら、ククイ博士。それならばぜひご一緒しましょう。ちょうど今しがた、バスの発車を遮るものがなくなったところですので」
ククイ『ホクラニ天文台には古い知人がいてな、ちょっと頼み事をしにいくつもりなんだ。そいつに話をするときにもくたんにも聞かせてやるけど、……楽しいことを計画中なんだぜ』ニヤ
ダイヤ「! ほう…」ニヤ
ダイヤ「それはそれは。もったいぶるということは相応の内容なのでしょう、楽しみにしていますが」
ダイヤ「まずは、バスの旅を楽しむとしましょう」
ククイ『出発~!』
ブゥゥゥゥン…
313>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/15(金) 11:07:31.29ID:jhOveThv
現在のパーティ
ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV36 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ
かなた(ゲンガー)♀ LV33 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち
ヒガンバナ(コモルー)♀ LV31 いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく
エリュシオン(ブラッキー)♀ LV30 シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、かみつく、おいうち
しずく(キテルグマ)♀ LV29 もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし
モルフォ(ヨーギラス)♀ LV25 こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ
現在所持している道具など
316>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:06:36.42ID:7sGAKLLK
ホクラニ岳
マーレイン『やあ、久し振りだね。ククイ』
ククイ『よう!会えて嬉しいぜ』
ダイヤ「ククイ博士、こちらの方は?」
ククイ『紹介するぜ。彼は古い知人でマーレイン、キミ達が普段使っているパソコンの預かりシステムの管理人であると共に、このホクラニ天文台の所長も務める凄い男だ』
マーレイン『やめてくれよ、そんな大袈裟な紹介をされるような者じゃないだろ』
ククイ『とまあこの通り、とても謙虚な奴でね!』
ダイヤ「パソコンの…!ホウエン地方ではマユミさんが管理をされていたけれど、なるほど、アローラ地方とで管理が異なっているのね。当然といえば当然のことですか」
ダイヤ「いつも利用させていただいており、大変お世話になっております。ポケモントレーナーのもくたんですわ」ペコ
マーレイン『こちらが、キミが話していた島巡りの?』
ククイ『うん、もくたんだ。若いのにガッツがある凄まじいトレーナーだぜ』
マーレイン『そうか。会えて光栄だよ』
ダイヤ「そんなそんな。まだまだ若輩者ですわ」
317>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:18:12.65ID:7sGAKLLK
ククイ『………………それで本題に入ろうか。実はな、このアローラ地方にもポケモンリーグを設立することを計画しているんだ』
ダイヤ「!」
マーレイン『ポケモンリーグ?本気か?』
ククイ『もちろん本気さ、俺が冗談を言ったことがあるかい?』
マーレイン『だから厄介なんだよ… それで?』
ククイ『年々、少しずつだけどアローラ地方で島巡りに挑戦する若いトレーナーは増えてきている。島巡りを達成するだけでも充分に凄いことだが、その最後に自分の成長をしっかりと感じる場があってもいいと思ったのさ』
ククイ『もちろん島巡りと直接の関係はない、挑むのは自由だけどな。でも、どうだ?もくたんだったら絶対に挑みたいだろ?』
ダイヤ「ポケモンリーグというと、あのポケモンリーグのことですわよね?別格の四人のポケモントレーナー、そしてひときわ強大なチャンピオン、計五人との激しいバトル…」
ダイヤ「ああ、思い出しただけでも胸の躍動が思い出されます…」
ダイヤ「…ええもちろん!島巡りの果てになにがあるのかなど考えたこともありませんでしたが、再びポケモンリーグが待つというのならば是非もない。この不肖もくたんがアローラ地方ポケモンリーグ最初の制覇者となりたい!!そう思います!」
ククイ『………ほらな』ニカッ
マーレイン『やれやれ…確かに、キミが応援したくなるトレーナーみたいだな』
マーレイン『いいさ、わかった。奥でもっと詳しい話を聞くよ』
ククイ『さすが、キミは話がわかる奴だぜ』
318>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:23:16.84ID:7sGAKLLK
マーレイン『そうだ、もくたんくん。キミにこれをあげよう』
『もくたんは ハガネZを 手に入れた!』
ダイヤ「………えっ!?Zクリスタルですか!?」
マーレイン『一応、僕が管理を任されているんだけどね。バトルで奪えなんて言えるほどの腕前があるわけでもないから、会えたトレーナーには渡すようにしてるんだ』
ダイヤ「そ、そうなのですか…これまで一つひとつ苦労の末に手に入れてきたものだから、少し戸惑ってしまいますが…」
ダイヤ「ありがたく頂戴いたします」
マーレイン『ちょっといいか?』スッ
ククイ『もちろんさ』
ダイヤ「?」
マーレイン『よく見ておくんだよ、一回しかやらないからね。………恥ずかしいから』
ダイヤ「あっ」
マーレイン スー
マーレイン カン! カン!
