私の死神 7

506>>1(しうまい)2020/02/10() 21:50:03.51ID:AwurztDR

放課後…


ルビィ フー…

ルビィ (もう金曜日が終わっちゃった)

ルビィ (一週間がこんなに長くて短くて、重くて苦しかったのは初めてだなあ)

ルビィ (『七日後』まで、あと二日…か)

ルビィ (明後日、ルビィはほんとに死ぬのかな。善子ちゃんに殺されるのかな。そんなの──)

善子「ルビィ」

ルビィ「よしこちゃん」

善子「一緒に帰りましょ。明日のことも話したい…から」

ルビィ「そっか、明日のこと…そうだよね…」


>>507
1.
善子ちゃんと帰る
2.
一人で帰る
3.
花丸ちゃんと帰る
4.
お姉ちゃんのお見舞いに行く

 

507名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/10() 21:53:08.18ID:aAzFeTwd

1

 

508>>1(しうまい)2020/02/10() 22:05:58.64ID:AwurztDR

ルビィ「えっと、」チラ

花丸 ムゥ…

善子「今は触れない方がいいわ。宗教とか持ってない私にはわかんないけど、たぶんあの子にとっては大切なことだったのよ。悪気がなかったとは言えそれを傷つけたんだもの」

ルビィ「だったら謝らなくちゃ」

善子 フルフル

善子「謝るわけにもいかないのよ。謝るのは『死神は嘘をついてない』ということを認めるってこと」

善子「果南が自発的にその考えに至ったこと、それに私自身の心境を盾に取っても、正直死神は嘘をついてる可能性が高いと思う」

善子「ずら丸を味方に呼び戻せば、代わりにその前提を破棄して動かざるを得なくなる。万が一咄嗟の事態にそれをあの子に呑ませる必要が出てきたら?その隙が命取りになる可能性だって考えなくちゃ」

ルビィ「それじゃあ、」

善子「残念だけど、ずら丸とは──ここまでよ」

 

509>>1(しうまい)2020/02/10() 22:09:20.80ID:AwurztDR

帰り道…


ルビィ シュン…

善子「そう落ち込まないでよ、ルビィ」

ルビィ「だって、こんな…はなまるちゃんとけんかしたみたいになったまま、もし…もし……」

善子「大丈夫だってば!!」

善子「なにが起こるのかはわかんない、想像もつかないけど、絶対あなたは生きてこの週末を乗り切る。そうでしょ?」

ルビィ「そうだけど…」

善子「そして乗り切ったら、その次は?」

ルビィ「次…?」

 

510>>1(しうまい)2020/02/10() 22:11:38.45ID:AwurztDR

善子「再来週の日曜日!」

ルビィ「再来週の……ぁ、遊園地…」

善子「うん」コクッ

善子「なにがなんでも生きて週末を乗り切る。そんで四人で仲良く遊園地!ダイヤとの破っちゃいけない約束なんだから、そんなん死神なんかよりよっぽど怖いわよ」

善子「ね?だから、この二日間だけ──我慢しましょう」

ルビィ「よしこちゃん…」

ルビィ「うん、ありがと」ニコ…

 

511>>1(しうまい)2020/02/10() 22:16:26.93ID:AwurztDR

ルビィ「そういえば、お母さんから連絡ないな。おねいちゃん…」

善子「無理やり連れ出してごめんなさい、ダイヤのところ行きたかったわよね」

ルビィ「行きたかったけど…どうしてもだったら帰ってからお父さんに連れていってもらうから、だいじょうぶ」

善子「そ」

ルビィ「うん」

善子「…その、さ。ダイヤがあんな状態で、ルビィ自身もこんな状態のときに…なんだけど、その、明日の予定…どうする?」

ルビィ「そう、だね…」

 

512>>1(しうまい)2020/02/10() 22:23:24.58ID:AwurztDR

善子「あ、あのねっ!ルビィさえよければ、私はやっぱり、来てほしい…かな…」

善子「ずっと楽しみにしてたし、なかなかないチャンスだし、それにー…ほら、うちの方が病院にも近いからすぐ行けるし!なんかあったときも一緒にいた方が対処しやすいと思うし!」

善子「ね、だから、もし…よかったら…」

ルビィ「………うん、やっぱり行こうかな」

善子「ルビィ…!」パァ

善子「でも大丈夫かしら、ルビィのお母さん達は許してくれるかな」

ルビィ「だいじょうぶだと思うよ、それこそ病院に近いからってゆえば納得してくれると思う」

善子「そっか…そっか、そうね!」

 

513>>1(しうまい)2020/02/10() 22:26:27.16ID:AwurztDR

善子「ああ~楽しみだわ。あのね、ルビィとやりたいなってまた新しいゲーム買ったのよ」

ルビィ「え~?まだ前やってたやつクリアしてないじゃん」

善子「それでも!新しく買ったやつの方が絶対気に入るから!」

ルビィ「もう、そうやってどんどんゲーム増やしてく。今のうちだけだからね」プン

善子「わかってるってば!あとは、晩ごはんどうしようかしらね~。ルビィと一緒に作るとなると、王道にカレー?いやオムライスなんかも捨てがたいし」ムムム…

ルビィ「お手伝いってゆって変なことしないでね?」

善子「しないってば!」

 

