344>>1(しうまい)2020/02/07(金) 22:35:43.59ID:F5IQJ2ax
少し前、生徒会室…
ギッ
ダイヤ フー…
ダイヤ (目が覚めたのに任せるまま身支度を整えて家を出たら、とても早く着いてしまった)
ダイヤ (最後に声をかけたときは返事がなかったけれど)
ダイヤ「あの子はきちんと起きたのかしら」
ダイヤ スマホ…
待ち受け画面には、ぎこちなく口元を引きつらせている私と、そんな私に抱きついて嬉しそうに微笑むルビィ。
わずかばかりぎくしゃくした時期を乗り越えて共にスクールアイドルを始めることとなったときに、ルビィが撮ろうと言ってくれた写真だ。
345>>1(しうまい)2020/02/07(金) 22:40:01.66ID:F5IQJ2ax
ダイヤ (私の身勝手で、あの子には随分と窮屈な想いをさせてしまった)
ダイヤ (それがやっと心から好きなことに打ち込める環境へ辿り着けたというのに、ともすれば日曜日には──)
ダイヤ「ぅぅ…」グス…
ダイヤ ズビ…
ダイヤ ブンブンブンッ
ダイヤ パチン!!
ダイヤ「弱気になるのではありませんわ、黒澤ダイヤ」
346>>1(しうまい)2020/02/07(金) 22:45:47.19ID:F5IQJ2ax
ダイヤ (そんな運命を受け入れるものか)
ダイヤ (ルビィが必死に足掻いているのに、なぜ私が諦められよう)
ダイヤ (できることなどほとんどなにもない。それでもいざというときにあの子を守る盾となることくらいはできるはず。心も身体も弱らせるわけにはいかない)
ダイヤ (それに、その運命を覆すためにあの方がわざわざ来てくださったというのだから。手放しで信頼するとまでは行かずとも、時に力を借り、時に力を貸し、なにがなんでも未来を変えてみせる──)
ダイヤ「………」ハタ…
347>>1(しうまい)2020/02/07(金) 22:49:08.73ID:F5IQJ2ax
ダイヤ (ルビィが善子さんに殺される、その運命を覆すためにあの方は来てくださった…?)
ダイヤ (そう、そうよね。確かにそう言ったはずだ)
──死神「私が来たのは、死を宣告するためでもあなたを殺すためでもありません。死の運命を変えるためです」
──死神「これから七日間で、『黒澤ルビィが津島善子に殺される』──『津島善子が黒澤ルビィを殺す』という運命を変えましょう」
ダイヤ (死を宣告するためでも、ルビィを殺すためでもない。死の運命を変えるために来た)
ダイヤ (──死神、が…?)
348>>1(しうまい)2020/02/07(金) 22:55:48.95ID:F5IQJ2ax
ダイヤ (あれ?待って。なんだろう、この違和感は)
ダイヤ (落ち着け、落ち着け。私は今なにか重要なことに気づこうとはしていないか?)
ダイヤ (よく考えろ。私があの方に会うのは二度目。情報は倍ある──)
ダイヤ (前 回 も あ の 方 は 同 じ こ と を 言 っ た か ?)
──死神「初めまして。私、死神です」
──死神「黒澤ダイヤさん、あなたは七日後に死にます──いえ、殺されます」
──死神「私があなたの元へ現れたのは、死を宣告するためでもなければあなたを殺すためでもありません」
──死神「私が来たのは、
349>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:00:09.99ID:F5IQJ2ax
ダイヤ「…っ!」ハッ
ダイヤ「まさかあの方は──だとしたらわたくし達は、」ガタッ
ダイヤ「────!?」
ダイヤ フラッ…
ダイヤ (なっ、また…?これは一体…)
ダイヤ (でも、なんとか、ルビィに──果南さんに──このことを、伝えなけ…れ…ば……) ヨロ…
ヨロ…… ヨロ………
────バタン…
350>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:09:29.23ID:F5IQJ2ax
一時間目が終わる頃…
教師「『真姫は人差し指を少しだけ毛先に触れさせたかと思うと、咳払いをしてコーヒーカップを口へ寄せた』、この描写はカミノケクルクルをしようとしたものの思い留まったと解釈でき、真姫が精神的に大人になったことを表しているわけです。この表現方法は筆者の得意とするもので──」
キーン コーン カーン コーン…
教師「それじゃ今日はここまで。来週は最後まで進めるので予習しておくように」
ルビィ (善子ちゃん…) ハァ
ルビィ (話したいけど、花丸ちゃんと仲直りするタイミングに割って入っちゃったらだめだし、今はやめた方がいいよね) モヤモヤ…
♪
ルビィ「? 果南ちゃんから──だ──」
『果南ちゃん:ダイヤがまた倒れた』
『果南ちゃん:保健室で休ませてる』
ルビィ「………っ!」
>>351
1.保健室に行く
2.三年生の教室に行く
3.善子ちゃんと話す
351名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/02/07(金) 23:14:12.73ID:uR17ZhFr
3
352名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/07(金) 23:21:39.81ID:eNx3lA40
ちょっ!?そこはソロで保健室に行くべきでは!?
