66>>1(しうまい)2020/01/22(水) 21:35:54.27ID:2MhXPEAI
昼休み…
ルビィ「やっと午前の授業終わった~」ノビー
花丸「ふっふっふ、ということは」ソワソワ
ルビまる「「お弁当たーいむ!!」」イエーイッ
ルビィ「はなまるちゃん、今日はなに?」
花丸「おらは揚げ出し豆腐!」
ルビィ「えっそれお弁当箱に入れてきて平気なの…」
花丸「じいちゃんに作り方を教えてもらって昨日やってみたらとってもうまくできたんだよ。だから今朝も早起きして作ってきて…」カパッ
<ぎぃやぁぁぁあああ~~~~……!!
ルビィ「そ、そりゃそうだよぉ…」ゥュゥュ
善子「ルビィ」クイ
67>>1(しうまい)2020/01/22(水) 21:38:32.12ID:2MhXPEAI
ルビィ「あっよしこちゃん、今日はお弁当?それともパン?買いにいくならルビィもついていくからぱぱっと行っちゃおっか」
善子「…うん、パン」
ルビィ「そっか。はなまるちゃん、ルビィたち購買部に行ってくるから──…」
花丸 ゼツボウ…
ルビィ「…」
ルビィ「その、机に飛んだお汁…拭いておいてね…」ソソクサ
ルビィ「行こっか」
善子「うん」
68>>1(しうまい)2020/01/22(水) 21:44:01.81ID:2MhXPEAI
ルビィ「はなまるちゃんにはびっくりだね、まさかお弁当箱に揚げ出し豆腐いれてきちゃうなんて」アハハ
ルビィ「この前『たまごさんどずら!』って食パンと生たまご持ってきてたのもびっくりしたけど」ウフフ
ルビィ「ね、ルビィまたよしこちゃんの作ってくれたカレー食べたいな。でも辛いのいやだからルビィのはちゃんと甘口にしてね」
ルビィ「そうだ、今度うちで一緒にお菓子作りしようよ。チョコレートたっぷり使ったケーキとか、色んな形のクッキーとか、アメもがんばればおうちで作れるんだって!ルビィいちごの味の作りたいな~」
善子「ルビィ」グイ
ルビィ「きゃ」
ルビィ「よしこちゃん…?」
69>>1(しうまい)2020/01/22(水) 21:48:49.66ID:2MhXPEAI
善子「ルビィもパン好きよね?」
ルビィ「へ?うん、好きだけど」
善子「今日のお昼、パンじゃイヤ?あなたの分も一緒に買うから」
ルビィ「えっと、ルビィお弁当持ってきちゃったから…」
ルビィ「おそろいがよかったの?じゃ明日はおんなじのにしよっか、なにがいいかな。もしよかったらルビィ作ってこよっか!あんまり難しいのはできないけど、ごはんに桜でんぶで絵とか描いて…」
善子「パン買って屋上行きましょう。天気がいいから、こんな日は外でお昼食べたいじゃない」
ルビィ「えっ…」
善子「ね、決まり。そうしましょ。早く行かないと人気のやつ売り切れちゃうわね」トコトコ
ルビィ「よしこちゃん、」
>>70
1.はなまるちゃんは…?
2.お弁当もったいないよ
3.賛成!