514>>1(しうまい)2020/02/10() 22:29:37.49ID:AwurztDR

善子「それから、それからね──」ハッ…

ルビィ「…」

善子「…ねえ、そんなカオしないで」

善子「ダイヤのことが心配なのはわかるし、私だって同じよ。でも、二十四時間心配しっ放しじゃあなたの方が参っちゃうわ」

善子「無理やりにでもいいから、笑っていてほしいの」

ルビィ「そうだよね…ごめんね…」

ルビィ「…うん!せっかくなんだから楽しまないとだめだよね、おねいちゃんが起きたらたくさん楽しかったこと話してあげるんだもん!」

善子「そうよ、『わたくしもご一緒したかったですわ~』って言わせてやらないと!」

ルビィ「えっ今のおねいちゃんの真似?似てな…」

善子「ちょっとー!」

アハハハ…

 

515>>1(しうまい)2020/02/10() 22:33:24.52ID:AwurztDR

善子「っと、着いちゃったか。長い道のりなのに、ルビィと話しながらだとあっという間で驚いちゃう」

ルビィ「えへへ、ルビィも。ちょうどもうすぐバス通るね」

善子「それじゃ、また明日ね。後でラインするから。時間のこととかもそうだし、ダイヤのことでなにか動きがあったらすぐに教えて」

ルビィ「うん。帰り、気をつけてね」

善子「ええ。ルビィもゆっくり休んで」

ルビィ「楽しみだね──」


ルビィ「二人っきりでお泊まり♪」



ヤンデレエンドに 近づきました! ▼

to be continued...

 

516>>1(しうまい)2020/02/10() 22:43:30.02ID:AwurztDR

現在の状態

このまま次の更新に入ります

 

517名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/10() 22:45:11.15ID:aAzFeTwd

取り敢えず3に近付いてる状態は改善できたかな

あとは4から離れたいが...

 

518>>1(しうまい)2020/02/10() 22:49:23.74ID:AwurztDR

黒澤邸…


ルビィ「ただいまー」

シン…

ルビィ「あれ、お父さんもいないみたい」

ルビィ「病院まで連れてってほしかったんだけどな…すぐ帰ってくるかなあ」

ルビィ ウーン…


>>519
1.
ちょっぴり寝ちゃう
2.
シャワー浴びちゃう

 

519名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/10() 22:55:45.44ID:aAzFeTwd

うーん、ダメだったら謝る


死神タイムを切って、ダイヤちゃんの病室まで飛びます

 

520>>1(しうまい)2020/02/10() 23:02:51.04ID:AwurztDR

ルビィ「ちょっぴり寝ちゃおっかな…」

ルビィ「や、でもお父さんが帰ってきたとき寝てたら一人で病院行っちゃったりするかな」

ルビィ「だったらシャワー浴びて待ってよっかな…」

ルビィ「そもそもお父さんすぐ帰ってくるのかなあ…」

ルビィ「…おねいちゃん…」

ルビィ「会いたいよ…お話ししたい…」

ルビィ「ねえ、ルビィどうしたらいいの?なにを最優先にして動いたらいいの?」

ルビィ「どうすればおねいちゃんのこと起こしてあげられる?どうすれば生きて月曜日を迎えられる?どうすれば…」

ルビィ「一番お話ししたいのに、どうして眠ってるの…おねいちゃん………」

 

521>>1(しうまい)2020/02/10() 23:06:11.72ID:AwurztDR

ルビィ スマスマ

ルビィ「『お父さん、お姉ちゃんのところに行きたい。早く帰ってきて』………」

ルビィ「こんなの送ったって、今すぐに帰ってきてくれるわけじゃないよね。もしかしてお母さんと一緒にもう病院にいるのかな」

ルビィ「やだ、ルビィも…傍にいたいよ…」

ルビィ「おねいちゃん………」


ユラ…


「随分とお悩みですね」

ルビィ「…!」ハッ

死神「どうも。なんだかお久し振りのように感じてしまいます」

ルビィ「死神さん…!」

 

522>>1(しうまい)2020/02/10() 23:10:30.32ID:AwurztDR

死神「はい。死神です」

ルビィ「なんで、ここに…」

死神「いやだな、言ったじゃないですか。私は普段あなた達の傍にいると」

ルビィ「だって、呼んだときにはお返事してくれなかったのに!」

死神「呼ばれるたびにはいはいと姿を現すなんて、便利アイテムじゃないんですから。それにその直前に怒鳴り付けられましたからね」

──ルビィ「邪魔しないで!!!」

──ルビィ「わかってるんですよ、感じてた!たまにこうやって力を使ってたこと!」

──ルビィ「それに助けてもらったこともあるんだと思います──でも、今はそんなことお願いしてません!勝手なことしないで!」

ルビィ「あっ…」

ルビィ「その、ごめんなさい…」

死神「いえいえ。勝手なことをするなというお叱りはもっともですからね」

 

523>>1(しうまい)2020/02/10() 23:14:09.61ID:AwurztDR

死神「ところで、随分とお悩みのようでしたね」

ルビィ「あ、はい…」

死神「私の力でよければお貸ししましょうか?」

ルビィ「え?いいんですか…?」


死神「…もちろん、そのためにあなたの元へ来たのですから」

 

