63>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:10:49.34ID:Chg2dV/w
鞠莉「味方?なんで?」
果南「いや、なんでっていうか言い出したの鞠莉じゃん」
鞠莉「ホワ~?そうだったかしら」
果南「相変わらず適当だなあ、もう」
鞠莉「だってマリーと果南よ。ダイヤが十人で束になってかかってきても負けっこないわよ」フフン
果南「それは(PP切れで)負けると思うよ」
果南「ま、私もやれるんならダイヤともルビィともやりたいけどさ。あんなに正面から啖呵切られちゃ、善子を無視するわけにはいかないってもんだよ」ニィ…
鞠莉「あー…」
鞠莉 (思い出した思い出した。なんかこの面倒くさそうなモードに入ってたから適当に折衝案を出して流したんだったわ)
64>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:13:37.19ID:Chg2dV/w
鞠莉「私、昨日なんて言った?」
果南「だからこっちと向こうで人数合わせてチーム戦やろう、って」
鞠莉「oh. そうだったわね。ってことはダイヤが強いコ引き抜いちゃう前にマリーの方に抱き込んどかなくちゃいけないってわけね!」
果南「ま、そういうことになるよね」
鞠莉「それで、誰がいいのかしら?」
果南「さあ?」
鞠莉「…」
果南「…」
…………完!
65>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:16:34.83ID:Chg2dV/w
鞠莉「完!じゃなくて!」
鞠莉「ちょっとちょっと、誰を引き抜くか決めないと動けないじゃない。しっかりしてよ果南」
果南「そんなこと言われても、私このメンツ以外に誰がポケモンやってるかすら知らないし…っていうかポケモンやってる子なんか他にいるのかな?」
鞠莉「いないと提案倒れなんだケド…」
鞠莉「マ、いいわ。やってなければ始めさせればいい、とにかくこういうときは行動あるのみよ!Let's go!」
果南「そこまでするくらいなら私一人で蹴散らすんだけどなあ…で、誰のとこに行くの?」
鞠莉「そうねえ、」
誰のとこに行くの? >>67
66名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/19(水) 21:18:14.83ID:qDU4qaxo
まるちゃあ
67名無しで叶える物語(SIM)2020/02/19(水) 21:18:45.90ID:hT+J82CQ
ライトニングウォール・リリー
68>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:29:18.12ID:Chg2dV/w
果南「で」
『桜内』
ピンポーン
鞠莉「梨子~、あなたのマリーよ~」
果南「梨子ちゃんになったんだ」
鞠莉「ウン。一番近いんだもの、ダイヤに先越されないように攻められるとこから攻めていかないとね!」
果南 (目と鼻の先にチカん家あるけど、これ梨子ちゃん上手く誘えたら次は…ってつもりなのかな?)
梨子「はーい」ガチャ
梨子「珍しいですね、お二人がウチに来るなんて」
鞠莉「たまには自分の足で友達の家を訪ねてコーユーを深めないとって思ってね!」
果南 ハハ…
梨子 (あ、これなんか厄介事持ってきた感じだなあ…)
梨子「…とりあえず、入りますか?」
鞠莉「yes!お邪魔しマース!」
果南「失礼しますっと」
69>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:35:28.05ID:Chg2dV/w
梨子の部屋──
梨子「決闘!?」
鞠莉「そうなのデース…愛する善子を奪い合って、とうとうマリーとダイヤはお互いの命をかけて決闘することに──」
果南 ギュウゥッ
鞠莉「イタタタダダダダうそうそうそ!嘘デース!ジョーダン、ジョーダンよ果南!」バシバシ
果南「ダイヤに先越されないようにさくさく進めるんだよね?」ニコッ
鞠莉「イエース、イエース……だから落ち着いて果南、つねるのはよくないわ」フーッ
梨子 (この二人は…)
梨子「それで、決闘っていうのは…?」
70>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:40:55.88ID:Chg2dV/w
鞠莉「梨子もダイヤが Ω-ruby
にお熱なのは知ってるわよね」
梨子「え?えーと…オメガ…?」
果南「ポケモンだよ。ポケモンのゲーム」
梨子「ああ、この間見せてもらったひかりのかべのやつですね。知ってますよ」
果南「ダイヤに突然巻き込まれたみたいで、災難だったね」
梨子「あはは…驚きましたけど、楽しかったからいいかなって思ってますよ。あんなにはしゃぐダイヤさん初めて見ましたし、ぐっと仲良くなれた感じがしますし」
果南「ん。ゲームは友達と仲良くなるにはもってこいのツールだよね」
梨子「ですね」クスッ
鞠莉 (『ひかりのかべのやつ』…?) hmm...??