(ED4に向かってる選択枝を振り返りつつ)
353名無しで叶える物語(SIM)2020/02/07(金) 23:24:22.20ID:hw0Y36av
ひええ
354>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:30:28.93ID:F5IQJ2ax
善子 チラ…チラ…
花丸「…」
善子 (花丸は一人ね。周りに人はいない。ルビィは…スマホいじってる。ルビィとも話はしたいけど、まず優先すべきは花丸)
善子 (花丸、あのね、昨日のこと──)
善子 (いやいやいや花丸じゃなくてさ!ずら丸!いつも通りずら丸って呼ぶの!仲直りしないとルビィとだって話せやしないわ!)
善子 (ず、ずら、ずらま…ずら丸……昨日のこと、昨日のこと、私が…私が…)
ルビィ「よしこちゃんっ!!!」ガタンッ
善子「はひぃぃぃっ!!?」ビックゥゥゥッ
355>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:33:45.06ID:F5IQJ2ax
シン…
ルビィ ハーッ…ハーッ…ハーッ…
善子「る、るびぃ…?違うの、ひよってたわけじゃなくて、今ね、まさに今ね、謝ろうと思ってたところで、ほんとよ、嘘じゃないんだから…」
ルビィ スタスタスタスタスタ
善子「だっだから違うんだってば!信じて!怒らないで!謝る、今すぐ謝るから私のこと──っ」
ルビィ「ちょっと来て」ガシッ
善子「へっ」
ルビィ スタスタスタスタスタ
善子「へ…?」ズルズル…
花丸「………」
356>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:35:46.82ID:F5IQJ2ax
廊下の片隅…
ルビィ ドンッ
善子 (壁ドン!?)
ルビィ「よしこちゃん。今からルビィがゆうこと、ちゃかさないで真剣に聞いてほしい」
善子「ルビィ…?」
ルビィ「お願い」キッ…
善子「…っ」
善子「なによ、なんなのよ…」
善子「当たり前じゃない。あなたが真剣に話すことなら私だって真剣に聞くわ。茶化さないって約束する」
善子「聞かせて」
ルビィ「ありがとう」
357>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:38:55.87ID:F5IQJ2ax
ルビィ「あのね、よしこちゃんがルビィのことをころ
…
ルビィ「────?」パク…
…
トン
ダイヤ「それ、は…言わなくてよいこと…ですわ………」
358>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:41:06.79ID:F5IQJ2ax
ルビィ「お──おねいちゃん!!?」ギョッ
善子「ダイヤ、またあなた前触れもなく…」
ダイヤ フラ…
善子「ってダイヤ!?」
ルビィ「おねいちゃん!!」タタタッ
ガシッ
ダイヤ「ありが、とう…ルビィ。あなたに抱きかかえられる、日が、来るなんて…ね…」
善子「ちょ…ちょっとダイヤ、どうしたの!?顔色悪いってレベルじゃないわよ!」
359>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:44:34.49ID:F5IQJ2ax
ルビィ「おねいちゃん、なんでこんなところに!?保健室にいたんじゃ…!」
ダイヤ「よい、ですか…ルビィ。なにも言わずに…聞き、なさい…」ハァ…ハァ…
ルビィ「な、なに?なにおねいちゃん?」
ダイヤ「善子、さん…は、あなたを殺したり…など、しません…」
善子「…!?」
ルビィ「え?え??それ、どうゆう…」
ダイヤ「全て、は」ゼェ…ゼェ…
ダイヤ「死神の、ついた、嘘…ですわ」
ルビィ「…………え…!?」
360>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:47:55.01ID:F5IQJ2ax
ルビィ「死神さんの、ついた、うそ…?」
ルビィ「どうゆうことなの…?」
ダイヤ ハァ………ハァ………
善子「ね、ねえ。なに?なんの話なの?私がルビィを殺さない?死神?ねえ…」
ドタバタ ドタバタ……
<ダイヤーーーーー!!どこにいるのーーーーー!?