524名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/10() 23:17:35.70ID:SAdgct17

スレが始まった時点では大体の読者は善子に殺されるのを防ぐ事しか想定してなくて、それ故に割と直感で選択肢を選んでたように見えるけど、中盤からそれ以外の要素が現れ始めたせいで参加する人(というか出来る人?)が少なくなっちゃったように感じる

 

525>>1(しうまい)2020/02/10() 23:17:38.17ID:AwurztDR

死神「なにをお手伝いしましょうか」

ルビィ「えっと、うんと…」

ルビィ (お父さんを連れてきてもらう?ううん、お父さんのところまで連れてってもらう──いや、違うか)

ルビィ「市立病院まで連れてってもらうことはできますか?」

死神「ええできますよ。スーパー死神タイムでよければ」

ルビィ「すーぱー…?」

──死神「一度だけ、スーパー死神タイムを用意しています」

──死神「あなたが『元々できること』の範囲内に限りますが、一度だけ、私の力でそれにかかる時間や労力を全て肩代わりします」

ルビィ「ああ!それ…!」

 

526>>1(しうまい)2020/02/10() 23:20:47.53ID:AwurztDR

ルビィ「あっでも、確かそれって…」

──死神「これは本当に一度だけしかあげられないチャンスなので、上手に使ってください」

ルビィ「一回しか…」

死神「そうですね。それなりの力を要することなので、そう何度も使うのはやり過ぎですし、きっと器が耐えられませんからね」

死神「ここでこそ使いたいというのならば、約束ですから、もちろん使いましょう」

 

527>>1(しうまい)2020/02/10() 23:23:20.74ID:AwurztDR

ルビィ「…」

ルビィ (説明が難しくてよくわかんなかったけど、『できること』を『すごく簡単にできる』力…みたいな認識でいい、んだよね)

ルビィ (明日、明後日。なにが起こるのかわからないから、いざってときに取っておいた方がいい…?)

ルビィ「────」

ルビィ (でも)

ルビィ (私は今、おねいちゃんに会いたい。どうしても会いたい)

ルビィ (今すぐにおねいちゃんの傍に行って手を握りたい。だから)

ルビィ「使います。今」

死神「…そうですか」ニコ…

 

528>>1(しうまい)2020/02/10() 23:25:52.70ID:AwurztDR

死神「では、行きましょうか。市立病院へ」

死神「すぐに終わりますので、目を瞑っていてください」

ルビィ「…はい」ギュ…


 …


ルビィ「────」


 …



あれ、この感覚って…



トン



死神「着きましたよ」

 

529>>1(しうまい)2020/02/10() 23:29:02.05ID:AwurztDR

ルビィ「!」パッ

ルビィ キョロキョロ

ルビィ (ここは──市立病院のトイレ。時刻は) ゴソ…

ルビィ (家に着いてすぐ。ほんとに飛んだんだ)

ルビィ「し、死神さん」ヒソ


シン…


ルビィ「またいなくなっちゃったのかな…」

 

530>>1(しうまい)2020/02/10() 23:30:15.74ID:AwurztDR

ルビィ「…いいや、とにかくおねいちゃんのところに行こう。お母さん達いるのかな」ガチャ

ルビィ タタタ…

『着信:お母さん』

ルビィ「! は、はいっルビィです」

黒澤母『ルビィさん!今どこにいますか!?』

ルビィ「え?あ、あのね、今ちょうど病院に着いたところだから、すぐおねいちゃんの病室に──」

黒澤母『ダイヤさんが──ダイヤさんが…っ!!』

 

531>>1(しうまい)2020/02/10() 23:35:37.82ID:AwurztDR

『×××号室 黒澤ダイヤ 様』


ルビィ「おねいちゃん」トコ…

黒澤母「うっ…うっ………」

医師「妹さんですか」

ルビィ「はい、妹の…黒澤、ルビィ…です」

医師「こちらへ」

ルビィ「はい…」


ダイヤ ……


ルビィ「おねいちゃん、は…?まだ目を覚まさないんですか…?」

黒澤母「ぅぅッぐ……ふっ、ぁぁあ………」ボロボロ

ルビィ「お母さん…なんで、そんなに、泣いてるの…」

医師「黒澤ルビィさん」


医師「お姉さん、黒澤ダイヤさんは、たった今──息をお引き取りになりました」

 

532名無しで叶える物語(公衆)2020/02/10() 23:37:51.02ID:1bU7Z50j

END4…かな?