4.どれでもない
70名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/01/22(水) 21:53:44.98ID:zs8sxph+
1
71>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:06:02.54ID:2MhXPEAI
善子「購買のパン屋変わったじゃない?私、ジャムパンは前の店のやつが好きだったわ。なんかね、生地が好きだったの。今のやつ少しぱさぱさしてない?」トコトコ
善子「でも種類増えたのはいいわよね~。なまじ味のあるパンって飽きちゃうもの。かといってそう頻繁にロールパンとか食パンとかばっかり食べたくもないし」トコトコ
善子「でも、そうね、ルビィがお弁当作ってくれるんだったら嬉しいわ。ママは忙しいから頼めないし、私はほら、朝苦手だから。貴重な昼休みの五分を買い物に使うのもなんだかもったいないしね」トコトコ
善子「ねえ、私がお願いしたらほんとに作ってくれる?」クルッ
ルビィ「よしこちゃん…」
ルビィ「屋上で食べるのはいいけど、そしたら、はなまるちゃんはどうするの…?」
善子「────」
72>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:10:51.22ID:2MhXPEAI
善子「ずら丸と一緒がいいわけ?」
ルビィ「ううん、一緒がいいとかそうゆうんじゃなくて、はなまるちゃん待ってるでしょ。なんにも言わずに二人で屋上行っちゃうのはよくないよ」
善子「私がラインしとくから。それでいい?」
ルビィ「それじゃはなまるちゃん一人でお昼食べることになっちゃうよ…」
善子「別に、あの子も私たちしか友達いないわけじゃないんだから。他のグループに混ぜてもらえば済むじゃない」
ルビィ「そしたら、ね、明日!明日は二人で屋上に行こ?さいしょからゆっとけばはなまるちゃんも他の子とお昼食べる準備できるし、今日はやっぱり教室で三人で──」
善子「………どうして…」
73>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:16:53.90ID:2MhXPEAI
善子「どうしてずら丸のことばっかりそんなに気にするの…」
ルビィ「はなまるちゃんのことばっかりなんて、そんな、」
善子「だって私はルビィの恋人でしょ!?だったら二人きりの方がいいのは当たり前じゃない!それなのにずら丸のこと気にしてばっかりで、私と二人きりじゃイヤなの!?」
ルビィ「ちがうってば!ルビィだってよしこちゃんと二人でいたいよ。でも今日ははなまるちゃんとごはん食べる流れだったじゃん!どうしても今日なにがなんでも二人きりじゃなくちゃだめなの!?明日ならいいって、ちゃんと朝からゆっとけばいいじゃんってゆってるのに、一日も我慢できないの!?」
善子「…っ、なによその言い方…!」
善子「私は今朝も結局二人で登校できなくて寂しくて寂しくて仕方なくて午前中だってずっと我慢してて、やっと誰の目も気にせず二人きりで過ごせる時間になったっていうのに。ルビィはずら丸といたいのね…」
ルビィ「だからそうゆうんじゃないってば!」
74名無しで叶える物語(家)2020/01/22(水) 22:21:32.84ID:QbsvH7Ke
これマズくない?
75>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:22:19.24ID:2MhXPEAI
ルビィ「ルビィたちのことだけ考えて、他のお友だちとかのこと考えられなくなっちゃうのはよくないよ」
ルビィ「そんな風にしてたら、誰もわたしたちのこと応援してくれなくなる。支えてくれなくなっちゃうよ」
善子「私は」
善子「私は誰の理解もいらないわ。ルビィが隣にいてくれればいい、世界中のみんなが私たちのことを笑おうが悪く言おうが構わない。私たちがお互いの存在を信じ合えていればそれでいい」
善子「でも──ルビィは、そうじゃないのね」クルッ
ルビィ「よしこちゃん、」
善子「今日は一人で食べるから。ここまででいいわ」スタスタ…
ルビィ「よしこちゃん!!」
76>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:28:40.66ID:2MhXPEAI
ルビィ ポツン…
ルビィ (ルビィは)
ルビィ (わたしは、誰の理解もいらないなんて、誰に笑われても悪口を言われてもいいなんて、そうは思わないの)
ルビィ (わたしたちが一緒にいることをみんなに認めてほしいし、応援してほしい。ルビィは善子ちゃんと一緒にいるようになってからよくなったねって言われたい)
ルビィ (誰にも胸を張っていられる関係でいたいんだよ)
ルビィ (そうじゃないと、二人だけでは乗り越えられないようなことが起こったとき、誰にも助けてもらえない。現実的に、わたしたち二人だけで生きていくことなんてできないじゃん)
ルビィ (善子ちゃんとずっと一緒にいたいからこそ──なにもかもを善子ちゃんだけに捧げるわけにはいかないんだよ)
ルビィ (それを、わかってほしいのに……)
77>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:35:41.46ID:2MhXPEAI
教室
ルビィ トコ…
花丸「あっお帰りなさいルビィちゃん、遅かったね。ちゃんとお汁は拭いたけど、中のお豆腐は形も崩れちゃってるしあんまり美味しくなさそうになっちゃったずら…」シュン
花丸「あれ、善子ちゃんは?」
ルビィ「…今日は一人で食べるって」
花丸「そう…」
ルビィ「待たせてごめんね、はなまるちゃん。食べよ」
花丸「うん。いただきます」人
ルビィ「いただきます」人
大好きなミートボールもポテトサラダも、なんだか美味しくなかった…
運命が 少し 変わりました! ▼
to be continued...
78>>1(しうまい)2020/01/22(水) 22:41:54.44ID:2MhXPEAI
失礼、保守ありがとうございました
79名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/01/23(木) 00:47:19.71ID:KzOR3oOM
>>1乙
表を見るに2,4は何かしらの関係性の変化かな?
