76>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:05:40.69ID:rhrt6p4l
ダイヤ「これで五匹のうち二匹を突破。ここが折り返し地点ね」
『ミクリは トドグラーを 繰り出そうとしている…』
花丸「とどぐらーだって」
ダイヤ「お名前から察するにトドなのでしょうね」
ダイヤ (どこかで一度戦ったことがあったはずだけれど、あのときは誰にお相手いただいたんだったかしらね…)
ダイヤ「花丸さん」
花丸「なに?」
ダイヤ「鯰がじめんタイプ──地面の性質を有しているというのは、ピンと来ますか?」
花丸「地面の性質…」
77>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:14:33.53ID:rhrt6p4l
花丸「う~ん、いまいち想像できないけど、鯰は地震を予知するって昔から言うから、そういう意味では地面と関連がある…って言えるのかな?こういうことでいい?」
ダイヤ「ええ、ありがとうございます。わたくしも概ね似たようなことを考えたわ」
ダイヤ「それでは引き続き、トドにはどのような性質があると思う?」
花丸「トド」
花丸「鯰を地面とするなら、………破壊…?」
ダイヤ「は、破壊!?」
78>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:22:02.12ID:rhrt6p4l
花丸「こっちではあんまり見かけないけど、北海道とか青森では主に漁業家からトドは害獣と見なされることが多いずら」
花丸「って、これはダイヤさんの方が詳しいんじゃない?」
ダイヤ「ええ…漁具を壊したり獲物を取り合ったりと、向こうの漁家にとっては好まれない存在だそうね。おかげで駆除の対象にもなっていたし…」
ダイヤ (破壊…全くない観点だったわね。破壊と聞くと『はかいこうせん』を思い出すけれど、あれはどのタイプのわざなのかしら)
花丸「欲しい答えじゃなかった?」
ダイヤ「そうね、わたくしには抜け落ちている観点だったので参考になったけれど、この対戦でどう活かすべきかという視点に当てはめるのはなかなか難しいですわ」
ダイヤ「しかしみずタイプであるのは間違いないでしょうし、このままりこちゃん♡に務めてもらっても──」
花丸「…水っていうのが有り得るなら、氷…とか?」
ダイヤ「!」
79>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:26:00.37ID:rhrt6p4l
ダイヤ「氷…?」
花丸「うん。ほら、トドって日本では北海道近辺と日本海の北部、外ならオホーツク海とか、寒い海にしか生息してないでしょ」
花丸「海に住んでるから水、っていうなら、寒い海に住んでるから氷…雪…?そういうイメージを結び付けることもできるかなって」
ダイヤ「…なるほど」
ダイヤ (♡♡りあ♡♡さん──タマザラシ、アザラシもこおりタイプを有していた。それを踏まえると生息圏が似ているトドがこおりタイプというのは、あながち突拍子もない思考でもない…か)
ダイヤ「…うん、それでいきましょう。さすが花丸さん、知識の引出しが多くて助かりますわ」
花丸「よくわかんないけど、お役に立てたならよかったずら」
81>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:32:40.79ID:rhrt6p4l
ダイヤ (みずタイプに強く立ち向かえるりこちゃん♡は、今後の展開も見越すと消耗させずにおきたい。こおりタイプと仮定するならば、ここで冒険に出るのはやめておくとして、こちらは──) カチカチ
『ミクリは トドグラーを 繰り出してきた!』
もくたん『もどっておいで、りこちゃん♡!いっておいで!まりのママ!』
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅぅ!』
ダイヤ「秘密兵器まマさんでお相手いたしますわァ!」
花丸「まりのママ」
花丸「だ、ダイヤさん。善子ちゃんに梨子ちゃんと続いて、鞠莉ちゃんのママっていうのは…」
『まりのママの ひでり!』
『ひざしが 強くなった!』
ダイヤ「ご覧なさいな、シャイニーな鞠莉さんのお母さまと言われても納得の晴れ女でしょう」
花丸「…」
ダイヤ「雌雄の区別はないけれどね」クスッ
花丸「…そうなんだね」
82>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:37:36.88ID:rhrt6p4l