71>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:46:05.45ID:Chg2dV/w
鞠莉「今度、ダイヤと Pokemon battle
をすることになったのよ!」ズイ
鞠莉「果南はマリーの味方で、ダイヤにはルビィと善子がついてるの!それでね、ぜひ梨子にもマリーと一緒に戦ってほしいなと思ってお誘いにきたのよ!」ズズイ
梨子「け、決闘ってそういうことですか!?ケンカじゃないならそっちの方が全然いいですけど…ポケモンバトル、ですか」
鞠莉「どう!?楽しそうでしょ!?」
梨子「それはまあ、楽しそうですけど。私、昔アニメ観てたくらいで、ポケモンのゲームってやったことありませんし、役に立たないと思いますよ」
鞠莉「フフン…♪そこは、心強~いバケモノがいるからダイジョーブよ」ササッ
果南「誰がバケモノだよ」
72>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:48:36.99ID:Chg2dV/w
梨子「果南さん、ポケモンに詳しいんですか?」
果南「うん、詳しいよ」
梨子 (おお…ここまで明言できるのは凄い…)
果南「なにを隠そう、メガガルとドーブルで小学生泣かせたほどの腕前だからね」
鞠莉「あれ果南だったの!?」
果南「いや伝わるんかい」
梨子「詳しいかどうかはともかく、それを自慢気に言うのは誉められた行いではないんじゃないかと…」ヒキ…
果南「ごめん、嘘ついた。私そんなことしてないから引かないで。お願い」
73>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 21:58:25.80ID:Chg2dV/w
果南「まあつまり、私がきちんと鍛えるから心配しなくていいよってことだよ」
鞠莉「ね、どう!?一緒にダイヤのことボコボコにしましょーよー梨子~~」スリスリ
梨子「だ、ダイヤさんをボコボコにしたいって思惑は私にはないんですけど…」
梨子「でも、はい、それならいいですよ。楽しそうなので混ぜてください」
鞠莉「really!?ヤッターーーーー!!」
梨子「私でも役に立てたらいいんですけど」
果南「そこは大船に乗ったつもりでいてよ。私が最強のトレーナーにしてあげるからさ」
梨子「ふふ…お手柔らかにお願いしますね」
鞠莉「梨子、get だゼーーー~~~!」ブイッ
果南「じゃ沼津行こっか」ヨイショ
梨子「な、なんでですか!?」
果南「え?3DSとソフト買いにいかないと」
鞠莉「善は急げデーーース!マリーがぶっ飛ばして連れてくわよ~♪」
梨子「えええ~~~~………!?」
鞠莉陣営:梨子が参戦!
74>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/19(水) 22:55:13.73ID:Chg2dV/w
次は鞠莉陣営とダイヤ陣営どちらがいいですか?
75名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/19(水) 23:03:33.43ID:qDU4qaxo
順番ってことでダイヤがいいかな
76名無しで叶える物語(SB-Android)2020/02/19(水) 23:19:42.61ID:sS4m7kWr
切りが良いので、一方その頃みたいな感じでダイヤ陣営。
78名無しで叶える物語(たこやき)2020/02/20(木) 08:50:08.27ID:qI6tYBCA
小学生泣かせるとか大人げない水ゴリラずら
79名無しで叶える物語(SIM)2020/02/20(木) 21:26:55.79ID:YQAqvn+D
どくどく
82名無しで叶える物語(SIM)2020/02/21(金) 11:28:10.89ID:EayRym3/
メロメロ
83>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 19:56:37.50ID:r5uxgxhh
ダイヤ陣営
誰のとこに行きますか? >>85
84名無しで叶える物語(SIM)2020/02/21(金) 20:00:56.43ID:9jACHQh5
1年生コンプ?わいわいわい?