 

533>>1(しうまい)2020/02/10() 23:41:31.16ID:AwurztDR

お医者さんみたいな格好をした人が、そんなことを言いました。


お母さんはお姉ちゃんの手を握ってただただ泣いていて、


お姉ちゃんは瞳を閉じたまま、私の方を向いてくれません。


やがてお父さんが来て、


鞠莉ちゃんとか、果南ちゃん、みんな来て、


お姉ちゃんを囲んで、みんながただ──ただ──泣いていました。

 

534>>1(しうまい)2020/02/10() 23:45:47.10ID:AwurztDR

私は言葉が出せなくて、代わりに涙も出なくて、呆然と色のないそんな様子を見つめていました。


ふと、背中に奇妙な気配を感じて振り向くと、


窓の外で死神さんが誇らしそうに微笑んでいて、


大切そうになにかを抱えて、


去り際、口を小さく動かしました。


「あ り が と う」



ED4
デッドエンド

【安価SS】私の死神 ── 終わり

 

535>>1(しうまい)2020/02/10() 23:48:33.73ID:AwurztDR

以上です
三週間ほどですが、お付き合いいただきありがとうございました

 

536名無しで叶える物語(茸)2020/02/10() 23:50:51.14ID:RzHVEtRB

うーん、乙

善子と帰る、が最後の選択肢かな。寝ててもシャワー浴びてても結局ルートとしては動きようがないし
>>1は何ENDに行くかどの程度で想定してたんかな

 

537名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/10() 23:52:07.78ID:aAzFeTwd

...乙です
安価だから仕方ないが、あの地雷二連踏み抜きが致命的過ぎた...

ぶっちゃけ、どこで詰んでましたか?

あとは可能なら地雷踏まされる前まで戻りたい

 

538>>1(しうまい)2020/02/11() 00:07:24.27ID:Y+lzQqZn

どの程度、解説なりネタバレなりしましょうか
やり直したいとおっしゃってくださるのはとても嬉しいのですが、ここから二周目を始めるというのは難しいです。すみません

 

539名無しで叶える物語(光)2020/02/11() 00:08:54.12ID:2VNG/Kuf

お疲れ様でしたー

 

540名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 00:09:32.02ID:RGUAXvSo

2周目じゃなくて、コンティニューとかも無理な感じですか?(レス指定してそこからやり直す)

無理ならネタばらしと、おまけでGOODエンド になったifの描写が欲しいです

 

545名無しで叶える物語(らっかせい)2020/02/11() 00:22:31.83ID:eWk+wtfM


死神の力使うとダイヤに負担が行くのか…
器が耐えられないってダイヤのことだったのか

 

548名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 00:27:58.13ID:RGUAXvSo

>>545 あ、そう言うことか

それはやらかしたわ...orz
てっきり死神が仕掛けて容態が急変するから手遅れにならないようにジョーカーを切ったつもりが、鬼札を切ってたのか...

 

551名無しで叶える物語(らっかせい)2020/02/11() 00:39:30.10ID:eWk+wtfM

>>548
わからんが前にルビィが学校にワープした時もダイヤが倒れたから関係はあるのかなと
謎が残りすぎていてスッキリしないから何かしらのアンサーは欲しいな

 

547名無しで叶える物語(八つ橋)2020/02/11() 00:26:18.45ID:CYB3s1ml

お疲れ様でした
面白かったです

 

549名無しで叶える物語(奈良漬け)2020/02/11() 00:29:15.36ID:ziepV4Ap

怖くて安価選びはできなかっけどおもしろかったです

 

550名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 00:39:00.47ID:TYTk+1cj

安価スレだから仕方ないけど、もうちょっとダイヤや果南の言うことに耳を傾けてたらなぁ

 

552名無しで叶える物語(えびふりゃー)2020/02/11() 00:40:34.47ID:P7a12fVD

やり直せるなら詰んだポイントからかなぁ。まぁそれがどこかは分からんが

死神タイムがデストラップだったとは思わんな
リトライなしだからこそ、かもしれんがそれをしちゃうと作品が成立しない可能性が高くないか
ここまで作り込んだ設定をぽいと捨てられる位剛毅な作者だったら分からんが

 

553名無しで叶える物語(SIM)2020/02/11() 00:42:58.29ID:1lCWK1ED

バッドエンドでも納得できる場合はあるけど
これに関しては本来想定されている流れから外れた結果の選んじゃいけない終わり方って感じが強くてなあ

 

555名無しで叶える物語(しまむら)2020/02/11() 00:56:20.26ID:DMlAIqQl

序盤の死神タイムの説明の直後にダイヤさんが「いつでもあなたのために全てを投げ出す」って発言してたのちょっと気になってたけどそういうことだったんだろうか
妹を思う姉の発言としては不自然ではないからスルーしてしまった

 

556名無しで叶える物(SIM)2020/02/11() 01:02:01.32ID:1lCWK1ED

あの時に与えられてた情報量じゃスルーしても仕方ないと思う

 

557名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 01:38:04.18ID:RGUAXvSo

と言うよりダイヤさんもそれに気づいたのは手遅れになる直前だったしなぁ

やり直しが出来るなら、死神のことは話さない、非現実的な事象は起こさない、スーパー死神タイムはトラップ
ってことは意識した方が良さそう

 

558名無しで叶える物語(しまむら)2020/02/11() 02:34:05.25ID:DMlAIqQl

今見ると>>374とかいい線いってたっぽいのかな

善子に死神の話をせず、かつ自然な流れになるように選んでいくのが正解だったか
運命を変えよう!から始まってこれはかなりの罠だなぁ
してやられた感あって面白いけど真相も他エンドも気になるし周回してコンプしたいわ

 

570>>1()2020/02/11() 09:55:55.20ID:i5+ur4V1

やり直しはやめておきます
ネタバレや解説、気になるシーンの部分的な描写などは可能な限りやりますので、どういう風に進めてほしいか教えていただけますか

 

571名無しで叶える物語(らっかせい)2020/02/11() 10:21:10.78ID:eWk+wtfM

個人的には各EDの結末と死神の目的等の謎は明らかにしてもらえばスッキリするかな

 

575名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 11:03:37.55ID:RGUAXvSo

>>571 それな、やらかした俺が言うのもアレだが、2連続で地雷踏まれたから安価取らなきゃ不味いと思って狙い初めただけなんだよ...