ダイヤ「みずタイプを専門とする方にまマさんを繰り出すというのは少々おとなげない気もしますが、これは勝負ですからね。勝つための手は惜しみませんわ」
花丸「この…ま、ま…」
ダイヤ「まマさんと呼んであげてくださいな」
花丸「…………まマさんは、強いの?」
ダイヤ「強いわよ」
ダイヤ「でも純粋な力量が高いというのもそうだけれど、それだけではなくってね。端的に言うととても相性がよいのです」
ダイヤ「どこまで説明したものか…そうね」
83>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:43:01.91ID:rhrt6p4l
ダイヤ「たとえば、花丸さんはラーメンが得意ではないでしょう?」
花丸「うん」
ダイヤ「学校の給食でラーメンが出てきたらイヤだなと思いませんか?」
花丸「思う。キライじゃないけど、食べるのにすっごく時間がかかっちゃうから、図書室に行く時間がなくなっちゃうもん」
ダイヤ「そうよね。このまマさんにも苦手なものがあって、それは水なのです」
花丸「泳げないの?」
ダイヤ「泳げ…ない、と、思います。たぶん」
ダイヤ「でもまマさんは、自分の力でほぼ完璧に水を克服できるのよ。相手がまマさんをいじめようと思って水の攻撃をしてきても、全く無視していられるの」
花丸「つまり、どういうこと?」
ダイヤ「善子さんがいじわるで花丸さんをラーメン屋さんに連れていっても、のっぽパンを注文できるということよ」
花丸「それはすごいね!革新的ずら!!」
ダイヤ「さあ、そんな相性のいいまマさんでこの対戦も乗り切ってしまいましょう!」
花丸「がんばれ、まマさん!善子ちゃんなんかに負けないで!」
84>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:47:04.34ID:rhrt6p4l
ダイヤ「そもそもが大日照の状態ならばまだしも、この状況でみずタイプのわざを避けてくる選択などそうそう取れないはず」カチカチ
ダイヤ「さあまマさん、真の力を解放なさいな!グラードン、ゲンシカイキ──」
『まりのママは ゲンシグラードンに ゲンシカイキした!』
ダイヤ「──ゲンシグラードン!!」
花丸「また姿が変わった!」
『まりのママの おわりのだいち!』
『ひざしが とても 強くなった!』
ダイヤ「かつてホウエン地方の人々とポケモン達を苦しめてしまったその力を、わたくし達と共に使いこなしましょう。あなたの力は決して悪いものではない──そのことを、今、証明しましょう!」
85>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 06:52:24.97ID:rhrt6p4l
ダイヤ「まマさん必殺──だんがいのつるぎ!」
『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァッ
『相手の トドグラーは 倒れた!』
ダイヤ「一撃粉砕!ですわっ!」ドヤッ
花丸「おお~、なんだかすごかったね。地面からたくさん卒塔婆みたいなのが生えてきて相手に刺さったよ」
ダイヤ「卒塔婆」
※ 卒塔婆が刺さるイメージ映像
86>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/19(木) 07:01:32.99ID:rhrt6p4l
ダイヤ「本当なら、まマさんがみずわざ──水の攻撃を意にも介さず立つ姿を見てほしかったけれど、あまりの力量差にトドグラーさんがあっさりと退散してしまったわね」フッ…
花丸「まるも万が一のときに備えて卒塔婆持ち歩こうかなあ」
ダイヤ「待って。それは万が一のとき誰に刺すつもりですか」
『ミクリは アズマオウを 繰り出そうとしている…』
ダイヤ「お次はアズマオウ」
ダイヤ「図らずもサファリゾーンへ立ち寄ったことが活きたわね。アズマオウは釣りで出会うことができ、その姿は金魚だった」
ダイヤ「金魚のポケモンといえばトサキントもそうですが、もし進化した姿なのだとすれば、純粋なみずタイプのみである可能性も高いわね」
ダイヤ「このまままマさんにお願いしても難なく打ち勝ってくださると思うけれど…」
交代しますか? >>87
※ する場合、誰に交代するかも併せて指定。
体制はほぼ変わりなく、
よしこ残り体力:四割前後
マル残り体力:四割弱
メガりこちゃん♡残り体力:75%程度
ゲンシまマ含め他は万全
87名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/09/19(木) 08:24:31.44ID:i3LQZQWx
勝てそうならマルちゃんとか?
