622>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 06:48:44.76ID:6u2aHGSC
シーキンセツ、内部(水中)
ダイヤ「やはり…ダイビングが可能…!」
ダイヤ「船が浸水していると言うと行き止まりのように思えるけれど、とどのつまりは水が入った大きな器。考えようによっては海底と同じだものね」
ダイヤ「こんなこともあろうかとあくあしっぷさんにご同行いただいて正解だったわ!ふふふ…どうですか、わたくしの『目』もなかなか肥えてきたでしょう」
【コメント】ついこのあいだまでぽんこつトレーナーだったのに……
ダイヤ「誰がですか。不手際がある部分はあったにせよ、ぽんこつなどではありませんでした(断言)」
623>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 06:53:21.19ID:6u2aHGSC
もくたん スイーー
ダイヤ「…この辺りには部屋がないのですね」
ダイヤ「船の構造には詳しくないし、ましてや海底資源採掘所などという目的をもって設計されたとあっては想像できる範囲もあっさりと限界を迎えてしまいますが…」
ダイヤ「内外を水に満たされた部屋の扉は水圧で開かないと聞いたことがあるけれど、たとえ部屋があったとしても入ることはできないかもしれませんわね」
ダイヤ「果たしてなにか面白いものや珍しいポケモンを見ることができるでしょうか」カチ
もくたん スイーー
624>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 06:57:53.31ID:6u2aHGSC
ダイヤ「ここから水中を進みつつさらに階下へと行けるようね」
もくたん スイーー
ダイヤ「ん…ここは…」
ダイヤ「なにか意味ありげな場所ですが…」
ダイヤ「これまでの道中も意味深に見えていながらなんの反応も得られない箇所はいくつもあったものね。その類いかしら」
ダイヤ カチカチ
ダイヤ「…どうぐ」
ダイヤ「大丈夫なのかしら、これ。中身がなにかはわからないけれど、この船は海に浸かっている──つまりこの空間を満たすのは海水。モノがなんであれ、ボロボロなのでは…」カチ
『もくたんは たんちきを 手に入れた!』
ダイヤ「絶対やばいでしょうそれは」
625>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 07:06:49.05ID:6u2aHGSC
もくたん ザバァ
ダイヤ「ふうっ」
ダイヤ「もくたんちゃん、それにあくあしっぷさん。普段と違いやや窮屈で息苦しい水中移動、お疲れ様でした」
ダイヤ「通ってきた道を考えると、廊下をぐるりと迂回する形で反対側までやってきたということね」
ダイヤ「こちらはこちらでまたいくつか部屋がある。もちろんその全てに立ち入れるとはいかないのでしょうが、さてと…」
女の子『おねーちゃん、おとなの人?』
ダイヤ「わたくしが大人かどうか、ですか。シンプルながら考えさせられる問いかけですわね」
626>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 07:08:16.54ID:6u2aHGSC
ダイヤ (高校生は社会的に大人とは言えない。しかし一般的に求められる立ち居振舞いや責任感は子どものそれとは言えない)
ダイヤ (先ほどは『まだ社会に出たことがない』ことを盾に自身を子どもに寄せたりもしたけれど、ここでこの少女が求める答えは、きっと──)
ダイヤ「ええ。お姉ちゃんは大人よ」
ダイヤ (この少女との相対的な関係──!)
女の子『それなら、はい!』
『もくたんは 1号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「!」
女の子『落とし物をひろったらおとなの人に渡すんだっていわれたの!えへへ、わたしえらい?』
ダイヤ「まあ、それはそれは…ええ。とっても偉いですわ」
627>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 07:12:25.01ID:6u2aHGSC
ダイヤ「1号室のカギ」
ダイヤ「順当に考えればこの館内のもの、つまり先ほど入ることができなかったあの1号室のカギということでしょう」
ダイヤ「この子がどのような経緯で拾得したかわからないけれど、これは…使ってしまってもよいのかしら…」
ダイヤ「しかしもう閉鎖された建物だし、届けるにしたってどこへ届ければよいのか…」
ダイヤ ウズ…
ダイヤ「ちょっと。ちょっと覗くだけ」
ダイヤ「観光の一環としてひっそりと用意されていた流れである可能性も否定はできませんし、ね。ちょっとだけ覗いてみても怒られはしないでしょう」カチカチ…
628>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 07:13:13.89ID:6u2aHGSC
シーキンセツではミカルゲに会うこともできますが、どうしましょう。
安価出した方がよいですか?