85名無しで叶える物語(邪馬台国)2020/02/21(金) 20:02:14.93ID:IKIji044
花丸
86>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:16:03.22ID:r5uxgxhh
ダイヤ「言うまでもないことですが、ここの選択は非常に重要ですわよ」
ダイヤ「先にも確認した通り、あちらの陣営が二人から開始しているのに対しこちらは三人からの開始。誘える味方は一人か、多くても二人」
ダイヤ「今でも充分に強力な布陣でこそあるものの、ここで加わる一人によっては揺るぎないほどの磐石さをも手に入れられるのですから──」キリッ…
善子「キリッじゃないわよ!しょっぱなから函館姉妹に電話するとかいう珍プレーでスタートダッシュ失敗してるんだから、かっこつけてないで早く行く!」
ダイヤ「ふぇぇ」
ルビィ「おねいちゃん、あれあれ!ルビィの赤のマフラー取って!」
ダイヤ「あっはい待ってちょうだいね」ササッ
善子「そもそも誰誘うかなんてラインでも電話でも話せたんだから決めとくべきだったわ、絶対マリ達もう動いてるってば!」
ルビィ「おねいちゃん、ちょっと!このブーツ難しいからひもむすんで!」
ダイヤ「よりによってなぜこれを履くのですか、もう」ムギュムギュ
善子「この場面で姉を使いっ走るなー!妹に使いっ走られるなーー!!」
87>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:22:41.13ID:r5uxgxhh
移動中…
善子「ってか私達がずら丸んとこ行くより、来てもらった方がよくない?どうせ話がついたらまたダイヤん家に戻るんでしょ」テクテク
ダイヤ「それはそうですが、用件があるのはわたくし達なのだから出向くのが筋というものでしょう」テクテク
ルビィ「それにもしことわられちゃったら、はなまるちゃんにむだ足踏んでもらうだけになっちゃうもんね」テクテク
善子「…断られると思う?」
ダイルビ「「うーーーん………」」
ダイヤ「オメガルビーを観るのは楽しそうにしていらしたように思うけれど。もくたんちゃんとも仲良しになっていたし、好きな…技…も、できたようだったし」
善子 (どくどくか)
ルビィ (どくどくかぁ)
88>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:28:25.90ID:r5uxgxhh
ルビィ「でもみてて楽しいのとやって楽しいのとって全然ちがうよね」
善子「そう?例えば?」
ダイヤ「スポーツなどが代表的ではありませんか?ワールドカップやオリンピックなどは観ても、だからといってその競技をやりたいかはまた別でしょう」
善子「私観ないけど」
ダイヤ「知りませんわよ」
ルビィ「あー、あれ。スマブラとか」
ダイヤ「スマブラ?」
ルビィ「よしこちゃんがやってるのみて面白そうだなーって思ってやってみたけど、全然面白くなかったよ」
ダイヤ「ああ、あのルビィが一秒でやめたと言っていたゲームね」
ルビィ「なんか始まったらすぐよしこちゃんがババババってやってきて負けたからつまんなかったもん」
善子「そういうゲームだし…」
89>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:36:58.15ID:r5uxgxhh
善子「ってかそういう話なら、そもそもあの子にゲームさせようってのがまずハードル高いのかしら」
ダイヤ「あー…」
ルビィ「どくどく一回使うのにボタン押すだけでもすごく慎重になってたもんね」
※ 対ゲンジ戦
善子「それこそスマブラみたいに操作技術が物を言うゲームじゃないんだし、慣れれば普通にできそうな気はするけど」
ルビィ「やろうって思うかなあ。苦手なことを」
ダイヤ「一緒に遊びたい気持ちはあるけれど、無理を言うのはなしにしましょうね。隣で応援していてくださるだけでも充分に心強いし楽しんでもらえるはずですから」
ルビィ「また勝手にボタン押しちゃわないようにお願いしとかないとね!」
善子「対戦中にそれやられたら手が出る可能性もあるわ」
ルビィ「よ、よしこちゃんの隣には座らせないようにしようね…」
ダイヤ「そ、そうね…」
90>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:43:23.81ID:r5uxgxhh
国木田之寺
花丸「うん、やる!」
ダイヤ「んま」
花丸「わあ、嬉しいなあ。Aqoursのみんなで遊ぶの楽しみだなあ」
善子「その、わかってる?ゲームよ?ピコピコよ?鬼ごっことかじゃないわよ?」
花丸「わかってるずら。ぶっぶさんがどくどくしたりマルがほうでんしたりするやつでしょ。ポケモン!」
ルビィ「はなまるちゃんが…わかってる…!」
ダイヤ「その反応も大概失礼だとは思いますが…」
善子「あなたも似たような感覚でしょ」
91>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:49:59.15ID:r5uxgxhh
花丸「もー、みんなして失礼しちゃうずら。おらだっていつまでもからくりに疎いままじゃないんだから」
善子「いやもうその言い方が古い。やばい」
ルビィ (からくり…?)