88名無しで叶える物語(SIM)2019/09/19(木) 08:39:36.47ID:SdqB0vdR
コメントも準備してたしグラードン無双して欲しかったなぁ
89名無しで叶える物語(しまむら)2019/09/19(木) 15:05:44.07ID:72v0DTsr
最近あまりコメント拾われないね。流石に捌ききれんか
90名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/09/19(木) 15:49:48.34ID:r7wi2iV2
ナマズンにマルちゃん合わせるくだりはうまく捌けてて面白かった
91名無しで叶える物語(SB-iPhone)2019/09/19(木) 15:51:42.05ID:Kmorpb7X
花丸ちゃんが大人しくてまるで文学少女みたいだ
クリスマスパーティで善子の顔にケーキ投げつけようとした人とは思えない
92>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:10:56.36ID:RuY2VkNB
ダイヤ「うーん…」カチ
『まりのママ まり かずお よしこ りこちゃん♡ マル』
花丸「この中から誰かを選ぶの?」
ダイヤ「そうよ。みんなそれぞれ得意なことと苦手なことがあるから、個性を把握して活かしてあげなければいけないのね」
花丸「…かずおって誰ずら?」
ダイヤ「誰と聞かれると、ギャラドスなのですが」
ダイヤ「このコ達にも性別があってね、かずおさんは雄なのですよ」
花丸「ふうん。鞠莉ちゃんもいるんだねえ」
93>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:17:19.00ID:RuY2VkNB
ダイヤ「どなたか気になるコはいますか?せっかくなので、花丸さんがお好きなコを指名してあげてくださいな」
花丸「でも、勝負なんだよね?まるなんにもわかんないから、弱いコを選んじゃうかも」
ダイヤ「そうねえ…その心配はあまりしなくてもよいですわ」
ダイヤ「この中で特筆して有利に立ち回ることができるのは、まマさんにりこちゃん♡、それにマルちゃんね。ですが、他のコもわたくしがきちんと舵取りをしてあげれば決して難しい戦いにはならないでしょう」
花丸「だったら、まるが活躍するところを見たいな」
ダイヤ「マルちゃんね」カチ
『マル HP:45/115』
ダイヤ (多少ダメージが込んでいるけれど、ここから勝てるかしら)
94>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:26:38.45ID:RuY2VkNB
ダイヤ (他のコ達も体力は充分に余裕があるし、ここはどうしてもでんきタイプだからとマルちゃんに頼る場面ではないけれど──)
ダイヤ (先の失態で活躍させてあげられなかったのも事実、自身の名前を冠するコが活躍するところを見たいという気持ちも頷ける)
ダイヤ (わたくしさえしっかりしていれば、決して見込みのない対面ではないはず)
ダイヤ「…よし。マルちゃんにお任せしましょうか!」
花丸「いいの?やったあ!」
ダイヤ カチカチ
『ミクリは アズマオウを 繰り出してきた!』
もくたん『もどっておいで、まりのママ!いっておいで!マル!』
マル『バッバッジジジ!』
※ このレスでコンマ判定。
コンマ00~49…ひかりのかべ
コンマ50~79…ほうでん
コンマ80~95…回復
コンマ96~99…絶望
95>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:33:27.25ID:RuY2VkNB
アズマオウ『…』
マル『…』
花丸「アズマオウって金魚なんだね」
ダイヤ「そのようね」
花丸「この雰囲気はアズマニシキみたいだね」
ダイヤ「モデルになった実際の金魚がいるのでしょうか」
花丸「たぶんね。英名ではキャリコオランダって言って、二種の交配で産まれた品種だよ。あの斑模様、それに名前に『アズマ』ってついてるし、間違いないと思う」
ダイヤ (金魚の英名はすらすらと言えるのね)
花丸「本物のアズマニシキには、角はないけどね」
ダイヤ「でしょうね」カチカチ