マーレイン ガキン!
ダイヤ「おおっ、なんだかとってもはがねタイプらしく重厚なポーズ!」
ダイヤ「ありがとうございます、大切に使わせていただきます!」
319>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:29:40.50ID:7sGAKLLK
ダイヤ「ククイ博士とマーレインさんはより具体的なアローラリーグのお話をなさるとのことで、天文台へ入ってしまいました」
ダイヤ「『下の草むらで新しいポケモンでも探してくるといい』とのお言葉に甘えてみたわけだけれど」
メテノ『…』フワフワ
ダイヤ「なにかしら、このポケモンは。隕石?」
ルビィ「科学館でこうゆうの見たことあるね」
ダイヤ「あるわね。名前とレベル、HPもあるのだからポケモンで間違いないとは思うけれど、いささか攻撃するのが躊躇われる姿ね」
ルビィ「じゃあ攻撃しないで捕まえちゃおう!」
ダイヤ「そういう問題では」
ダイヤ「ま、やるだけやってみましょうか。さすがにレベルも30付近とあっては一度の攻撃も加えないまま捕まるというようなことは」カチカチ
『やったー!メテノを 捕まえたぞ!』
ルビィ「捕まっちゃった」
ダイヤ「捕まっちゃいましたわ」
321>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:39:58.43ID:7sGAKLLK
もくたん トコトコ…
『おーい、そこのトレーナー!ポケモンバトルをしようじゃないか!』
ダイヤ「!? だ、誰ですか!?」バッ
ダイヤ「す、姿が見えない…確かに声がしたと思ったのに。気のせいだったかしら…」
『ゴルファーが 勝負を 仕掛けてきた!』
ダイヤ「気のせいではありませんでしたわ!!」ンマーッ!
ダイヤ「このわたくしに気取られることなく勝負にもつれ込ませるとは、相当な手練れ…!もくたんちゃん、相手のポケモンばかりではなくトレーナーの気配にも注意しておくのよ!」
ルビィ「世界観ちがくない?」
『ゴルファーとの 勝負に 勝利した!』
ダイヤ「…ふぅ、結局最後までトレーナーが奇襲を仕掛けてくるというようなことはなかったわね。それは一安心だけれど、それならば一体トレーナーの方はどこに…」
<ポケモンバトルは狙ってホールインワン!とはいかないなぁ~
ダイヤ「どこから勝負を仕掛けてきていたのですか!!」
322>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:44:03.73ID:7sGAKLLK
ベテラントレーナー『お。キミ、この辺のトレーナーみんな倒しちゃったんだ。やるね』
ダイヤ「ええ、なんとか。あなたは…」
ベテラントレーナー『じゃせっかくだし僕ともやる?もし僕に勝てたら、ちょっとしたプレゼントをあげるよ』
ダイヤ「ほう、それはなんとも自信ありげな。ぜひお手合わせ願いましょう」
ベテラントレーナー『気を抜かないでね!』
ダイヤ「あなたこそ!」
『ベテラントレーナーが 勝負を 仕掛けてきた!』
『ベテラントレーナーは ペルシアンを 繰り出してきた!』
もくたん『行っておいで!しずく!』
しずく『グモモァ…』
ダイヤ「ペルシアンはあくタイプだったはずね。それならばこちらの有利な対面、しずくちゃん!」カチカチ
323>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:50:46.05ID:7sGAKLLK
『相手の ペルシアンは 倒れた!』
ダイヤ「危なげなくまずは一匹!」
『ベテラントレーナーは アブソルを 繰り出してきた!』
ダイヤ「アブソル…さくらうちさん…」