ダイヤ「で、では、ポケモンのゲームで鞠莉さん達と勝負するのに味方になってくださると、その認識で間違いありませんか?」
花丸「うん。よろしくお願いしますっ」
善子「言質は取ったわよ。『電子機器使うならやめるずらぁ!』とか言い出しても聞かないからね」
ルビィ「二人ともはなまるちゃんのことなんだと思ってるの…」
92>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 20:57:30.83ID:r5uxgxhh
花丸「ふっふっふ…」
善子「ずら丸は確保したわね。あと一人行ってみる?」
ダイヤ「そうですわねえ。鞠莉さん達の方がどうなっているのか知りたいところですが、直接訊くのは憚られますしね…」
花丸「ふっふっふ」
ルビィ「鞠莉ちゃんと果南ちゃん以外のみんなに連絡してみたらいいんじゃない?」
ダイヤ「それは名案かもしれませんわ。今身の振り方がわかっていないのは、えー…あら、偶然にも二年生の三名ですか」
花丸「ふっふっふ!」
善子「じゃ私はリリーに連絡するわ」
ルビィ「ルビィは曜ちゃん~」
ダイヤ「ではわたくしは、」
よしルビ「「千歌/ちゃん」」
ダイヤ「声を揃えて言われなくてもわかっていますわよ!」
花丸「ふーっふーっふーーー!!」
善子「あんたどうしたの、さっきから」
花丸「聞こえてるなら無視しないでほしいずら!」
93>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:05:48.08ID:r5uxgxhh
花丸「実はね、こんなこともあろうかと」ゴソゴソ…
ルビィ「えっ」
善子「まさかあんた…」
ダイヤ「すでにオメガルビーを…!?」
花丸「じゃじゃーーーん、じいちゃんに最新のやつを買ってもらったずらーーー!」っゲーム機
ダイよしルビ「「「おおおおおおっ!!!」」」
よしルビ「「…………おお…?」」
花丸 っPSP バーーン!!
ダイヤ「なんとっ、素敵ですわ花丸さん!まさにわたくし達の救世主!共に戦う運命を感じ取ってくださっていたというのですね!」
花丸「よせやいずら。毎日こうやってボタンを押す練習もしてるんだよ、ほら。おらにかかれば○ボタンだってこんなに簡単に…」プルプルプル……ポチ
ダイヤ「押せてる!押せていますわ!だってほらご覧ください、へこんでいますもの!素晴らしい努力の結晶ね花丸さん!…はて、ところで○ボタンとな…?」
94>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:08:09.74ID:r5uxgxhh
善子「ずら丸」ポン
ルビィ「はなまるちゃん」ポン
花丸「ずら?」
善子「とりあえず沼津行くから、おじいさんからレシート貰ってきなさい」
ルビィ「それとねはなまるちゃん。電源つけてソフト入れないと、それただの○ボタン押すだけの機械だよ」
花丸「ずら??ずらぁぁぁぁ………???」
ダイヤ「…??」
よしルビ ((大丈夫かこのチーム…))
ダイヤ陣営:花丸が参戦!