取り敢えず
>>1が出来る限りのネタばらしと、各ENDの描写は欲しいですね。
できたら、そのあとに気になった点を質問出来たら助かります。

 

572名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 10:23:47.30ID:R1j9Zy3L

死神の真実、各EDがどんな結末になるのかとそのトリガー、ED4以外に進んでる時にスーパー死神タイムを使ったらどうなるかを知りたいかな

 

573名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/11() 10:28:31.61ID:etBV+q9d

13がどういう結末だったのかは知りたい

 

574名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 10:43:31.11ID:TYTk+1cj

EDの内容もそうだけど、どういう進め方をしてたらそこにたどり着けたのかも知りたいな

設定明かせるなら前回の死神について(ダイヤの認識と真相の差も含め)明かしてほしいな

 

577名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 12:13:52.53ID:EuDkk3Tu

一気に読ませてもらったけど
面白かったです

私の死神ってのは、ダイヤさんの死神ってことだったのかな?

 

578>>1(しうまい)2020/02/11() 19:12:29.83ID:Y+lzQqZn


各エンディングの結末、条件
結末
ED1
…ヤンデレエンド改めデッドエンド(ルビィ)
ED2
…ハッピーエンド
ED3
…ビターエンド(別れ)
ED4
…デッドエンド(ダイヤ)

補足
エンディングは上記の四つに大分類されるものの、途中の細々した選択で状況が細分化するため、上記四つの中でも状況に応じて大小変化する予定

条件
ED1
…味方が少ない状態で日曜日を迎える。(パラメータがあまりED1方向へ寄っていなければ、そもそも土日のお泊まりが回避できやすくなる)
ED2
…日曜日を乗り切る。
ED3
…死神が嘘をついていることが明らかにならないままED3方向にパラメータが到達する。
ED4
ED4方向にパラメータが到達する。

 

579>>1(しうまい)2020/02/11() 19:21:12.03ID:Y+lzQqZn

意識を失う直前──いや、あるいはもう失っていたのかもしれない。現実を手離したような解放感の中、私はずっとルビィのことを考えていた。

死神がルビィの元を訪れた。それがどれだけの絶望を私に与えたかわかるだろうか。

最愛の妹を失うかもしれない恐怖に、膝を抱えてうずくまりたくなってしまった。

だけどあの方は言った。

ルビィが死ぬ、その運命を変えようと。

私は冷静さを保てていたかわからない。けれどもうなんだってよかった。ルビィを守れるのならば、死神だろうがなんだろうが構わない。代わりに死ねと言われたら喜んで命を差し出してもよかった。

絶望している場合じゃない。

ルビィの運命を変える余地がわずかにでもあるというのならば、私は前を向く。この命がある限り矛となり、盾となり、あの子のために尽くすと誓おう。

『死の運命を変えるために来た』

私はその言葉を信じたのだ。愚かにも──額面通りに。

 

580>>1(しうまい)2020/02/11() 19:38:17.33ID:Y+lzQqZn

ED1:ヤンデレエンド改めデッドエンド(ルビィ)


日曜日…


カーテンの隙間から射し込む光に顔をしかめる。見慣れないカーテン、部屋の雰囲気もピンと来なくて、どこか違和感の中に横たわっているような不思議な気持ち。

そんな感覚もやがてじわじわと消えていって思い出す。

あ、ここ善子ちゃん家だ。

善子ちゃんのお家に誰もいないから、って二人きりでお泊まりすることにしたんだっけ。

またすぐに閉じそうになるまぶたを頑張って震わせながら隣を見ると、善子ちゃんの寝顔。ああ、寝顔もとっても美人さんだな。

なんだかむにゃむにゃ言っているほっぺたをつついて、嬉しくなって微笑んでしまう。朝起きたら隣に好きな人がいるって、幸せなことだな。これ以上ないってくらい、本当に幸せ。

 

581>>1(しうまい)2020/02/11() 19:46:41.34ID:Y+lzQqZn

寝癖がついちゃってるのを、おさえて…放す。ぴょこ、と揺れる髪の毛が可愛い。

あごをこちょこちょすると、くすぐったいのか気持ちいいのか、首を横に振って抵抗してる。でもよけようとはしないから、やっぱり気持ちいいのかな。猫さんみたいだね。

寝てる間に随分動いたのか、布団から身体がはみ出しちゃってる。寒い季節じゃないけどお腹が出ちゃってるのはよくないよね。

きちんとお布団をかけてあげてから、ちょっぴり気だるい身体をなんとか引きずって起き上がる。

夕方には善子ちゃんのお母さんが帰ってきちゃうって言ってたから、二人きりでいられる時間はそんなに長く残ってない。昨日はゲームして、ライブのBlu-ray観て、お昼寝して、お散歩して、一緒に晩ごはん作って、お風呂にも入って。