<ダイヤぁぁーーーーー!!!
よしルビ「「!」」
ダイヤ「…!」
361>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:50:09.88ID:F5IQJ2ax
ダイヤ「ルビィ」
ダイヤ「今わたくしが、言ったこと…を、」
ダイヤ「果南…さん、に…」
ダイヤ「あなた、一人……で…」
ダイヤ「っ!」
ダイヤ ゴホゴホッ ゴホッ
ルビィ「お、おねいちゃん!!」
善子「ダイヤ!ダイヤが!」
善子「果南!鞠莉!こっちよ、ダイヤはこっちにいるわ!!早く来て!!」
362名無しで叶える物語(八つ橋)2020/02/07(金) 23:52:12.47ID:ZgEtOj/J
ルート突入したかな
363>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:54:09.93ID:F5IQJ2ax
ダダダダダッ
ルビィ「かなんちゃ…まりちゃ…っ、おねいちゃんが…!」
果南「ダイヤ!なんでこんなところに…!」
鞠莉「そんな状態で一人で歩くなんてふざけるのも大概にしてよ!」
善子「どうしたらいい!?保健の先生呼んでくる!?」
果南「大丈夫、救急車呼んでもらうようにお願いしてるから!このまま私らで校門まで運ぶよ!」
ダイヤ「ご迷惑を…おかけ、しますわ…」
鞠莉「ばかダイヤ!!こんなんでなにかあったら許さないんだからね!!」
果南「じゃまた後で、連絡するから!行くよダイヤ、落ちないでね!」
鞠莉「私が支える、意地でも落とさせやしないわ」サッ
ダダダダダ………
364>>1(しうまい)2020/02/07(金) 23:58:10.25ID:F5IQJ2ax
ザワザワ…
ルビィ「おねいちゃん…」
ルビィ「おねいちゃん、やだ…いなくなっちゃ、やだぁ…」ポロポロ…
善子「大丈夫よ」スッ
善子「大丈夫、きっと大丈夫だから。ね」
ルビィ「おねいちゃん……おねいちゃん…っ」グス…グス…
善子「………っ」ギュウ…ッ
やまない喧騒の中、救急車のサイレンが遠くへ去っていくことだけが、いやにはっきりと伝わってきました…
運命が 変わりました! ▼
to be continued...
365名無しで叶える物語(家)2020/02/08(土) 00:00:46.00ID:z1NobPSU
>>279 以来の表記やね
どの向きに動いてるんだ
366>>1(しうまい)2020/02/08(土) 00:06:30.25ID:Ab8YuBtL
薄々お察しとは思いますがED4確定に限りなく近いです
367名無しで叶える物語(SIM)2020/02/08(土) 00:07:49.97ID:nCwBPwv4
ひええ
368名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/08(土) 00:10:45.66ID:hjXRvydp
死神が嘘つきならED1もそのまま善子によって死ぬエンドでは無いかもしれない
まぁ>>1の発言を考えるとルビィちゃんが死ぬこと自体は確実みたいだが
今回の選択枝はなぜ露骨に見えてた地雷を踏んだのか知りたい...ただ、今回の動きを見るに割とどのエンド行くかわからないな(流石にこれ以上地雷を狙って踏み抜かない限りは)
369名無しで叶える物語(SIM)2020/02/08(土) 00:14:12.92ID:nCwBPwv4
怖いもの見たさでBAD選択肢選ぶ人もいるんじゃないかな・・・ひええ
370名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/08(土) 00:15:43.84ID:H2hSPWt/
あえて地雷を狙う人もいるから
どのED目指すかスレ民の総意なんかないしねぇ
371名無しで叶える物語(光)2020/02/08(土) 00:24:46.65ID:LFNEM/jf
ワクワクが止まらない
372名無しで叶える物語(えびふりゃー)2020/02/08(土) 01:05:02.74ID:uxnJ4pBp
久々にゲーム式?推理式っぽいSSで楽しい
書いてくれてありがとう
373名無しで叶える物語(家)2020/02/08(土) 02:46:34.82ID:bHhPhZU+
この後本格的に善子に事情知られたらバッド確定なのかな
次回の安価で隠せたら別ルートにギリ引き返せるのか
374名無しで叶える物語(えびふりゃー)2020/02/08(土) 12:41:59.09ID:/LbfL9v4
本当に死ぬ予定なのはダイヤ?