そして逆方向に突っ切る3が怖いんだが...
推測だけど善子の好感度に関係するのは上下かな?
ちなみにEDは4種類のみの予定ですか?
80>>1(しうまい)2020/01/23(木) 01:19:37.35ID:CDvZPg5g
>>79
今のところ、四パターンで考えてます
あんまり多様化しても軸がぶれるだけになってしまいそうなので。
82>>1(しうまい)2020/01/23(木) 21:51:05.45ID:CDvZPg5g
放課後…
花丸「終わったずら~」
花丸「でも今の授業ちょっと難しかったな。ちゃんとまとめとかないとわかんなくなっちゃいそう」ンションショ
花丸「………」
花丸「よし!ここまで書いておけば家に帰ってから復習するときも迷わないよね!」
花丸「おまたせ、ルビィちゃん。善子ちゃん。部活に行くずら──」
よしルビ コツゼン…
花丸「……………あれ?」
83>>1(しうまい)2020/01/23(木) 21:54:41.62ID:CDvZPg5g
善子 ツカツカツカ…
ルビィ「よしこちゃん、そんなに急がなくても。こんなに早く行ったってどうせみんな揃うまで待つことになるだけだよ」トテトテトテ…
善子 ツカツカツカ…
ルビィ「……さっきのこと、怒ってる…?」
善子 ………ピタッ
善子 クルッ
善子「ルビィ」ニコッ
ルビィ「!」
84>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:00:30.93ID:CDvZPg5g
お昼休み、ちょっと喧嘩別れみたいになってしまって、結局そのまま午後の授業に入ってしまった。
五時間目と六時間目の間の休み時間も善子ちゃんとの会話はなくて、しょんぼりしていたけれど。
放課後になった途端、まだノートをまとめてる花丸ちゃんをよそに善子ちゃんはルビィの手を取って教室を飛び出した。
呼びかけてもお返事してくれないままそんな風にして歩くこと数分、やっぱり怒ってるんだと思っていたけれど、やっと振り向いた善子ちゃんは満面の笑みを浮かべていて。
ルビィは──
ルビィ「やっとお話ししてくれたぁ!」パァ
心の底からほっとした。
85>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:06:29.22ID:CDvZPg5g
それは、たまにある光景。
さっきみたいな喧嘩になっちゃっても、少し間をあけたら善子ちゃんはいつも通りの優しい笑顔に戻る。
そして、
善子「ねえ、ルビィ。さっきはごめんね、私、お腹が減っていらいらしてたのかも。いやなこと言っちゃったわ。お昼すっぽかして、ずら丸にも後できちんと謝っておくわ」
善子「あなたが言いかけてくれたこと、真に受けちゃうわよ。一緒にお菓子作りしようって。大賛成、私もチョコレートのケーキ作りたいわ。ルビィとやったらきっと楽しいでしょうね」
善子「甘くて、甘くて、脳まで蕩かしてくれそうなチョコレート。やわらかくて、やわらかくて、どこまでも沈み込んでしまいそうなスポンジ。ね、とってもギルティね。楽しみだわ」
善子「ルビィも私も食べたことないくらい甘くてやわらかくてギルティなチョコレートケーキができるわ、間違いないわよ」ニコッ…
そして、いつもよりもっともっと優しくしてくれるの。
87>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:13:52.12ID:CDvZPg5g
善子「ルビィ。ごめんなさい」
善子「私、あなたが言ったこと、何回も繰り返して考えたわ」
善子「あなたは私たちのことを想って言ってくれたのよね、わかってたはずなのに」
善子「ねえ、ルビィ」
善子「今日はこのまま練習さぼっちゃわない?私、今、どうしてもあなたと二人きりでいたいの」ギュッ
ルビィ「よしこ…ちゃん…♡」キュン…
このときの善子ちゃんは、とってもとっても優しい。
もちろん普段から優しいけど、もっともっと優しくて、このときにしかしてくれないようなことをいっぱいいっぱいしてくれて、ルビィのことを優しく優しく可愛がってくれる。
ルビィはそれが大好きで、練習や授業をさぼるのはいけないことだってわかってても、どうしても──甘えたくなってしまうの。
いけないよね、いけないよね──
>>88
1.ルビィも、よしこちゃんと一緒にいたい。
2.練習が終わるまで我慢する。
3.人が通る
88名無しで叶える物語(SIM)2020/01/23(木) 22:16:29.26ID:3Qsc2Ky8
3
89>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:24:54.44ID:CDvZPg5g
だめ──だめ、練習はちゃんと行かなくちゃ──
ルビィ「………うん、このままさぼっちゃおっか」ギュ…
善子「…!」パァ