一日じゅう善子ちゃんのことだけを考えていられて、涙が出そうなくらい楽しくて。

そんな時間ももうすぐ終わっちゃうんなら、できるだけ善子ちゃんになにかしたい。そうだ、朝ごはん作ろう。もうお昼だけどね。

 

582>>1(しうまい)2020/02/11() 19:55:18.03ID:Y+lzQqZn

散らかり放題のリビングを眺めて苦笑い。お昼ごはん食べ終えたら片付けしないと。

こんな風にこそこそ隠れるみたいにするんじゃなくて、いつか本当に一緒に住んで、毎日こうやって過ごしていたい。

善子ちゃんの好きなものを作って、今日はなにしよっかって話しながらごはんを食べて、私は洗い物をする。善子ちゃんには掃除機でもかけてもらって。全部終わったらおでかけするの。

二人の観たい映画が噛み合わなくって、お互いにプレゼンし合ってるうちに映画館に着いちゃって。でもどっちもさっき上映し始めたばっかりで、「間が悪いわね、私達」なんて善子ちゃんが笑うからそれだけでいいやって思っちゃう。

新しくできたカフェに入ってみたらすごく可愛いお店で大当たりだねって二人ではしゃいじゃうんだ。いつも頑張ってるからって善子ちゃんにケーキ奢ってあげたら、あなたこそ頑張ってるからって善子ちゃんが私のケーキを奢ってくれて。これじゃ意味ないじゃんって、また笑う。

 

583>>1(しうまい)2020/02/11() 20:08:33.06ID:Y+lzQqZn

晩ごはんどうする?って聞いたら「ルビィのオムライス!」って、いっつもそればっかり。先週も食べたのに、「一番好きな食べ物だから」なんて言われたら嬉しくてつい頷いちゃう。他の料理だって食べてほしいのにな。

ごはん作ってる間にお風呂入りなよって毎日言ってるのに、絶対入らないの。熱心にお風呂掃除してくれて、終わったらお湯だけ溜めてふらふら台所に来るんだ。包丁使ってて危ないからだめって何回言っても、腰に腕を回してずっと後ろをついてくるの。でも手際よくお皿出したりちょこちょこ動いてくれて、欲しいときに欲しいものを渡してくれて。だから晩ごはんの準備はすごくスムーズなんだよ。

お風呂狭いねって、もっと広いとこにすればよかったねって、いつも言ってる。一年間で五百回くらい言ってる。でもこの距離が居心地よくって、結局ずっと引っ越ししないままだったりして。

順番にお互いの髪をドライヤーで乾かすとき、絶対二人とも相手に話しかけるよね。聞こえないのわかっててわざと話しかけて、「なに!?」って返ってくるのが楽しくて。髪が乾く頃にはなに言おうとしてたかなんて少しも覚えてないんだよね。

 

584>>1(しうまい)2020/02/11() 20:19:36.76ID:Y+lzQqZn

布団は二組敷いてる。

なのに、片方に二人とも寄り添ってる。

真っ暗なお部屋でぽつりぽつり言葉を交わしてたら、なんだか少しだけ不安になるから。

声は聞こえるのに、あれ?ほんとにそこにいるのかな?って。

だから、気がついたらどっちからでもなく相手の布団に潜り込んじゃって、お互いの手を握ってる。

体温と、匂いと、息遣いと、かすかな脈。見えないのに目が合ってるんだってなぜかわかる。

一日の終わり、世界で二人きりになるその瞬間をずっと待ってた。朝から重ねてきた時間の全てが今このときのためにあって、やっと二人きりになれる。

一つになれる──


ルビィ「えへへ…なんてね」

善子「ルービィっ」ギュ

ルビィ「わっ!?」ビクッッッ

 

585>>1(しうまい)2020/02/11() 20:25:55.31ID:Y+lzQqZn

ルビィ「よ、よしこちゃ……っ」

善子「もう、びっくりしたわよ。目が覚めたら隣にあなたがいないんだもの。私を置いてどこかに行っちゃったのかと思ったわ、そんなはずないのにね」

善子「私、あなたの夢を見てたのよ。二人で暮らしてる夢」

善子「朝こうして目を覚ますと、台所に立ってるあなたが言うのよ。『おはよう、朝ごはんもうできるよ』って。食卓には私の好きなものが並んでてさ、朝から張り切っちゃってって申し訳なくなるんだけど」

善子「一口食べたらやっぱりとっても美味しくて。そんな気持ちなんかすっかり忘れちゃって夢中で食べちゃうの。その間、あなたはどうしてると思う?にこにこ笑って私が食べるのをずーっと見てるのよ。嬉しそうに」

善子「そんなの気づいてるし照れ臭いんだけど、あなたのごはんを食べる手が止まらないの。おいしい、幸せ、ってそれしか考えられなくてさ」

 

586>>1(しうまい)2020/02/11() 20:33:38.94ID:Y+lzQqZn

善子「お昼は一緒に出かけるの。近くのショッピングモールとかに、ふらっと。別に目的もなくね」

善子「私はショッピングモールに行くってなったときから、胸に決めたことがあったの。それはね、普段たくさん頑張ってくれてるあなたになにかプレゼントを買おうってこと」

善子「でもね。ちょっとだけ自由行動にしましょうか、なんて提案すると、『せっかく二人でおでかけしてるのに』ってあなたが頬を膨らませるものだから、私はなにも言えなくなっちゃってさ」