過去死神と取引をして、今死期が来ているのをルビィがどうにかすることで運命を変えられる?
ルビィが善子に殺されるのは嘘、ならなぜルビィと善子の関係改善を図っているのか…わかんにゃい
377>>1(しうまい)2020/02/08(土) 21:14:22.01ID:Ab8YuBtL
放課後…
教師「それではまた明日」
ルビィ ガタンッ
ルビィ 鞄と彡 バッ
ルビィ タタッ…
善子「ルビィ!」
花丸「ルビィちゃん!」
ルビィ「今じゃなくちゃだめな話!?」キッ
よしまる「「…っ」」タジ…
>>378
1.ダイヤに会いにいく
2.果南に会いにいく
3.一旦家に帰る
※ 善子、花丸、片方または両方と一緒に行動することも可能。安価を取る際に併せて指定してください。
378名無しで叶える物語(庭)2020/02/08(土) 21:36:34.59ID:ZpR1fmHV
ダイヤ
一人で
379>>1(しうまい)2020/02/08(土) 21:44:26.64ID:Ab8YuBtL
善子「ダイヤのところに行くんでしょ?だったら私も一緒に行くわ」
花丸「お、おらも。ダイヤさんのことが心配なのはルビィちゃんだけじゃないずら」
ルビィ「…」
ルビィ「………」
ルビィ「…ごめん。今日は一人で行かせて」
善子「!」
花丸「でもっ──」
善子「ずら丸」
善子「行きなさい、バスに乗り遅れたら次は三十分後よ」
花丸「善子ちゃん!」
ルビィ「ありがと。必ず後で連絡するからね」
ルビィ タタタタ…
380>>1(しうまい)2020/02/08(土) 21:47:58.84ID:Ab8YuBtL
プシュ… バタン
『沼津駅行き、発車します…』
ブゥゥゥン…
ルビィ「…」スマホッ
『果南ちゃん:ダイヤは市立病院に入院することになった』
ルビィ (お姉ちゃん…やっぱり、一昨日から体調よくなかったのかな)
ルビィ (どれだけ元気なふりしようとしてたんだとしても、あのお姉ちゃんが倒れて入院しちゃうくらいの状態だったことに気づかないなんて──)
ルビィ「ルビィ、妹失格だよ…っ」ギュ…
ブゥゥゥン…
381>>1(しうまい)2020/02/08(土) 21:54:49.79ID:Ab8YuBtL
市立病院、18時過ぎ…
ルビィ「おねいちゃん!」ガラッ
鞠莉「! ルビィ、来たのね」
ルビィ「あれ、鞠莉ちゃん…いたんだ」
鞠莉「ええ。果南と、さっきまでダイヤのお母様もいたのよ?どっちも一旦家に戻ったけど、その間は私がいるからって任せてもらったの」
ルビィ「え、お母さんも…?あほんとだ、ライン来てる…」
鞠莉「入れ違ったのね。こんなときだからこそスマホは確認しておかなくちゃ、病院にいるって連絡しておくのよ」
ルビィ「う、うん」スマスマ…
382>>1(しうまい)2020/02/08(土) 21:57:07.30ID:Ab8YuBtL
ルビィ「おねいちゃんは?」
鞠莉「寝てるわ」
ダイヤ スゥ…スゥ…
ルビィ「朝からずっと?」
鞠莉「何度か目は覚ましたけど、随分と頭がぼーっとしてるみたいでね。ろくに話もできないまま、また今は眠っちゃってる」