95>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:11:41.96ID:r5uxgxhh
鞠莉陣営
誰を誘いますか? >>97
97名無しで叶える物語(SIM)2020/02/21(金) 21:16:22.49ID:V1uWaE/x
千歌
98>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:19:55.91ID:r5uxgxhh
十千万
美渡 志満
┏━━━━━━┓
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━┛
千歌 鞠莉 ドン…!
鞠莉 キッ…
美渡「…」
志満 ニコ…
千歌「…」モゾモゾ
志満「お話とはなんでしょうか、小原さん」
鞠莉「ハイ」
99>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:28:52.96ID:r5uxgxhh
鞠莉「タントーチョクニューに言います」
鞠莉「千歌さんに、game を買い与えさせてくだサイ!!」
千歌「………っ!」
美渡「ゲームをねえ」
志満「…学生の間はお友達と存分に遊んでほしいという思いは私にもあります。イヤイヤ言いながらなんだかんだ忙しいときには旅館も手伝ってくれて、できるだけ好きにさせたいとも思っています」
志満「ですが、欲しがるものをみんな買って与えるというのは、我が家の教育方針とは噛み合わない部分がありまして。妹にはお小遣いもあげているので、限られたお金をやりくりする能力も培ってほしいんです」
美渡「ってかチカ、志満姉に頼らなくても小遣い足りるだろ」
千歌「え、や、チカはなんてゆーか、鞠莉ちゃんになにも聞かされてなくて…」??
100>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:33:03.73ID:r5uxgxhh
美渡「…?そうなの?チカがゲーム欲しいから志満姉にねだろうって言ったんじゃないのか?」
千歌「ううん、違うよ。さっき鞠莉ちゃんが表に来てるって連絡くれたから迎えに出たら、そのままこんなことに…」
志満「…あの…つまり…?」
鞠莉「ハイ。千歌さんに game を買い与えてもいいかどうかを確認しておきたくて」
志満「んん…ですので、千歌と遊びたいと言ってくれるのは嬉しいんですけど、だったら持ってないゲームを買い与えるということではなく、できることで遊んでほしいというか──…………ん…?」
美渡「買い、与えても…いいか……?」
鞠莉「マリーがちかっちに game を買ってもいいですか!!」
しまみと「「えええええええ!!??」」
101名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/21(金) 21:36:30.26ID:/DBhiSTD
それは予想外過ぎてダイソウゲン
102>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:36:49.10ID:r5uxgxhh
千歌「ど、どういうこと!?なんで鞠莉ちゃんがチカにゲーム買ってくれるの!?ニンテンドー!?」
鞠莉「ニンテン…?」
鞠莉「それは知らないけど、マリーがどーしてもちかっちとやりたいの!Pokemon を!」
千歌「ポケモン!?ダイヤさんがやってるやつ!?」
鞠莉「そう!あれでダイヤ達と battle することになったから、ちかっちにマリーの味方になってほしいのよ!」
千歌「!? !? ちょっと待ってあんまり話についていけてないかも!!」
鞠莉「うるせェ!!!!やろう!!!!」ドン!!!