善子「結局一緒にお店を見て回って、今度一人でこっそり買いにこようと思ってたら、あなたがね、『いつも頑張ってるからプレゼント』って!いつの間に買ったわけ?って頭ん中はハテナだらけよ」

善子「それでも嬉しいからなにかしたくって、傍のアイス屋さんでアイス買って並んで食べるの。もうそのときのあなたと言ったら、嬉しそうで、嬉しそうで」

善子「『はあ幸せぇ~』なんて心の底から言うものだからおかしくなっちゃって、まだ帰りたくないって思っちゃってさ。晩ごはんの買い物に行こうって、なんとか捻り出したりするの」

善子「作ってくれるのはルビィなのにね」

 

587>>1(しうまい)2020/02/11() 20:43:33.32ID:Y+lzQqZn

善子「ずーっとね」

善子「観るわけでもないテレビ番組が、リビングでは流れてるわけよ。明日には忘れちゃいそうな下らない感じのバラエティとかが」

善子「ルビィは料理してるし、私はそんなあなたの背中を眺めてるの。小っちゃいのにテキパキ動いて、メインディッシュもサラダもスープも同時に進めちゃってるの」

善子「それが全部全部私のためにしてくれてることなんだって思うと、手伝わなくちゃって思うのに、ずっと眺めていたいって気持ちも同じくらいあって、動けずにいるのよ」

善子「でもね、やっぱり少しくらい手伝おうと思ってあなたの傍まで行くんだけど、それまでせわしなく動き回ってたのが嘘みたいにピタッと止まって、大きな瞳を私に向けて、あなたが言うの」

善子「『よしこちゃんは待ってて。よしこちゃんにごはんを作れる、ルビィの幸せを取っちゃわないで』って」

善子「もう、耐えられなくてさ。好き、好き、大好き──ってそれだけで頭がいっぱいになって、危ないからだめだって言われるのも無視して腰に手を回して、あなたの後ろをついて回っちゃうの」

善子「──ってところで目が覚めたのよ」

 

588名無しで叶える物語(えびふりゃー)2020/02/11() 20:48:56.22ID:P7a12fVD

濃厚なよしルビありがとうございます
…でもこれED1なんすよね…

 

589>>1(しうまい)2020/02/11() 20:49:12.05ID:Y+lzQqZn

ルビィ「よし、こ、ちゃ…」フルフル…

善子「そしたら、どう?ほんとにルビィが台所でちょこちょこ動き回ってるものだから、へへへ、これはリアルの私もやるしかない!って思って、こっそり近づいて~…ハグッしちゃったの」ギュ…

善子「ねえ、こんなに細い身体でいつだって一生懸命なあなたが大好きよ。絶対、なにがあったって一生離れないんだから──」

ルビィ「はなし、て……よしこ…ちゃん…」ガクガク…

善子「え…」

善子「なに、どうして。なんでそんなこと言うのよ。お…怒ってるの?危ないからだめだって言われたのにやったから?びっくりさせたから?ごめんなさい、そんなつもりじゃなかったの。お願い、そんなこと言わないで…」

ルビィ「はな、れ…てっ…!」ドンッ…

善子「な──」ヨロ…

善子「なによ、そんなに怒らなくたっていいじゃない!ただ私は──わた、し──」

ルビィ「ぅぅ…」ドテ…

 

590>>1(しうまい)2020/02/11() 20:50:37.47ID:Y+lzQqZn

善子「ルビィ…ルビィ…!?あなた、それっ…なんで──」


善子「──血が…!!」


ルビィ「ぅっ…く…」ガタガタ…

 

591名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/11() 20:53:32.01ID:etBV+q9d

(正直な所、このヤンデレエンド阻止だけを目的にして全体をやりたかった所はある)

 

592>>1(しうまい)2020/02/11() 20:53:46.15ID:Y+lzQqZn

善子「私が…?私が驚かせたから…包丁が…!?」

善子「ルビィ!」ダッ

ルビィ「え、へへへ…ルビィ、ドジしちゃった…よしこちゃんのせいじゃないよ、ルビィが…ちゃんと、握ってなかった…からっ…」

善子「ごめんなさい、ごめんなさいルビィ!大丈夫!?どう…私どうしたらいいの!?」

ルビィ「ぅぇげほっ!げほげほっ!」ゴポッ

善子「ルビィ!!!」

ルビィ「よしこちゃ、とりあえず…救急車、呼んで…ほしい……な…」

善子「!」

善子「そ、れは…」

 

593>>1(うまい)2020/02/11() 20:57:34.32ID:Y+lzQqZn

ルビィ「おね、がい…」

善子「でも…でも、そしたら…」


善子「勝手にお泊まりしてたことが、お母さんに、ばれちゃう…」


ルビィ「…………そう、だね…」

ルビィ「おねいちゃんか、果南ちゃん…か、誰でもいいから……呼ぶ、のは…」

善子「だめ…だめよ…!みんな私達の関係を良くは思ってないんだもの…」

善子「嘘ついて勝手にお泊まりして、しかもルビィにケガさせたなんてことがばれたら、私達絶対別れさせられる…!イヤ、それだけは絶対にイヤ…!!」

ルビィ「…よしこ、ちゃん………」ハー…ハー…

 