善子「嬉しい。私、今あなたのことが愛おしくて愛おしくてたまらないの。さ、そうと決まれば早くここから──」
…
ルビィ「────?」
…
トン
ダイヤ「二人とも、こんなところでなにをしているの?」
90>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:26:57.35ID:CDvZPg5g
善子「! だ、いや…」
ルビィ「おねいちゃん、いつからそこに…」
ダイヤ「いつからって、いえ、通りかかったところだけれど」
ルビィ「そ、そう…」
ダイヤ「というか、コホン」
ダイヤ「どういう経緯かは知りませんが、学校の…しかも廊下のど真ん中で抱き合うなどという行為は頂けないわね」
よしルビ「「あっ…」」///
よしルビ バッ
91名無しで叶える物語(ぎょうざ)2020/01/23(木) 22:29:09.07ID:Q43bThjp
何でだろうダイヤさんな気はしてた
92>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:33:37.96ID:CDvZPg5g
ダイヤ「仲が良いのは──…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「仲が良いのは結構なことですが、場を弁え、分別をつけなさいな」
ルビィ「あはは…はぁい」
ダイヤ「善子さんも、わかりましたか?」
善子「…うん。気を付けるわ」
ダイヤ「よろしい」
93>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:37:49.98ID:CDvZPg5g
ダイヤ「花丸さんは?一緒ではなかったの?」
ルビィ「あ、うん、宿題のノートを提出してから行くってゆってたから、その」
ダイヤ「なに、そのくらい。待っておいてあげればいいでしょう。二人の仲は承知しているけれど、だからといって友人を蔑ろにしてはいけませんわよ」メッ
ルビィ「はは、あはは…そ、そうだよね。一旦教室に戻ってくるはずだから、うん、やっぱり三人で部室に行くことにするよ!ね、よしこちゃん。教室に戻ろ」
善子「え、ええ」
ルビィ「じゃあおねいちゃん、また後でね!」タタタ
善子 タタタ
ダイヤ「なんですか、あんなに慌てて」
ダイヤ「さて、わたくしも部室へ向かうとしましょうか…………………………」
94>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:41:24.67ID:CDvZPg5g
ルビィ「びっくりしたね、まさかおねいちゃんが通りかかるなんて」
善子「さすがにこれでさぼるわけにはいかないわよね、ずら丸に変なこと言われたら二重で怒られかねないし」シュン…
ルビィ「思いっきり歌って踊ってすっきりしよ。ね?」
善子「うん……」トボトボ…
ルビィ「…」
ルビィ キョロキョロ
ルビィ「よしこちゃん」
95>>1(しうまい)2020/01/23(木) 22:46:28.64ID:CDvZPg5g
善子「なに?──」
チュ
善子「!!!」
ルビィ「がっかりしてるのはルビィも一緒だよ。でも、練習は好きでしょ?がんばろっ♡」
善子「~~~~っ……… がんばる…」//
ルビィ「えへへ、赤くなってる~~」
善子「る、ルビィのせいでしょ!ここ学校よ!」
ルビィ「ハグしてきたよしこちゃんに言われたくないもーん♪」
善子「こら待てえーい!」
運命が 少し 変わりました! ▼
to be continued...
96名無しで叶える物語(家)2020/01/23(木) 22:47:12.49ID:JNxfghey
本来のエンドに近づいた感
97名無しで叶える物語(はんぺん)2020/01/23(木) 22:54:04.82ID:hy9triya
どのエンドでも誰かしら死にそう
86名無しで叶える物語(はんぺん)2020/01/23(木) 22:09:27.40ID:hy9triya
>>78でED2に向かい始めてはいるが、ベクトル自体は基本ヤンデレエンドなの?
98>>1(しうまい)2020/01/23(木) 23:11:36.21ID:CDvZPg5g
言葉にするのが難しいですが、死神が来なければ(安価が発生しなければ)運命はヤンデレエンドに向かう、と思ってもらうと舵取りしやすくなるかと。
今こんな感じです
99名無しで叶える物語(SB-iPhone)2020/01/23(木) 23:58:45.27ID:3YqbuHQ1
1周しちゃった
100名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/01/24(金) 00:13:49.00ID:CLunEF1F
死神が来ない場合、つまり>>20のような選択肢を取り続けた場合ってことかな?