美渡「ぽ、ポケモンなら私も持ってますけど…」
鞠莉「very old なので役に立ちまセーン!!」
美渡「意味なく傷つけられた!!」ガーンッ
103>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:43:14.16ID:r5uxgxhh
志満「わかった、わかりました。いえ…いまいち意味はわかりませんけど」
鞠莉「! 認めていただけますか?」
志満「認めません」
Σ 鞠莉「なっ…」ガンッ
志満「当たり前です。チョコやアメならまだしも、ゲームなんて高額なものを人様から買ってもらうようなことをしては、それこそ妹の価値観に大きな影響を与えてしまいます」
鞠莉「でもっ、それは私のワガママで──」
志満「そうですね。普段千歌ちゃんによくしてくださるとはいえ、人様のワガママは聞けません」
鞠莉「そんな…」
志満「だから、千歌ちゃん」
千歌「ほぇ…なに?志満姉」
志満「ワガママは、あなたが言いなさい」
104>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:48:43.48ID:r5uxgxhh
志満「小原さんが一緒にやろうって誘ってくれて、そのゲームを千歌ちゃんは持ってなくて。もし買ってほしいと思っているなら、きちんと私に言いなさい」
志満「ただし、もちろんその分たっぷりお手伝いしてもらうけどね」
千歌「…! ほ、欲しい!チカ、鞠莉ちゃん達と遊ぶためにゲーム買ってほしい!お願いします志満姉、ちゃんとお手伝いするから、ゲームを買ってください!」ペコッ
志満「よく言えました。いいわよ」ニコッ
千歌「ほんとに!?やったーっ!」
鞠莉「エ?エ??買ってくださるんですか?」
志満「ええ。可愛い末っ子にワガママを言われちゃ、ダメなんて言えませんから。交換条件を呑むので精いっぱいですよ」
鞠莉「ほ、ホワ……??」キョトン…
志満「うふふ…さて、少し待っていてくださいね」スタスタ
105>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:52:38.70ID:r5uxgxhh
志満「はい」っお金
千歌「へへえ~、ありがとうございます!」
鞠莉「このまま沼津まで連れていってもいいですか?」
志満「随分と急ぐんですね。いいですよ」
千歌「わーいっ、鞠莉ちゃんとお出かけー!」
志満「迷惑かけないのよ」
千歌「わかってるー!行こ、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「ええ。果南と梨子も待たせてあるから」
千歌「そうなの!?みんなでお出かけだ~!行ってきまーす!」タタタ
志満「はい、行ってらっしゃい」
鞠莉「あの、ありがとうございます」
志満「いいえ。いつも千歌ちゃんと仲良くしてくださって、こちらこそありがとうございます。よろしくお願いしますね」
鞠莉「ハイ!」
鞠莉「ちょっと待ってよちか~っち~!」タタタ
106>>1 ◆1Y9DDrqNbw (しうまい)2020/02/21(金) 21:56:52.07ID:r5uxgxhh
美渡「末っ子に甘いな~」ヌッ
志満「あら美渡ちゃん。いつの間にかいなくなっちゃって。小原さん帰っちゃったわよ」
美渡「いいなー、チカばっかり。志満姉、私部屋にコンポ置きたいんだけど」
志満「お給料を貰ってるんだから自分で買ってください」ニコニコ
美渡「ちぇー、なんだよー!次女にも甘くなってくれていいじゃんか~」
志満「うふふ…」
志満「美渡ちゃん。私からお金は渡しておいたから、それは自分のお財布にしまってきなさい」ポン
美渡「ギクッ!!…いや、これは、コンポ買いにいこうと思って取ってきただけだし…」
志満「あらそう。チェックインが始まるまでには帰ってきてね」スタスタ
美渡「………はぁぁ…敵わないなあ」ポリポリ…
鞠莉陣営:千歌が参戦!
108名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/21(金) 22:01:39.26ID:/DBhiSTD
乙です
さて曜ちゃんはどっちに入るか...
109名無しで叶える物語(たこやき)2020/02/22(土) 01:11:14.82ID:1amsNDh1
勇気リンリン元気ハツラツ興味シンシン意気ヨウヨウ
110名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/22(土) 09:10:37.43ID:LRMNc9sE
USUM出てる時期って確かPSPは生産終了してたような...
花丸ちゃんどこで買ったんだ...