594>>1(しうまい)2020/02/11() 20:59:14.91ID:Y+lzQqZn

ルビィ「でも、ね…」ハァ…

ルビィ「この、まま、だと」

ルビィ「ルビィ、死んじゃう、かも…」ヘヘ…

善子「それもイヤ!死なないで、死なないでルビィお願い!私を一人にしないで!」

ルビィ「よしこ…ちゃん……」

 

595>>1(しうまい)2020/02/11() 21:04:38.81ID:Y+lzQqZn

ルビィ「わたし、たち…一緒に、いて、よかったの…かな」

善子「ルビィ…?」

ルビィ「授業、さぼっ…ちゃっ、たり…嘘、ついたり……お友達も、減っ、ちゃった…」コヒュ…

ルビィ「もっと、いい、二人…で、いたかっ…た、ね…」

善子「ルビィ…!イヤだイヤだ、ねえ、私いい子になるわ!授業もさぼらないし嘘もつかなくなる!ずら丸にも謝るしダイヤにひどいこと言ったのも謝る!だから──だから──っ!!」

ルビィ「よし、こ……ちゃん」

ルビィ「もし、次の、未来が…あるなら…」

ルビィ「次は、もっと………みんなから……………応援、される………よう、な、……ふたり………………に………」

ルビィ「 」クタ…

善子「ルビィ…?」

 

596>>1(しうまい)2020/02/11() 21:07:50.80ID:Y+lzQqZn

善子「ねえ、ルビィ。冗談でしょ?やめてよそういうの、面白くないわ」ユサユサ

善子「ルビィってば。起きてよ、ルビィ。まだごはん作るの途中でしょ?私の好きなもの作ってくれるんでしょ?」

善子「お母さん帰ってくるまで、まだっ…時間あるから………っヒグッ」

善子「ゲーム、続き…ック、ライブでもいい、花陽ちゃんグッの、好きな…とこ、もっと聞かせて………」

善子「ルビィってば、ねえ…」

善子「…………っ、」


いやぁぁぁぁぁあああああああああ………っ!!

 

597>>1(しうまい)2020/02/11() 21:13:22.28ID:Y+lzQqZn

私の悲鳴を聞いて隣人が駆けつけた。

目にした光景は他に解釈のしようなどなく、私は、


『津島善子を殺人の疑いで逮捕する』


恋人を殺めたとして逮捕された。

反論も弁解もする気力はなく、ただただそれが真実と受け取られるよう、簡潔に──簡潔に──私は否定と肯定だけを繰り返した。

殺人の罪は、死刑を貰えるのかしら。

色も音もなくなった世界で、私は膝を抱え、そのときだけを待っていた。

だって、ほら、


最愛の人は、そこにいるのだから。



ED1
デッドエンド

【安価SS】私の死神 ── 終わり

 

598>>1(しうまい)2020/02/11() 21:14:44.61ID:Y+lzQqZn

中でも相当悪い状態で迎えた場合のED1はこんな感じになったと思います
過程をすっ飛ばして書いたので説明っぽい部分はご容赦ください

 

599名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 21:18:42.83ID:RGUAXvSo

善子と二人っきりの世界を作り過ぎたから周りから別れろばっかり言われたパターンか

多分今回の流れでED4を回避したとしてもお泊まりイベントで事故死する可能性があったということか
その場合は救急車は呼ぶけど間に合わなかったと言うパターンになるのかな?

 

600名無しで叶える物語(庭)2020/02/11() 21:21:32.79ID:2FIh+LYY

抱きつかれた衝撃で死ぬほど深く包丁刺さるってどんな持ち方してるんだ…と思ってしまった

 

601名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 21:29:13.78ID:RGUAXvSo

>>600 死神絡んでるし、ありえないことがおこったんやろ

真面目に考えるなら
包丁から手を滑らす→ルビィと台所の台の上に包丁が挟まる→ちょうどそのタイミングで善子のハグ+押し出しでグサッ
ってところかな?
うん、書いてておかしいこと言ってる自覚はある

 

602>>1(しうまい)2020/02/11() 21:37:18.24ID:Y+lzQqZn

※ 滑って落とした包丁が太い静脈を刺してしまい多量出血、善子が気付かず話している間にだくだくと血が流れ続け……みたいな想像でいたのですが、うまく説明できませんでした。

思ったより書くのに気力使ったのでちょっと休んでもいいですか

 

603名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 21:42:32.87ID:RGUAXvSo

>>1の好きなペースで良いですよ

 

604名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/11() 21:53:40.47ID:RGUAXvSo

それにしても、>>1の誘導もあったとはいえ、好きすぎる=ヤンデレに結びつけるのが安直だったんだな

と言うかed1は善子の行動全肯定するわけだから、そりゃ愛が重い二人ができるよな...
???「ふふっ、ねぇ覚えてる?」

 

605名無しで叶える物語(らっかせい)2020/02/11() 22:37:09.50ID:eWk+wtfM

乙乙
ゆっくりで大丈夫なのでお願いします