鞠莉「ホントに、なんなのよ…あんまり心配させないでよ…」ウル
ルビィ「おねいちゃん、だいじょうぶだよね…?」ウル…
鞠莉「…っ、」グシグシ
鞠莉「モチロン、ダイジョーブよ」ポン
387>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:01:17.77ID:Ab8YuBtL
鞠莉「考えてもみなさい、あのダイヤよ?」
鞠莉「きっと疲れが溜まってるのよ。大事なルビィや、私や果南を残して…ダイヤがどこかへ行っちゃうはずないでしょ」
ルビィ「うん…」
鞠莉「頭カチカチの最強ダイヤちゃんなんだから、たとえ死神が迎えにきたって『まだその時ではありませんわ!』とか言って困らせたり──」
ルビィ「死神!?」バッ
鞠莉「きゃっ!?」
ルビィ「鞠莉ちゃん、死神さんのこと知ってるの!?」
鞠莉「エ、なに…?」オロ
398>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:05:05.28ID:Ab8YuBtL
ルビィ「死神って、あの死神さんのこと!?」
鞠莉「ちょ、ちょっと待ってルビィ!what?私、死神に知り合いなんかいないわ!」
ルビィ「だって今鞠莉ちゃん『死神』って、」
鞠莉「それは言葉のアヤよ。不謹慎な言葉を使ったわね、ごめんなさい」ペコッ
ルビィ「なんだ…そっか…」
鞠莉「…?」
鞠莉「死神って、なんのことなの…?」
ルビィ「………ううん、なんでもない。ルビィ、飲み物買ってくるね。鞠莉ちゃんコーヒーでいいよね」タッ
鞠莉「ちょっとルビィ!?」
鞠莉「…一体どうしちゃったのよ…」
401>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:13:11.17ID:Ab8YuBtL
鞠莉ちゃんと、眠るお姉ちゃんの横で少しだけお話ししながら過ごしました。
結局お姉ちゃんはルビィがいる間には目を覚ますことはなくて、着替えとかを持ってきたお母さんが夜は傍にいるってことで、お父さんと一緒に家に帰ることになりました。
ほんとうは一晩中でもお姉ちゃんの傍にいたかったけど、明日も学校は休んじゃいけないっていうし、頷くしかありませんでした…
途中で買ったごはんをお父さんと二人で食べたら、お風呂にも入る気になれなくて、そのまま部屋に戻って倒れるように眠ってしまいました…
エンドレベル 変更なし! ▼
to be continued...
402>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:15:06.78ID:Ab8YuBtL
小節の区切りは付きましたが、時間があるのでこのまま更新を続けます
進行状況は366レスの画像から変わりません
403名無しで叶える物語(庭)2020/02/08(土) 22:18:55.33ID:ZpR1fmHV
>>1乙
うーん、手遅れだったかぁ
こうなる前にダイヤとソロで話したかったけど、花丸と一緒だったり、善子にばらしかける(ED4に近づく)、をしちゃったからな...