629名無しで叶える物語(ぎょうざ)2019/09/05(木) 10:20:51.88ID:OnlOSq1j
お好きなように
630名無しで叶える物語(茸)2019/09/05(木) 10:27:09.59ID:/RviUCSX
会わせたい
631名無しで叶える物語(SIM)2019/09/05(木) 10:29:52.10ID:mSaEnyy4
色々寄り道はしたいけど、そろそろストーリー進めたほうがいいんじゃないかなぁ
632>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 18:44:46.90ID:lCjXcQ3J
『もくたんは 1号室のカギを
使った!』
『カギが あいて 中に 入れるようになった!』
ダイヤ「開いた…!いえ、対応するカギを使ったのだから当然なのだけれど…」
ダイヤ「なんだかちょっぴり冒険をしているみたいで胸がざわついてしまいますわね」ドキドキ…
もくたん ガチャ…
不思議姉妹『!』
ダイヤ「!」
不思議姉『誰かしら、この聖域を侵そうとする不届き者は…?』
不思議妹『お姉さまの結界を破っちゃうなんて、なんて人…!』
『不思議姉妹が 勝負を 仕掛けてきた!』
ダイヤ「この館内やべえ二人組しかいないのですが」
633>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 18:47:05.03ID:lCjXcQ3J
『不思議姉妹は リーシャンと キルリアを 繰り出してきた!』
ダイヤ「リーシャン…は、初めて見るポケモンね。その名の通り鈴を模したポケモンですか。見た目は愛らしいけれど、果たしてどの程度の力量か──」
もくたん『いっておいで!マル!まりのママ!』
マル『バッバッジジジ!』
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅ!』
ダイヤ「わたくし達が見てあげるとしましょう!」
634>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 18:54:34.86ID:lCjXcQ3J
『──不思議姉妹との 勝負に 勝利した!』
ダイヤ「あっさりと勝ってしまった」
ダイヤ「レベルがレベルだから当然だけれど、ここしばらく戦闘が物足りなくて仕方がありませんわ…」ムゥ
不思議姉『わたし達の絆が破れるなんて…!』
ダイヤ「姉妹としての結び付きでも、数字の差は埋められなかったようね。ま、わたくしと妹のルビィほどの信頼関係があれば後れを取ることなどそうそうないのですが──」
不思議妹『わたしの力が破れるなんて…!』
ダイヤ「いや信頼信頼ィ!妹さんと意識に乖離があるようですわよ!」
635名無しで叶える物語(光)2019/09/05(木) 18:59:17.70ID:tIM443TC
【コメント】姉妹の絆なら、ルビィとダイヤの絆も負けてない
636>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:01:35.43ID:lCjXcQ3J
【コメント】姉妹の絆なら、ルビィとダイヤの絆も負けてない
ダイヤ「この方々の前では、あまり手放しでその事実を喜べない…というか、まさかこの姉妹にも劣っているなどとは考えたくないという方が適切ですわ」
ダイヤ「それにしても期せずして立ち入ることができた1号室ですが、この方々がいる以外にはなにも…」キョロ
ダイヤ「…いかにもなにかありますと言わんばかりのキャビネット以外には、なにも」
ダイヤ カチカチ…
『もくたんは ガラス棚を 調べた…』
『奥の 方に なにかが あるようだ!』
ダイヤ「人が離れて久しいはずだから、ガラスの破片などには充分に気を付けてね」ハラハラ…
『もくたんは 2号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「!」
ダイヤ「またカギが…」
637>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:11:46.75ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「2号室は、このすぐ隣でしたか」
ダイヤ「3号室ではラブラブカップルが、この1号室では不思議姉妹が待ち受けておりそれぞれポケモンバトルになったけれど、2号室にもクセのある方々がいるのかと思うと…」カチカチ
『もくたんは 2号室のカギを 使った!』
『カギが あいて 中に 入れるようになった!』
ダイヤ「無人の部屋に4号室のカギをかかえた可愛いポケモンがいるとかにしてくださいな!」ママヨ!
先輩『!』
ダイヤ「!」
先輩『ちょ、ちょっと…誰!?』
ダイヤ「誰と言われると、物見遊山のポケモントレーナーですが…」
ダイヤ (この部屋にも二人組。だけど、これまでとはなんだか雰囲気が違うような…?)