96>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:37:46.25ID:RuY2VkNB
ダイヤ「ここは陸上。まさかプールで戦闘しているわけでもなし、ここは間違いなく──」
『マルの ひかりのかべ!』キュピピシ
ダイヤ「──うん。マルちゃんが先に動けたわね」
花丸「あんまり足が速そうには見えないけど…転がって移動するのかな。自由が利かなさそうずら」
『マルは 特殊に 強くなった!』
ダイヤ「これでダメージを抑えることができるようになる。対してアズマオウさんの攻撃は…」
『相手の アズマオウの あまごい!』
ダイヤ「あまごい…!」
『雨が 降り始めた!』
97>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:43:00.69ID:RuY2VkNB
『雨が 降り続いている…』
ダイヤ「みずわざの威力が上がってしまいましたか。これは…ほうでんの一撃くらいなら耐えられると読んでのこと…?」
花丸「雨が降り続いている」
ダイヤ「雨が降っているとね、アズマオウのような水を好むポケモンの攻撃が少し強くなるのよ。ひかりのかべがあるので差引きでも決して不利ではないと思うけれど…」
花丸「ここって、室内じゃなかったっけ?」
ダイヤ「…」
花丸「…」
ダイヤ「花丸さんはスプリンクラーという機器をご存知ですか?」
花丸「どこに着地させるつもりなの、それ」
98>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:50:15.69ID:RuY2VkNB
ダイヤ「水は電気を通すもの。雨が降っているからとほうでんの威力が上がったりはしないけれど、ここはマルちゃんの力を信じましょう」
ダイヤ「今度こそ、マルちゃん必殺の電気攻撃を見せてあげますからね」カチカチ
花丸 (やっぱりさっきのは違ったんだ)
ダイヤ「マルちゃん、ゴー!」
『相手の アズマオウの みずのはどう!』
ダイヤ「────え…!?」
花丸「え?」
マル『…』
ダイヤ (耐えた──けれど、アズマオウに先手を取られた…!?)
99>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:53:01.99ID:RuY2VkNB
ダイヤ (なぜ。マルちゃんのすばやさは並みではない、まさかアズマオウと拮抗するなんてことが…)
花丸「ダイヤさん…?」
『マルの ほうでん!』シバァシバァァッ
花丸 ハッ
『こうかは ばつぐんだ!』
花丸「おおっ、電気だあ!ものすごい迫力だねえ!」
花丸「ねえダイヤさん、見た?まる、電気をたくさんバアッて、それこそ『放電』って感じだったずら──」
ダイヤ「…」
花丸「…ダイヤ、さん…?」
100>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 06:58:36.15ID:RuY2VkNB
ダイヤ (善子さんだったかルビィだったかに、『すばやさが同じ場合は行動順がランダムになる』と聞いたことがある)
ダイヤ (先のターンと今のターンで行動順が変わったということは、考えられるのはマルちゃんとアズマオウのすばやさが同じだ、と…)
ダイヤ (考えがたいけれど、アズマオウを捕まえてすばやさを確認してみたことはない。トサキントと比べてすばやさが驚異の成長を遂げる可能性も捨てられない以上、そうだと思うしかない──か…)
花丸「ダイヤさん、ダイヤさん」クイクイ
ダイヤ ハッ
ダイヤ「ああ、すみません。考え事をしていて…」
花丸「まるが放電するとこを見られたよ、ありがとう」ニコッ
ダイヤ「え、ええ。それはなにより。格好よかったでしょう?」
花丸「うん!」
ダイヤ「──………っ!ほうでんのダメージは…!?」バッ
101>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:06:27.02ID:RuY2VkNB
アズマオウ『…』
ダイヤ (向こうも耐えた…!)
ダイヤ (ダメージの変動性を考えても、もう一度のほうでんで倒し切れることは間違いないように見える。けれど)
ダイヤ (行動順が不安定なこの場面では、全く安心などできない……!)