こうなると当初の予定通り、善子の意識改革と言う方針しか取れそうにないなぁ
404>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:21:03.76ID:Ab8YuBtL
金曜日…
ルビィ パチ…
ルビィ スマホ…
ルビィ (いつもより早い)
ルビィ (そっか、昨日お風呂にも入らないまま寝ちゃったんだっけ。学校行く前にシャワー浴びないと) モゾ
ルビィ モタモタ…
ルビィ (お姉ちゃんがいない日に限ってちゃんと起きるなんて、変なの)
ルビィ (お姉ちゃんが起こしてくれるからって思って、甘えちゃってるのかな…)
405名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/02/08(土) 22:21:51.11ID:YhNwchgo
面白い
406>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:24:46.82ID:Ab8YuBtL
♪
ルビィ「!」
『よしこちゃん:おはよう』
『よしこちゃん:今日って一緒に登校できるの?それとも休む?』
ルビィ「あ、そうだ。よしこちゃんとはなまるちゃんに連絡してなかったよ…」
ルビィ「『休んじゃだめって言われたから行くよ。いつもの時間でいいよ』っと」スマスマ
ルビィ「シャワーと朝ごはん済ませなくちゃ」テテテ…
407>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:31:03.74ID:Ab8YuBtL
数十分後…
ピンポーン
ルビィ「あれ?ちょっと早いような…はーい」
花丸「おはようルビィちゃん」
ルビィ「はなまるちゃん!どうしたの?」
花丸「朝からごめんね、昨日連絡なかったから、どうしてもダイヤさんのことが気になっちゃって…来ちゃったずら」
ルビィ「そうだよね、連絡しなくてごめんね」
花丸「ううん、それどころじゃなかったっていうのはよくわかるからいいの」
ルビィ「もうすぐよしこちゃんも来ると思うから、上がって待ってて。三人で行こ」
花丸「うん。お邪魔します」
408>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:35:29.84ID:Ab8YuBtL
さらに数分後…
ルビィ「お待たせ。行こっか」
花丸「おはよう、善子ちゃん」
善子「…」
ルビィ「二人とも、昨日は連絡するってゆったのにしなくてごめんね。病院から帰ったらそのまま寝ちゃって、起きたら朝でね…」
善子「ちょっと待ちなさいよ。なんでずら丸がいるわけ?」
ルビィ「よしこちゃん達、仲直りしたんじゃないの?まだはなまるちゃんのこと怒ってるの?」
善子「仲直りはしたわよ、でもそれとこれとは話が別でしょ!」
花丸「むぅ」
409>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:39:36.61ID:Ab8YuBtL
善子「私はこの登校時間だけはルビィと二人がいいの!なのになんで来ちゃうのよ!」
花丸「そんなこと言ったって、ダイヤさんのことが気になったんだから仕方ないずら!」
善子「学校に着いてから話せばいいじゃないの!」
花丸「ルビィちゃんが二度手間になるだけだもん!だったら善子ちゃんに話すときに居合わせた方が都合がいいはずだよ!」
善子「だからって~~~………」グヌヌ…
ルビィ「二人とも」
よしまる ハッ!!
善子「…ったく、わーかったわよ…ちぇっ」
花丸「ごめん、こんなときに言い争いなんてみっともなかったずら…」
ルビィ「うん。今はそうゆうのなしにしてほしいかな」
よしまる「「ごめんなさい…」」
410>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:47:48.21ID:Ab8YuBtL
ルビィ「昨日病院に行ったら鞠莉ちゃんがいてね、病院に運ばれてから何回か目は覚ましたけどあんまりお話はできなかったって。頭がぼーっとしてるみたいだって。
ルビィ「二時間くらい傍にいたんだけど、その間はおねいちゃんずっと眠ってた。
ルビィ「さっきお母さんとも連絡取ったけど、夜のうちに二回と、朝早くに一回目を覚ましたって。でもやっぱりお話はできなかったみたい。
ルビィ「なにか小さな声で繰り返してたけど聞き取れなかったし、会話になる感じじゃなかったって。
ルビィ「お医者さんは、『突然倒れたり昏睡状態になったりするようには見えない』ってゆってたらしいけど、今日もう一回精密検査するんだって」
ルビィ「…ルビィがわかるのは、これだけ」
411>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:52:32.12ID:Ab8YuBtL
善子「あのダイヤが、そんなに弱り切ってるなんて…」