ルビィ「おねいちゃんおねいちゃん!別、別の個体だから!胸はってさくらうちさんに会うためにもしっかり勝たなくちゃ!」アセ
ダイヤ「おっと、いけないいけない。そうね、他のアブソルに後れを取ったなどとあっては、さくらうちさんに合わせる顔がないもの」
ダイヤ「幸い続く二匹目もあくタイプ」
しずく『…』
ダイヤ「体力もまだまだ余裕があるしずくちゃんならば難なく相手取れるわね。続けて行くわよ!」
ダイヤ (恐らく先手は譲ることになるけれど、特性のもふもふもあるし、あくタイプの技は効果今一つ。不意のかくとう技でも飛んでこない限りは…)
324>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 11:55:47.25ID:7sGAKLLK
ベテラントレーナー カットイン!
ダイヤ「……………………………え?」
ルビィ「ぇ」
ベテラントレーナー ウォォォ…
ベテラントレーナー ガァッ
ダイヤ「は、い…?」
ブ ラ ッ ク ホ ー ル イ ク リ プ ス
ダイヤ「うっ…そ、でしょう!?」ガタッ
ルビィ「ぅゎ、そうなんだ…」
アブソル ズォ
アブソル ズォォォォッ…
ブラックホール グパァ
しずく ヒュイーン…
ダイヤ「しっ、しずくちゃん…!!」
ボァァァァ………ンッ
325>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 12:01:19.64ID:7sGAKLLK
しずく『…』
ダイヤ ハー……ハー……ハー……
ダイヤ「しずくちゃん」
『しずくの かわらわり!』ブンッ
『効果は 抜群だ!』
『相手の アブソルは 倒れた!』
ルビィ「あ、でもあっけなく勝っちゃうんだ」
ダイヤ「まあ、効果今一つということはアクZだったのでしょうし。かわらわりは効果抜群ですし。しずくちゃんは強いですし」
ダイヤ「しかし、まさかこんなところでZワザが飛んでくるとは思わなかったわ」フー…
ルビィ「油断しちゃだめってことだね」
ダイヤ「ええ。とてもいい教訓になりました」
ベテラントレーナー『いい勝負だったよ!』
『もくたんは わざマシン95 バークアウトを 手に入れた!』
ダイヤ「…」
ルビィ「アクZじゃなかったね、ごほうび」ポン
ダイヤ「そ、そこまでは期待していませんでしたもん!!」///
326名無しで叶える物語(SIM)2020/05/16(土) 12:11:53.34ID:wxsEUtaC
【コメント】バークアウトって実は昔はレア技だったんだゾ
328>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 12:21:41.00ID:7sGAKLLK
【コメント】バークアウトって実は昔はレア技だったんだゾ
ダイヤ「へ、そうなのですか?」
ルビィ「うん。あれ、なんだったっけなあ」
ルビィ「覚えるポケモンがすごく少ない技だったような気がする」
ダイヤ「ふうん…?」カチカチ
『わざマシン95 バークアウト』
『まくしたてる ように 怒鳴りつけて 相手の 特攻を さげる』
ダイヤ「威力は低めだけれど、なるほど、相手のとくこうを下げる…ですか。あく技ならばエリュシオンちゃんに覚えてもらえのも手かしらね」
ルビィ「ブラッキーはバークアウト積むことよくあると思うよ」
ダイヤ「そう。とくぼうは高いし、ちょうどいいかもしれないわね。覚えさせておきましょう」カチカチ
『エリュシオンは かみつくの 使い方を きれいに 忘れた!』
『エリュシオンは 新しく バークアウトを 覚えた!』
ダイヤ「よし」
ダイヤ「……ところで『積む』とは?」
ルビィ「ああああ間違えた!なんでもない!なんでもないから覚えないでそんな言葉!!」