ダイヤ (次に先手を取れればマルちゃんの勝ち。しかし、アズマオウに先手を譲れば──)
マル『…』
ダイヤ (みずのはどうを耐えるかどうかは、かなり際どい)
ダイヤ (…どう、する……!)
※ このレスでコンマ判定。
コンマ00~39…交代
コンマ40~49…マルの勝ち
コンマ50~95…負け1
コンマ96~99…負け2
102>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:13:18.42ID:RuY2VkNB
花丸「でも金魚に電気を浴びせるなんて、ちょっと悪いことをした気もするずら」ツンツン
ダイヤ (花丸さんの前で、マルちゃんに勝たせてあげたい。花丸さんはよくわかっていないのだろうけれど、もう一度ほうでんを見たら喜ぶだろうし、倒せたならそれがどれだけ嬉しいことかを教えてあげればいい)
ダイヤ (優しい花丸さんのこと、きっとマルちゃんをたくさん誉めてくださるでしょう)
→ほうでん カチ…
ダイヤ (────だけど、その選択をするわけにはいかない)
ダイヤ (わたくしはポケモントレーナー。友人の喜ぶ顔を見たい気持ちに負けないくらい、マルちゃん達が傷つくところを見たくない)
ダイヤ (これまで、何度同じ過ちを犯してきたか。そろそろ学ばなければ、マルちゃん達にも示しがつかないというもの)
ダイヤ (ごめんね、花丸さん。許してちょうだいな)
ダイヤ「…マルちゃんはお疲れのようなので、後は他のコにお願いしましょうか」
花丸「そっかあ。あんなに目一杯放電したんだもんね。よく頑張ったずら、お疲れさま。まる」ツンツン
ダイヤ ニコッ
誰に交代するか >>103
マル以外から指定。
よしこ残り体力:四割前後
マル残り体力:四割弱
メガりこちゃん♡残り体力:75%程度
他は万全
103名無しで叶える物語(ぎょうざ)2019/09/20(金) 07:19:16.37ID:HIhw5GuD
マルちゃんがツンツンしたままうっかりよしこ出しちゃう
104>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:30:22.10ID:RuY2VkNB
ダイヤ (花丸さんががっかりするかもしれないだなんて、無用な心配だったわね)
ダイヤ (頑張った方を労う。そんな当たり前のことができる花丸さんに、ほんの少しでもそんなことを考えてしまったのは失礼だったわ)
ダイヤ (さて、ここはみずのはどうが飛んでくることを予想して、安全にりこちゃん♡かまマさんに出ていただくとしましょう──)
もくたん『もどっておいで、マル!』
ダイヤ「ん?」
もくたん『いっておいで!よしこ!』
よしこ『グーゲェッ!』
花丸「おお、善子ちゃんが元気よく飛び出してきた!」ツンツン
ダイヤ「!?」ギョッ
105>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:33:38.58ID:RuY2VkNB
花丸「今ならまるのお話も聞いてくれるかも。蛾の善子ちゃん、どくどく」ツンツン
ダイヤ「どおおおあああああっ待っ待っちょちょちょ待っ!!!」ガシッ
花丸「きゃあっ」
花丸「もう、大きな声を出したり突然手を掴んだりしたらだめだよ、ダイヤさん。びっくりしちゃうから」
ダイヤ「ごめんあそばせェ!」つ2DS サッ
花丸「あー、まだ善子ちゃんに話しかけてる途中だったのにぃ」
ダイヤ「だからですわ!!」
106>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:35:18.13ID:RuY2VkNB
『相手の アズマオウの みずのはどう!』
ダイヤ ジィィィィッ…
よしこ『…』パタパタ…
ダイヤ ………フゥゥゥゥ…
ダイヤ「ひ、ひとまずは耐えてくれた…さすがですわ、よしこさん…」ヘニャ
花丸「?」
107>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:41:20.80ID:RuY2VkNB
ダイヤ (雨が降っている中で、あの体力からみずのはどうを耐えた――さすが、高いとくぼうが活きているわね…) 心臓バクバク…
『よしこは もくたんの 指示を 待っている…』
ダイヤ (しかし──)
花丸「今だ!どくどく!」
ダイヤ「花丸さん。どくどくはしません」
花丸「えー…」シュン
ダイヤ (とは言え実際問題、どうしましょうかね…)
ダイヤ (控えに戻ったことでちょうのまいの効果は綺麗さっぱり消えているし、このまま殴り合って勝てるのでしょうか。あまり何度も交代するのは避けたいけれど…)
ダイヤ (先に動くことさえできれば、なんとか勝てる…かも、しれないけれど…)
よしこ残り体力:約5%
108>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/20(金) 07:43:30.57ID:RuY2VkNB
中途半端ですが、今朝はここで。
コメントについてはすみません、進めることばかり意識して遊びがなくなっていたように思います
たくさん拾うようにするのでたくさんコメントしてもらえると嬉しいです
109名無しで叶える物語(茸)2019/09/20(金) 09:11:25.13ID:bL/N+7in
【コメント】すいすい発動したらさすがのマルマインでも抜かれるかー
110名無しで叶える物語(茸)2019/09/20(金) 11:36:46.81ID:wzEUI9HZ
雨だとすばやさが上がる特性なんだっけ?