112>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:31:34.93ID:WC5gmKWO
善子「やっっってきました!」
ゲーマーズ 沼津店
善子「ヌーマァァァァズ!!!」デデン
花丸「随分な張り切りようずらねえ」
ルビィ「よしこちゃんのホームだからね」
店員「ヨハネさん、こんにちは~」
店員「久し振りですヨハネさん!またゲームしましょうね」
店長「ども、ヨハネちゃん。今日はどうかしたの?」
善子「あっ店長こんにちは!みんなも!今日は友達のゲーム買いにきたんですよ~」
花丸「はー…大人気だねえ」
ルビィ「しかもみんなちゃんと『ヨハネ』って呼んでくれるからね。嬉しいんだと思う」
ルビィ「その反面──」
113>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:34:02.29ID:WC5gmKWO
店の外
ダイヤ フー… スパァ… (シガレット)
花丸「ダイヤさんはなにやってるの?」
ルビィ「うん。みんなに『ヨハネ』って呼ばれてうきうきしてるよしこちゃんの様子があんまり好きじゃないみたい」
花丸「えええ…」
ルビィ「その辺はルビィ達が口出しすることじゃないから、ほっといていいと思うよ」
花丸「そっか~」
善子「ほらずら丸、ルビィ!店長が安く見繕ってくださるってよ、こっち来なさい!」
ルビィ「だって」テテテ
花丸「おお、すごいね。さすが!」トトト
114>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:39:30.95ID:WC5gmKWO
店長「こだわりがないなら3DSより2DSの方がいいかもね。特に女の子は手が小さいし、3DSは重いからね」
店長「どれか気に入った色はある?」
花丸「わあああ、こんなにあるんだ~。えっと、おらこの黄色いのが好きだなあ」
善子「ん?2DSに黄色なんてありましたっけ」
店長「んー、あはは。天然でこれに目を着けるとは、なかなかやるね。せっかくだしって並べてみただけなんだけど」
善子「んん…?………いやっ、それはだめじゃないですか!?」
ルビィ「なにー?」ヒョコ
花丸「お高いやつずら?」
善子「値段がどうこうっていうか、これ、復刻ピカ版の同梱限定カラーですよね!?」
店長「だね~」
ルビィ「ダネフシッ」
115>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:44:11.13ID:WC5gmKWO
善子「そもそもヌーマーズって取扱対象店舗じゃなくないですか?」
店長「そこはまあ、ほら、これ私のだから」
善子「私物!!!」
花丸「店長さんのゲーム機を貰っちゃうわけにはいかないや…」
ルビィ「はなまるちゃん、まず『貰う』ものじゃないからね。買うんだよ」
花丸「これじゃないとしたら、う~ん…黒、かなあ…」
ルビィ「赤でいいじゃん赤で」
花丸「やだよぉ、こんな派手なの怖くて使えないずら!」
善子「怖い…?」
店長「…」
店長「いいよ、これ。持っていきなよ」
善子「え!?」
116>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:49:33.46ID:WC5gmKWO
店長「ピカ版はもう何周もしてるし、欲しいポケモンとか大体回収しちゃったからね。ハードなら他にもたくさんあるし、これあなたにあげるよ」
花丸「い、いいんですかぁ!?」パァ
善子「えっ、ちょ、そんな…」
店長「あなた、ゲーム初めてでしょ」
花丸「なんでわかったずら!?」
店長「わかるよ~、ゲーム屋さんの店長だからね。初めてゲームを買うときのキラキラした目をしてるもん」
店長「今日からゲームを始めようっていうのに、欲しいものを妥協しちゃだめだよね。欲しがってるのを妥協させちゃうのも、うん、だめだ」
店長「ってことでその2DSあげるよ。私の私物だからね、もちろん売り物じゃないからお代はいりませんよ」
花丸「えええええ…!!」キラキラ
ルビィ「わあ、よかったねはなまるちゃん!」
善子「い、いいんですか?そんな簡単に…」
店長「私最近は専らスイッチやってるから。持てあましちゃっても可哀想だもん。あ、でもその代わりソフトはちゃんと買っていってね♡」
ルビィ「は~い!」
117>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2020/02/22(土) 13:54:41.95ID:WC5gmKWO
花丸「箱にピカチュウ描いてあるよ」
ルビィ「はなまるちゃんもピカチュウは知ってるんだね」
花丸「うん。ソニックの隣にいつもいるよね」
ルビィ「それは…たぶんピカチュウじゃないかな…」
花丸「ずらあっ!?」
店長「ソニックなんか知ってるんだねえ」ホー
善子「まあ、あの子はあの子で色んなことやってるので」
店長「ヨハネちゃんのお友達はみんな可愛くていい子ばっかりだね。キミがいい子だからだろうね」ポン
善子「そ!…んな、こと…少しくらいしか」ゴニョゴニョ
店長「ははは!ところでソフトは決まってるの?わざわざDS系を買いにきたってことは、なにかお目当てのソフトがあるんでしょ」
善子「あ、はい。ポケモンなんですけど…」
鞠莉「善子みーーーーーーっけ!!!」