今回なら恐らく練習をサボった場合その方向に行きそう
善子の行動を肯定し過ぎるとそっちに行きそう...そしてその場合マジで逆方向に突っ切るED3が怖い
114名無しで叶える物語(奈良漬け)2020/01/24(金) 17:11:19.38ID:adwYZ1sl
荒らしに負けずがんばってください
※ まとめるにあたって削除しましたが、当時何レスか荒らしレスがありました。
115名無しで叶える物語(関西地方)2020/01/24(金) 22:27:01.38ID:ry1fthMI
追いついた
これは面白い
118名無しで叶える物語(光)2020/01/24(金) 23:37:11.23ID:dmZZw5sw
お待ちしております
120名無しで叶える物語(SB-iPhone)2020/01/25(土) 11:40:04.90ID:LL26YdjT
見てます
122>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:33:42.15ID:Rkm8ZF+a
火曜日…
♪
♪
ルビィ「んゅ…」モゾ
♪ ♪ ♪
ルビィ「んんん…」
♪♪ ♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪♪♪
ルビィ「ん!?」ガバッ
っスマホ サッ
『新着メッセージ28件』
123>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:36:36.57ID:Rkm8ZF+a
『よしこちゃん:おはようルビィ』
『よしこちゃん:まだ寝てるの?』
『よしこちゃん:おねぼうは罪よ!ギルティ!』
『よしこちゃん:今日夕方雨かもだって』
『よしこちゃん:髪がうまくまとまらないわ~~』
『よしこちゃん:見て見て、目玉焼ききれいに焼けたわ』
…
ルビィ「よしこちゃん…」ニヤニヤ
『よしこちゃん:あ!おはよう!遅いわよ!』
ルビィ「!」
ルビィ「そっか、既読マークか」
124>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:39:44.59ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「おはよう、ねぼうじゃないもん…っと」スマスマ
♪
ルビィ スマスマ
♪
ルビィ スマスマ
♪
ルビィ スマスマ……
♪
『よしこちゃん:ところでルビィ』
ルビィ「ゅ?」
125>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:43:38.44ID:Rkm8ZF+a
『よしこちゃん:私お昼用意せずに登校してるけど、本当に平気なの?』
ルビィ「…」
ルビィ「ぁ」
──ルビィ『おそろいがよかったの?じゃ明日はおんなじのにしよっか、なにがいいかな。もしよかったらルビィ作ってこよっか!あんまり難しいのはできないけど、ごはんに桜でんぶで絵とか描いて…』
──善子『でも、そうね、ルビィがお弁当作ってくれるんだったら嬉しいわ。ママは忙しいから頼めないし、私はほら、朝苦手だから。貴重な昼休みの五分を買い物に使うのもなんだかもったいないしね』
ルビィ バッ
『7:05』
ルビィ サー…
126>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:44:44.29ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「ぅ」ドタ
ルビィ「ゅ」バタ
ルビィ「ゅ~~~~~~~~~っっ!!!!」ドタバタドタバタ
ダイヤ「こらルビィ、朝からはしたないですわよ!!」
127>>1(しうまい)2020/01/26(日) 07:47:27.67ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「あわわ、あばばば」ワタワタ
ダイヤ「なにをそんなに慌てているの」
ルビィ「今日ルビィよしこちゃんのお弁当作っていくって、一時間早く起きるつもりだったのに、よしこちゃんがお昼抜きになっちゃう!」バタバタ
ダイヤ「ほー…」
>>128
1.今からできる範囲でなんとかする
2.諦めてほんとのことゆう
3.なんとかなる
128名無しで叶える物語(SB-iPhone)2020/01/26(日) 07:56:47.50ID:81SFc76A
1
129名無しで叶える物語(家)2020/01/26(日) 07:59:12.66ID:Grv5Zm/8
3
130>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:08:46.28ID:Rkm8ZF+a
ルビィ ムムムムム……
ダイヤ「…」モグモグ… (朝ごはん)
ルビィ「…よし!」
ダイヤ (おっ)
ルビィ「今からでもなにか作れるはずだよね!がんばるびぃ!」グッ
ルビィ「おかあさん、お台所借りるね!」パタパタ
黒澤母「構いませんが遅刻はいけませんからね」モグモグ… (朝ごはん)
131>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:13:00.23ID:Rkm8ZF+a
ルビィ (善子ちゃんは甘い玉子焼きが好きだから砂糖多めに入れて) チャッチャッチャッ
ルビィ (メインのおかずは今からじゃ作れないから冷凍のコロッケを今のうちにチンして) ポチ
ルビィ (この時間なら…うん、できる。ポテトサラダ作ろう!) シュッシュッ
ちゃっちゃかちゃっちゃか…
ダイヤ「随分と手際がよくなりましたわね」
黒澤母「日頃から何事もあれくらいてきぱきと動いてくれたらよいのですけれどね」
132>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:16:52.34ID:Rkm8ZF+a
ダイヤ「ではわたくしは先に出るわね」
ルビィ「ごはんもうさめたかな。うーん…大丈夫そう!」パッパッ
ルビィ「……………できたぁ!」パァ
ルビィ「これでなんとかよしこちゃんのお昼ごはんは確保できた」フゥ
ダイヤ「それで、あなた自身のお昼ごはんはどうするつもりなの?」
ルビィ ハッ!!!