花丸「信じられないね、つい一昨日は一緒に部活やったのに…」
ルビィ「…」
花丸「あっごめんルビィちゃん、こんな言い方…」
ルビィ「ううん」
ルビィ「おねいちゃんに、なにが起こったのかな。わたし、自分のことしか考えられてなかったけど、おねいちゃんもなにか悩んだり苦しんだりしてたのかな」
ルビィ「どうすれば、気づけたのかな……止められ、たのっ…かなあ…」ポロポロ…
412>>1(しうまい)2020/02/08(土) 22:55:47.50ID:Ab8YuBtL
善子「ルビィ…」ソッ
ルビィ「ぅぅ…ぅっ、ぅっ……」
善子 ポン…ポン…
花丸「…」
花丸「ねえルビィちゃん」
花丸「ダイヤさんが体調を崩したことって、『あれ』に関係があるのかな──?」
ルビィ「!」
善子「…!」
花丸「どう考えたって変だよ、こんなに急に体調を崩すなんて…普通じゃない。もしかしたら、
ルビィ「はなまるちゃん…それは…っ」
>>413
1.遮る
2.話を続ける
413名無しで叶える物語(えびふりゃー)2020/02/08(土) 23:01:24.56ID:/LbfL9v4
遮りましょう…
414>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:06:38.04ID:Ab8YuBtL
ルビィ「それは、ゆわないで」
花丸「どうして?だって…」
ルビィ「…っ」チラ…
善子「!」
善子「ねえ、なに?それなんなの?そうまでして私に聞かせたくないことってなんなのよ」
ルビィ「それ、は…」
善子「ダイヤがこんなことになって、それに関係してるかもしれないようなことなんでしょ?そんなに私に隠すのが重要なことなの?それともそんなことと比較して負けるくらいダイヤがどうなってもいいってわけ?」
花丸「よ、善子ちゃん」
ルビィ「っ、そんなんじゃないよ…!」
415>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:14:11.11ID:Ab8YuBtL
善子「だったらなんだってのよ!!」
ルビィ「…っ」
善子「この前から私だけ置き去りにしてこそこそ話して…」
善子「どう控えめに考えても私が関与してそうな話なのに!しかもダイヤが倒れたことにまで関係してるかもしれないってのに!」
花丸「善子ちゃん、ごめん、今のはおらが考えなしに言っちゃったことで…」
善子「その感じもムカつくってのよ!ずら丸も知ってるダイヤも知ってる、大切なことを私だけ知らない!隠されてる!どんな気持ちかわかる!?ええ!?」
花丸「ルビィちゃんは善子ちゃんを傷つけないようにしてるんだよ、言えば善子ちゃんがショックを受けちゃうから、
善子「今の状況の方がよっぽどショックよ!どんなことを聞かされたって、今より傷つくことなんかない!絶対ない!あなただって反対の立場だったら同じように思うに決まってる!それが
ルビィ「よしこちゃんがルビィを殺すの!!!」
416>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:17:16.02ID:Ab8YuBtL
花丸「!! ルビィちゃん…」
善子「それが、それが──ッ……………は…?」
ルビィ ブルブル…
善子「今、なに…?あなた、なんて言ったの…?」
ルビィ「聞こえなかった?もっかいゆう…?」
善子「いや、いや…聞こえたわよ、聞こえたけど…なに言ってるのか、わかんないっていうか…」
417>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:19:37.72ID:Ab8YuBtL
ルビィ「だったらわかるようにちゃんとゆうよ。全部話す。だから聞いて──」
…
ルビィ「────」パク…
…
ギリッ…
ルビィ「邪魔しないで!!!」
418>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:21:58.09ID:Ab8YuBtL
ルビィ「わかってるんですよ、感じてた!たまにこうやって力を使ってたこと!」
ルビィ「それに助けてもらったこともあるんだと思います──でも、今はそんなことお願いしてません!勝手なことしないで!」
花丸「??」
善子「る、ルビィ…?」
────チッ…
ルビィ「…」
ルビィ「話すね、よしこちゃん。今まで隠しててごめんなさい」
善子「え、ええ…」
419>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:25:19.87ID:Ab8YuBtL
死神のことを話しました…
善子「冗談…じゃ、ない…のよね」
ルビィ「冗談じゃないよ」
善子「…さすがにわかるわ、それくらい。心配しないで、疑ったりしない」
花丸「善子ちゃんがルビィちゃんを殺すなんて、冗談でも笑えないし、善子ちゃんが傷つくと思ったから…」
善子「わかってる。ずら丸も苦しい立場だったのね、ごめんなさい」