638>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:16:39.02ID:lCjXcQ3J
先輩『せっかくカギかけてたのに、なんで入ってきちゃうのよ!』
ダイヤ「むしろなぜカギをかけていたのですか!公共の場で勝手なことをするのではありません!」
ダイヤ「そもそもこんなところでカギをかけてまでなにをすることがあるというのですか…」
先輩『こ、この子に先輩としての大切なことを教えてたのよ!』
ダイヤ「…ほう」
──『1.朝のアイサツ 腹から声を』
──『2.職場に ポケモン 持ち込むべからず』
──『3.遅刻厳禁 残業上等』
ダイヤ「後進を育てようという心構えは立派なものですが、カギをかけて密室で行う必要などないでしょう。正しいと信じることをするならば、不要な部分で後ろ指をさされるようなやり方は避けることをお勧めしますわ」
639>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:18:50.87ID:lCjXcQ3J
先輩『まったく~、いいところだったのに』
先輩『これあげるから、あなたも部屋を使いたいんだったらどこか他のところに行ってよ!』
『もくたんは 6号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「いえ、別に部屋を使いたかったわけではありませんが…まあ、そこまでおっしゃるのなら引き上げますけれど」
ダイヤ「…」
ダイヤ「あなたは一言も話しませんわね」カチ
後輩『………………ぽっ』
ダイヤ「は?」
640>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:26:47.19ID:lCjXcQ3J
ダイヤ カチカチ…
ダイヤ「なんだか、閉鎖的な空間だからでしょうか…妙な雰囲気の方が多いように感じるわね…」
もくたん ガチャ
ダイヤ「ここは4号室ですか、あるのは簡素なベッドとキャビネットだけ」カチカチ
『ベッドの 下に 大量の 雑誌が 落ちている!』
ダイヤ「だから、出ていくときには私物を片付けることくらいできないものかしら」ハァ
『特選!世界の おとなのおねえさん!』
ダイヤ「………」
641>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:33:42.84ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「ここは…」
『5号室』
ダイヤ「カギはかかっていないようですわね」カチ
もくたん ガチャ
ダイヤ「あら、他の部屋に比べて物が多いような…ベッドに机、キャビネットも二つ…」
『なんだか どこかから 見られているような 気がする…』
ダイヤ「!?」
ダイヤ「ななな──なんですか!?」バッ
ダイヤ「もくたんちゃん以外には誰も見当たらないけれど、一体──」
──『どこかから 視線を 感じる…』
──からくり大王『見付かってしまったか!』
ダイヤ「ははあん…」ピーン
642>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:43:40.40ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「この部屋にも奇人が潜んでいるということですか。あるいは雰囲気に誘われてかくれんぼの真似事をしている少年少女か…」
ダイヤ「いずれにせよ取り合う義理はないのだけれど、もしも子どもならば遊び場にするには危険だと説かなければなりませんわね」
ダイヤ「奇人に絡まれる可能性も多分にあるのがイヤだけど、子どもである可能性に思い至った以上、その程度の些事はわたくしが呑み込めばよいものとして、捜すとしましょうか」
ダイヤ「ベッドの下」カチ
『マットレスから 変な ニオイがする!』
ダイヤ「いらぬ報告をありがとう」
ダイヤ「机の下」カチ
『机には いくつもの 切り傷が ついている…』
ダイヤ「知りたくない事実でした」
643>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:48:58.93ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「キャビネット」カチ
『本や 資料が 並んでいる…』
『おや?なにか 紙が 挟まっていた…』
ダイヤ「ん?」
『始末書
わたくし …ライシ …イゾ…は
ク……ネ炭鉱 より 寄贈さ…た
かなめいしを 紛… してしま……た』
ダイヤ「…なんですか、これは」
ダイヤ「私、は、炭鉱より寄贈された、かなめいしを紛失してしま…っ、た…?」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…ダイキンセツの社員か、それに準じる方が残した…始末書…もちろん意図的に残していったというよりは回収し損ねたものなのでしょうが…」
644>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 19:58:46.25ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「要石…」
ダイヤ「文脈から察するに、なんらかの役石…もしくは神石のことでしょうが、それを紛失したというのは…」
ダイヤ「…まあ、控えめに考えてもごめんなさいで済むことではなさそうね」
ダイヤ「………石…」
ダイヤ カチカチ
→バッグ
→たいせつなもの
→すごそうないし カチ
『見る人に よっては 貴重かも しれない かなり 変わった 石』
ダイヤ「シダケタウンで女の子から頂いたものだけれど、まさかこれが…?いえ、それはさすがに身の回りの点と点を結びたがっただけに過ぎませんか…」
645>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:02:42.45ID:lCjXcQ3J
ダイヤ「もし仮にこれがくだんのかなめいしだとして、どうするべきともわかりませんしね。この方はとっくの昔に責任を取ってしまったでしょうし、その辺のポケモントレーナーが拾って届けてくれたというのも決して格好がつくものではない」
ダイヤ「わたくしにできることは、そのかなめいしとやらがまたいつかどこかでその役目を果たさなければならなくなったとき、どんな形でもいい、正しく現れますようにと祈るくらいのこと──」カチ
┏━━━━━━━
┃
┃もく
┃たん ??