ダイヤ「そんなことだろうと思ったわ…」
133>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:19:56.71ID:Rkm8ZF+a
ダイヤ「仕方のない妹ですこと」ゴソゴソ
ルビィ「!」
──ダイヤ『こんなこともあろうかと、あなたの分のお弁当はわたくしが作っておきましたから』スッ
──ルビィ『おねいちゃん…!』ウルウル
ダイヤ「はい」っ500円玉
ダイヤ「たっぷりパンをお買いなさいな」ニコッ
ルビィ「おねいちゃんッッ!!」
ダイヤ「な、なんですか」ビクッ
ルビィ「いやでもありがとうッッ!!」
134>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:25:45.28ID:Rkm8ZF+a
ダイヤ「行ってきます」
ルビィ「いってらっしゃ~い」ノシ
ルビィ「…学校行く準備しなくちゃ!」
ルビィ (うふふ、よしこちゃん喜んでくれるかなあ) ワクワク
ピンポーン
ルビィ「!」
ルビィ「あわわ、よしこちゃん来ちゃった!ちょっと待ってて~~!」バタバタ
135>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:28:00.67ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「おまたせ!」
善子「おはよう、ルビィ」
ルビィ「おはようよしこちゃん!」
善子「じゃ行きましょうか」ス…
ルビィ「…あれ……?」
136>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:32:44.12ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「よしこちゃんが雨ってゆってくれてよかった~。ほら、この前買ったおりたたみガサ持ってきたんだよ!かわいいやつ!」
善子「そう」
ルビィ「…っ」
ルビィ「その、よしこちゃん…なにか怒ってる…?」
善子「…どうして?」
ルビィ「だって、あんまりお話ししてくれないし…こっち見てくれないから…」
善子「そうじゃなくて」
善子「どうしてライン返してくれないの?」
ルビィ「え──?」
137>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:38:50.44ID:Rkm8ZF+a
『新着メッセージ14件』
ルビィ「あっ…」
ルビィ (お弁当作るのに夢中になってたから…)
善子「起きて、少しラインしたら、もういいのね。ルビィにとって私は目覚まし時計の役割しかないのかしら」
ルビィ「ちが、そんなんじゃないよ」
善子「だったらどうして返してくれないのよ。朝からいっぱいラインして、あなたのこと好き、好きってなって、そして本物のあなたに会う瞬間がとっても幸せなのに」
善子「…なに、してたの?」
138>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:45:35.17ID:Rkm8ZF+a
善子「またダイヤ?朝から大好きなお姉さんと一緒にいられて嬉しいわよね。でも私だって朝から大好きなルビィと時間を共有したかったわ」
善子「それともお母さん?お父さんかしら。揃ってルビィと朝ごはんを食べられるなんて羨ましい。私だって近くに、ううん一緒に住んでたら毎日毎食揃って食べられるのに」
善子「傍にいない者に権利はないのね。画面越しじゃ、触れられる距離にいる相手になんかどうしたって勝てっこないわよね。でも私だって好きで沼津に住んでるんじゃないもの」
善子「本当は四六時中あなたの傍にいたいって思ってるのに、」
ルビィ「よしこちゃん!」
139>>1(しうまい)2020/01/26(日) 08:49:31.63ID:Rkm8ZF+a
ルビィ「これ、作ってたから」っお弁当
ルビィ「ほんとは早く起きたかったんだけど、よしこちゃんのラインで起きたから、あんまり時間なくって」
ルビィ「ばたばたで用意してたから、ライン返すひまなくって」