花丸「ううん、おらなんか…なんにも…」
420>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:28:41.98ID:Ab8YuBtL
ルビィ「…」
花丸「…」
善子 ハァ…
善子「私がルビィを殺すかどうかってのは置いておくとして」
善子「つまり二人が言いたいのは、ダイヤが衰弱してるのは死神のせいなんじゃないかってこと?」
ルビィ「えっと…」
花丸「わかんないけど、そうでも考えないとあまりにも納得できないずら」
善子「そう、かもね…」
421>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:33:01.16ID:Ab8YuBtL
ルビィ「でも、わかんないよ。どうしておねいちゃんを弱らせるの?ルビィが死ぬよりそっちの方がいいの…?」
花丸「誰かの代わりに誰かが死ぬ方がいいなんて、そんなことあるわけないよ」
善子「仮にダイヤのことの原因が死神にあるんだとしても、私達にはそれを確認する方法もなければ止める方法もない。こんなの…」
花丸「………ねえ、ルビィちゃんって死神さんと話せるの?」
ルビィ「え?」
花丸「だってほら、さっき、なんとかかんとかって叫んでたのって死神さんに言ったこと…なんじゃ、ないの?」
ルビィ「そうだけど…」
422>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:36:57.77ID:Ab8YuBtL
善子「だったら物は試しよ、その死神とやらを呼んでみて!話が通じる相手かは知らないけど、少なくともなにかしら事が進むかも」
花丸「ルビィちゃん、やってみるずら!」
ルビィ「えっ、ええ……うん…」
ルビィ「し、死神さん。近くにいますか?も、もしよかったら、少しお話ししたい…ん、ですけど……」
シン…
ルビィ「あの…」
善子「ちょっとぉ!聞こえてんでしょ!なんとか言いなさいよ、ルビィがお願いしてるんだから!」
花丸「よ、善子ちゃん!相手は死神なんだよ、そんな乱暴な態度を取ったらだめずら!」アワワ
善子「ふんっ、死神が怖くて堕天使やってられるかってのよ」フンス
423>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:40:53.12ID:Ab8YuBtL
ルビィ「だめみたい、だね」
花丸「うーん…」
善子「誰か死神に詳しい人とかいないの?」
花丸「いるわけないずら…」
ルビィ「…あ」
善子「え!?」
花丸「いるの!?」
ルビィ「詳しいかどうかはわからないけど、もしかしたらなにか知ってるかも…」
善子「だっ誰!?」
花丸「誰ずら!?ルビィちゃん!」
ルビィ「うん、あのね──」
誰と話をしますか? >>424
424名無しで叶える物語(たこやき)2020/02/08(土) 23:43:55.65ID:BsgZjmgf
かなん
425>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:49:24.99ID:Ab8YuBtL
昼休み…
善子「やっっっと昼休み!果南のとこ行くわよ!」ガタッ
花丸「ルビィちゃん、ほら行くよ!」
ルビィ「ま、待って」ワタワタ
善子「わざわざ昼休みまで待つ必要あった!?すぐでも休み時間でも行けばよかったのに」ズンズンズン
ルビィ「お話が長くなって変なとこで終わっちゃってもイヤだから…」トコトコトコ
善子「ま、今さらとやかく言わないけどさ。これでなにかわかることを祈るわ」
426>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:50:52.44ID:Ab8YuBtL
生徒会室…
バンッ
善子「果南!」
ルビィ「果南ちゃん!」
花丸「果南ちゃん!」
果南「やっと来たね、閉めて閉めて。ここ、昼休みの間は使っといていいってさ」
果南「それで、三人揃って話ってなに?ダイヤのこと?」
ルビィ「──うん…!」
エンドレベル 変更なし! ▼
to be continued...
427名無しで叶える物語(SB-iPhone)2020/02/08(土) 23:53:01.25ID:utuzhUS2
4に向かってまっしぐらか…
428>>1(しうまい)2020/02/08(土) 23:54:56.46ID:Ab8YuBtL
大筋はED4の上にいて、共通ルートと重なっているような状態です
ED4の間際にいるもののまだ確定するところまではギリギリ至っていない、という感じです
言葉が拙くてすみません
進行状況は変わらず366と同じ位置です
429名無しで叶える物語(家)2020/02/09(日) 00:07:34.19ID:X2TJYGsn
まだその気があればギリギリルート変更は可能って感じかな?
どのエンドならいけるかまではよくわからんけど