111名無しで叶える物語(茸)2019/09/20(金) 12:14:42.79ID:jkj9y8Oc
ひらいしんなのかと思った
112名無しで叶える物語(たこやき)2019/09/20(金) 21:40:56.51ID:Ns7ro5xD
ガチ勢からすいすいゴルダックがダブルで無双したって噂
113>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:16:50.71ID:/5iJMQFC
よしこ『…』パタ… パタ…
ダイヤ (うう…よしこさんがつらそう…体力もほとんど残っておらず、落ちないよう羽を動かすのが精いっぱいに見える)
ダイヤ (この体力では、みずのはどうはおろか、得意なかくとうタイプのわざですら受けることは難しいでしょうね)
ダイヤ (ここだって、なにがなんでも踏ん張ってもらうべき場面などでは決してない)
ダイヤ「よしこさんもお疲れのようなので、他のコを」カチ…
花丸「ありゃ、そうなの?家の中でだらだらしてばっかりだから体力がないんだよ」
ダイヤ「っ!」
ダイヤ (──っと、いけない…!今のは花丸さんと善子さんの間で生まれた発言、よしこさんを揶揄されたわけではないのだから…)
ダイヤ フーッ…
ダイヤ カチカチ…
114>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:23:07.47ID:/5iJMQFC
ダイヤ (さて、後続は誰に務めていただくか…)
ダイヤ (もうこの戦闘でマルちゃんに無理をさせるつもりはないとして、アズマオウのすばやさを思えば──)
→りこちゃん♡
ダイヤ (最も安定するのはりこちゃん♡?)
ダイヤ (メガりこちゃん♡も、ちょっと尋常ではないすばやさをしている。仮にマルちゃんと同じすばやさなのだとすれば、ぎりぎりメガりこちゃん♡の方が速いのでは…)
【コメント】すいすい発動したらさすがのマルマインでも抜かれるかー
ダイヤ「!」
ダイヤ「すいすい…?」
115>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:28:16.54ID:/5iJMQFC
ダイヤ「すいすい…は、そう…」
──『雨が 降り始めた!』
──ダイヤ『ふっふっふ…ダイヤさんのとくせいはすいすい!雨が降っているとき、とても素早くなりますわ!』
──ダイヤ『それはいかにマッスグマと言えども超えられるほどの速度!』
ダイヤ「忘れるはずもない、まだヒンバスだった頃のぶっぶさんのとくせい。その効果は──」
『雨が 降り続いている…』
ダイヤ「雨が降っているとき、格段に素早くなるというもの!」
花丸 ジッ
ダイヤ ハッ
ダイヤ「す──すいすいからかちきに変化したことはもう謝ったでしょう!掘り返すのではありません!」
花丸「なんの話?」
116>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:35:43.00ID:/5iJMQFC
ダイヤ (そう──そういうことだったのね)
ダイヤ「まったく!すいすいが発動したのならそうと明示しなさいな!自分だけとくせいの恩恵でこっそり速くなって、恥ずかしいと思わないのですか!」プン
花丸「こっそり速くなる」
ダイヤ (雨はまだ降り始めたばかり、ここから止むのを待つ間に戦局は一変するでしょう。アズマオウは攻撃力に加えてすばやさも上がり、残る一匹のポケモンも少なくとも攻撃力上昇の恩恵は確実に受ける──となれば)
ダイヤ「雨が降り始めた時点で、この戦局をお任せするべき方はあなたしかいなかったのね」カチカチ
もくたん『もどっておいで、よしこ!いっておいで!まりのママ!』
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅぅ!』