ルビィ「ごめんね、寂しい想いさせちゃったよね…でもね!よしこちゃんのことどうでもよかったとかそんなんじゃないんだよ!」
ルビィ「よしこちゃんに食べてほしいって、喜んでほしいって思いながら作ってたから、ルビィお弁当の用意してる間ずっとよしこちゃんのこと考えてた」
ルビィ「お話しできてなかったけど、ずっとよしこちゃんのことだけ考えてた」
ルビィ「ほんとは冷凍食品なんか使わないで全部自分で作りたかったし、ごはんにお絵かきもしたかったし、おそろいのお弁当食べたかったけど、それはどれもできなかったけど、でもね。よしこちゃん──」
善子「ルビィっ!」ハグッ
141>>1(しうまい)2020/01/26(日) 09:01:37.15ID:Rkm8ZF+a
善子「そうよね。あなたが理由もなく私のこと放っておくはずなんかないわよね。わかってたのに、ごめんなさい、寂しくてついいやなこと言っちゃったわ」ギュ
ルビィ「ううん、寂しい想いさせたルビィが悪いんだもん。ごめんね」ギュ
ルビィ「今度はちゃんと早く起きて、もっともっと美味しいお弁当作るからね。今日はちょっぴり簡単なお弁当だけど、食べてくれる?」
善子「もちろんよ。食べる。誰にも一口だってあげないし、ごはんの一粒だって残さないから。あなたにだってあげないんだからね」
ルビィ「え~、一口くらいちょうだいよぉ」
善子「だーめ。ルビィが私のために作ってくれたお弁当なんだから、全部私が食べるの!」
ルビィ「よしこちゃんのいじわる~」
143>>1(しうまい)2020/01/26(日) 09:02:59.12ID:Rkm8ZF+a
善子「帰りにチョコレート買ってあげるから我慢なさい!」
ルビィ「えっチョコレート!やったあ!」ピョンピョン
ルビィ「えっとねー、ミルクのやつとー、この前出たいちごのやつとー、抹茶味のやつとー」
善子「ちょっと、なんでそんなにたくさんなのよ!一つよ、一つ!」
ルビィ「え~」
ヤンデレエンドに 近づきました! ▼
to be continued...
144>>1(しうまい)2020/01/26(日) 09:05:15.90ID:Rkm8ZF+a
画像を用意する余裕がありませんが、方眼二つ分直上して20レスと同じ位置になりました
145名無しで叶える物語(やわらか銀行)2020/01/26(日) 09:08:08.88ID:ZJ0Tu3RX
乙です
146名無しで叶える物語(光)2020/01/26(日) 14:36:42.53ID:QCZ0gaV7
おもしろいす、乙
148名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/01/26(日) 17:57:11.51ID:Bs90MXRw
乙
もうヤンデレエンドでも良いんじゃないかな...と思えてきた
151名無しで叶える物語(庭)2020/01/28(火) 11:52:51.65ID:wZvTA5FS
期待
152名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/01/28(火) 18:39:35.22ID:qqiPQ8/1
続きはまだか
153>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:38:53.09ID:aOHoznzk
授業中…
教師「~このように、のぞにこえりの安定感の上に成り立つことほのうみを中心とし、まきりんぱなの眩しさを堪能する手法は作中でよく用いられ~」
ルビィ「♪」カキカキ…
ルビィ (善子ちゃんにハグしてもらった)
ルビィ (お昼はルビィの手作りお弁当を食べてもらえる)
ルビィ (代わりにルビィはパンだけど) ハハ…
ルビィ (早くお昼にならないかなあ) ウキウキ
ルビィ「…ん?」
154>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:40:43.74ID:aOHoznzk
廊下の方 ユラ…
ルビィ (なんか、今いたような…気のせいかな…?)