329>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 12:28:18.18ID:7sGAKLLK
ホクラニ天文台
ダイヤ「ただいま戻りましたわ」
マーマネ『誰…?』
ダイヤ「えっ」
マーマネ『…』ソワソワ
ダイヤ「ああいえ、すみません、知り合いが先に中へお邪魔しているのでついわたくしも気軽に入ってしまいましたが、ええと…………ん?」
ダイヤ「あらあなた、マーマネさんではありませんか。フェスサークルで何度かお世話になりましたよね、もくたんですわ」
マーマネ『……あ、もくたんさん…』
ダイヤ「ええ、ええ。もくたんです。こんなところでお会いするとは奇遇ですが、確かマーマネさんは機械にお強いとのことでしたものね。もしかして天文台のセキュリティシステムの担当でもなさって…」
ククイ『お、来たかもくたん』ヒョコ
マーレイン『ん?マーくんと知り合いだったのかい?』ヒョコ
ダイヤ「マーくん。ああ、マーマネさんのことでしょうか。はい、これまでに何度かお話ししたことがあって、奇遇ですねと話していたところで…」
ククイ『なんだ、知り合いならちょうどいいな!もくたん、デンキの試練を受けていくだろ?』
ダイヤ「へ?受けられるのならば、はい、もちろん受けますが…え?ここで受けられるのですか?」
マーレイン『それはいいね。僕たちも見届けさせてもらうよ、新キャプテン初のデンキの試練。頑張ってね、マーくん』ポン
ダイヤ「………………へ…」
マーマネ『マーさんが見てるなら、ぼく、頑張れるよ…!』
ダイヤ「……えぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!?」
続く…
330>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 12:33:08.15ID:7sGAKLLK
現在のパーティ
ヨハネ♡(ジュナイパー)♀ LV36 しんりょく
あやしいかぜ、はっぱカッター、こうごうせい、ついばむ
かなた(ゲンガー)♀ LV33 のろわれボディ
さいみんじゅつ、シャドーボール、のろい、ふいうち
ヒガンバナ(コモルー)♀ LV31 いしあたま
ドラゴンクロー、まもる、ずつき、かみくだく
エリュシオン(ブラッキー)♀ LV30 シンクロ @ノーマルZ
リフレッシュ、でんこうせっか、バークアウト、おいうち
しずく(キテルグマ)♀ LV29 もふもふ @カクトウZ
かわらわり、がんせきふうじ、つぶらなひとみ、しっぺがえし
モルフォ(ヨーギラス)♀ LV26 こんじょう @イワZ
すなあらし、いやなおと、なしくずし、いわなだれ
現在所持している道具など
331>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/05/16(土) 12:37:59.50ID:7sGAKLLK
デンキの試練 先鋒 >>332
※ 上記六匹から指定。
参考、デンキの試練の相手
ぬしトゲデマル♂ LV33 ぼうぎょ+2
@オボンのみ
エアームド♂ LV32 *
デデンネ♂ LV31 *
*…仲間呼びでどちらかが乱入
なお、ぬしポケモンとのバトルの前に野生ポケモンとの戦いが二回あります。
エレキッド(LV29)、エレブー(LV30)
332名無しで叶える物語(SIM)2020/05/16(土) 12:39:27.97ID:wxsEUtaC
ヨハネ
333名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/05/16(土) 12:49:07.71ID:v0H90/47
地ならしないのちょっときつそう