117>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:40:32.94ID:/5iJMQFC
花丸「またまマさんなんだね」
ダイヤ「ええ。ここでまマさんが戦闘の場に降臨する意味はあまりにも大きいのです」
ダイヤ「なぜならば、静かに降り続きミクリさん側の肩を持つこの雨を──」
『まりのママの おわりのだいち!』
『ひざしが とても 強くなった!』
ダイヤ「上がらせることができるから!」
花丸「今まで雨が降ってたのに、ひざしが…日本晴れになったみたい!」
ダイヤ「その通り」コク
ダイヤ「この一手で、アズマオウさんはご自慢のすばやさを失い、ここで再び飛んでくるであろうみずのはどうは──」
『相手の アズマオウの みずのはどう!』
『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「蒸発し無に帰す!!」
118>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:45:02.22ID:/5iJMQFC
アズマオウ『…』
まりのママ『…』
ダイヤ「立場逆転、一転攻勢」
ダイヤ「トドグラーさんを一撃で瀕死へと追いやったまマさんのパワーの前に、その残された体力ではどうしようもないでしょう」
ダイヤ「すいすいの効果が消え去りみずわざで攻める術もなくなった今、まマさんが負ける道理は万に一つも──」カチカチ
『まりのママの じしん!』グララララ…
『相手の アズマオウは 倒れた!』
ダイヤ「ありま、せん!!」
花丸「お~っ」パチパチ
119>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:52:13.26ID:/5iJMQFC
『ミクリは ミロカロスを 繰り出そうとしている…』
ダイヤ「! ミロカロスですか」
ダイヤ「ぶっぶさんをお連れしていれば、ジムリーダーさんから学ばせてあげたいところだったけれど、生憎お休みしていただいていますから」
ダイヤ「このまま、まマさんに突破していただくとしましょうか」
『ミクリは ミロカロスを 繰り出してきた!』
花丸「わ、なんだか綺麗な生物ずら」
ダイヤ「そうね。でもぶっぶさんの方がよっぽど綺麗ですわ」
花丸「え、誰?」
120>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 06:59:52.99ID:/5iJMQFC
ミロカロス『…』
まりのママ『…』
花丸「また随分迫力のある光景だね」
ダイヤ「そうね。お互い、実力は折り紙付のポケモン達ですから。とは言え、まマさんが後れを取ることなど有り得ませんがね…!」
花丸 (ダイヤさん、なんだか普段より好戦的だなあ)
ダイヤ「陽射しのおかげでふんえんも強化されるけれど、みずタイプのミロカロスにはダメージを抑えられてしまう。ここはじしんかだんがいのつるぎで攻めるのがよいでしょうね」カチカチ
121>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/21(土) 07:06:52.73ID:/5iJMQFC
『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァァッ
花丸「卒塔婆攻撃!」
ダイヤ「だんがいのつるぎを卒塔婆と言うのをおやめなさいな」
花丸「ところでさっきから気になってたんだけど、だんがいのつるぎって、弾劾の剣?それとも断崖の剣?」
ダイヤ「えっ」
ダイヤ「それは、えと、…断崖の方ではありませんかね。じめんタイプですし…」
花丸「そう。それならいいんだけど」
花丸「この世の生物でありながら他の生物を『弾劾』と称して攻撃するようなら、まるはあんまりまマさんを好きにはなれなかったから」
ダイヤ (あっぶな。地雷の種類が読めなさ過ぎて怖いのですが)