ルビィ ジッ
廊下の方 …………ユラ
ルビィ「!」
ルビィ (やっぱり誰かいる。授業中なのに出歩くなんていけないんだー…)
死神 トコトコ
ルビィ「!!!??」ブーーーッ
155>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:43:02.38ID:aOHoznzk
ルビィ「せっ先生!あのあのあの、ちょっとどうしてもお腹が痛いのでお手洗いに行っていいですか!すぐに戻ります!」ガタッ
教師「え!?い、いいですけど…本当にお腹痛いですか…!?」
ルビィ「すぐに戻りますっ!」ビュン
教師「質問には答えましょうね」
教師「…えー、授業を続けましょうか…」
善子「…」
花丸「…」
156>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:45:23.55ID:aOHoznzk
廊下
ルビィ「死神さん!」
死神「ああ、黒澤ルビィさん。こんにちは」
ルビィ「こっこんにちはじゃないですよ!なんで学校にいるんですか、誰かに見られたらどうするんですか!」ヒソ
死神「平気ですよ、私はあなた以外には──」
死神「…あなたとあなたのお姉さん以外には姿も見えないし声も聞こえませんからね」
ルビィ「あ、そ、そうなんですか…」
157>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:50:44.09ID:aOHoznzk
死神「学校というのはいいですねえ、前に来たときにはお姉さんに学校へ来ないよう強く釘を刺されていましたからね」
ルビィ「だめってゆっていいならルビィも言いますけど…」
死神「私が来てなにか困ることがありますか?」
ルビィ「それは…ない、ですけど…」
死神「であればぜひ見逃してほしいものですね」
ルビィ「…」
死神「どうかしましたか?」
158>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:53:47.57ID:aOHoznzk
ルビィ「もしルビィが死神さんに『学校に来ないでください』って強くお願いしたら、」
死神「ええ」
ルビィ「死神さんは学校に来ないんですか?」
死神「来ませんよ。いやだとおっしゃるのならね」
ルビィ「だったら」
ルビィ「もしルビィが死神さんに、『運命の変え方を教えてください』って強くお願いしたら──」
ルビィ「死神さんは、教えてくれるんですか?」
159>>1(しうまい)2020/01/28(火) 20:57:10.02ID:aOHoznzk
死神「────」
ルビィ「学校に来てほしくないとは、ルビィは別に思いません。誰にも見えないし誰ともお話しできないなら、寂しいのは死神さん自身だから。それでも来たいのなら来たらいいって思います」
ルビィ「学校には自由に来てもらっていいし、他にも、えっと…思い付かないけど、したいことがあるのならみんなしてもらっていいって思います」
ルビィ「死神さんがしたいことにルビィがお手伝いできるなら、なんだってします。だから──だから──」
死神「だめですよ」
ルビィ ビクッ
160>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:00:51.35ID:aOHoznzk
死神「私はこれでも死神ですから」
っ大鎌 スッ…
ルビィ「!!」
ルビィ「そ、それ…っ」
死神「ああ、安心してください。逆刃です」
ルビィ「鎌に限ってはそっちの方が危なくないですか!?」ガーンッ
161>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:04:37.23ID:aOHoznzk
死神「私はこれでも死神ですから、自らの手で運命を変えることだってできるんですよ」
死神「ルビィさんに『安価』など一つも出さずとも、その瞬間にあなたを包んだ『死の運命』だけをこの鎌で切り裂くこともできます」
ルビィ「!」
死神「反対に」
死神「悠長にその瞬間など待たずとも、今ここで、鎌をたったひと振りすることだってできます」
ルビィ「…!」
162>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:10:16.83ID:aOHoznzk
死神「あくまでも仕事として『死の管理』をするために、こうしてあなたの元へ現れ、曲がりなりにも力をお貸ししているんです」
死神「そうしなければ、お給料を貰い損ねて生活が困窮しますからね」
死神「これでも相当に『与えている』とは思いますが、さらにこれ以上を望むというのならば──」ニコッ
ルビィ「ひっ…」
死神「ですから、くれぐれも私に仕事の範疇を超えた行動を求めないでください。その方が、あなたにとっても『まだ』マシだと思いますよ」
ルビィ「は、はい………」
死神「うん。物分かりがよくてひと安心です」
163名無しで叶える物語(たまごやき)2020/01/28(火) 21:12:14.67ID:lD3i4jka
ルビィがコンビニで万引きして未来の滅亡した内浦に行ったSS書いてた人に似てるな
164>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:12:53.25ID:aOHoznzk
死神「そろそろ戻った方がいいのではありませんか?」
ルビィ「あ、はい、そうです…ね」
死神「私は理科室とやらを覗きにいきます。向こうで合ってますよね」
ルビィ「合ってます」
死神「ありがとうございます、それでは」トコ…
ルビィ「あ、し、死神さん」
死神「はい?」
165>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:16:56.37ID:aOHoznzk
ルビィ「その、死神さん…内浦にいる間、普段どうしてるんですか?夜とか、寝るところとか…」
死神「心配してくださるんですか」
ルビィ「心配ってゆうか、その、一昨日は止めるひまもなく消えちゃったから…」
死神「ふふ、優しいのですね。大丈夫です、私はあなたたちのように夜は布団の中でたっぷり睡眠を取らなければならないということはありませんから」
ルビィ「そう、ですか。それならいいんですけど…」
死神「それに」
死神「私は、普段からちゃんとあなたたちの傍にはいますので」
to be continued...
166>>1(しうまい)2020/01/28(火) 21:19:42.55ID:aOHoznzk
一昨日用意できなかった画像です