┃
┃
ダイヤ「ぇ…」
ダイヤ「も──もくたんちゃん!後ろにっ、なにかが──!」
『ユラーッ!』
646>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:09:28.83ID:lCjXcQ3J
『ミカルゲと 対峙した!』
ダイヤ「ぽ…ポケモン…!?」
ダイヤ「まさか、先ほど感じた視線は…!」
もくたん『いっておいで!マル!』
マル『バッバッジジジ!』
ダイヤ「ゆらゆらと妖しい造形、表情も満足に読み取れないし、本当にポケモン…なの、よね…?名前もレベルも表示されているのだから──」
『ミカルゲ LV50』
ダイヤ「ご…50レベル!?」
『マル LV43』
ダイヤ「マルちゃんより遥かに──どころか、ボックスにいるコまで含めてもわたくしの仲間達の誰よりも…!」
647>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:17:37.94ID:lCjXcQ3J
ダイヤ (どうする…!)
ダイヤ (レベルが高いとは言え、10も20もというわけではない。相手は一匹に対してこちらは六匹。落ち着いて対処すれば、ここで壊滅させられるという事態は避けられると思うけれど…)
ダイヤ (現れた背景も戦闘になった理由も不透明。果たしてここで戦うのは正しい選択なの…!?)
ミカルゲ『…』
マル『…』
ダイヤ (ひとまずひかりのかべを張って、相手の出方を窺う──不穏な気配がしてきたら一も二もなく撤退するとしよう)
ダイヤ (もしもその余裕があるようならば、捕まえてみたいけれど…決して無理はせずに) カチ
648名無しで叶える物語(茸)2019/09/05(木) 20:23:53.20ID:CHRl4+FE
【コメント】おんみょ~ん
649>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:27:22.38ID:O9+iJfGM
『マルの ひかりのかべ!』キュピピシ
ダイヤ「マルちゃんが先に動けた…!さすが、そのずば抜けたすばやさは伊達ではありませんわ!」
『マルは 特殊に 強くなった!』
ダイヤ「これで特殊攻撃は怖くなくなった。あとはミカルゲが物理攻撃を主体として戦うポケモンでさえなければ…」
『相手の ミカルゲの おきみやげ!』
【コメント】おんみょ~ん
ダイヤ「お、陰陽…!?」
ダイヤ「やはり、見た目に違わずゴーストタイプでしょうか…決死で特攻を仕掛けてくるかのようなイヤな気配が…!」
『マルの こうげきが がくっと 下がった!』
『マルの とくこうが がくっと 下がった!』
HP スーッ
ダイヤ「ぎゃああああああ!わずか1ターンでこうげきととくこうがそれぞれ二段階も!こんなのズルですわ、卑怯ですわ!」
ダイヤ「…………ん?」
『相手の ミカルゲは 倒れた!』
ダイヤ「瀕死の特攻ですか!!??」ガーンッ
650>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:30:52.18ID:O9+iJfGM
ダイヤ ポカン…
『ミカルゲは どこかへ 姿を 消した…』
ダイヤ ポカーン……
ダイヤ「 」
ダイヤ「…ええ………?」
ダイヤ「倒れたって、いや、倒れましたけど…文字通りひとりでに倒れていった、けど…」
ダイヤ「…………ええ……??」
ミカルゲは どこかへ 姿を 消した… ▼
651>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/05(木) 20:35:13.35ID:O9+iJfGM
ORAS鬼門の一つですね、ミカルゲ捕獲は。
捕獲係数が低くないことが救いですが、おきみやげを使ってくるのがね…
652名無しで叶える物語(SIM)2019/09/05(木) 21:16:29.75ID:iCwUZVkj
こんなんおるんか……
知った上で開幕クイックならいけるんかな?多分おれもダイヤさんと同じ反応するわ
653名無しで叶える物語(ぎょうざ)2019/09/05(木) 21:22:01.97ID:OnlOSq1j
ミカルゲ……地下通路……うっ
654名無しで叶える物語(茸)2019/09/05(木) 21:27:00.44ID:Cy4Vbq+9
挑発か置き土産+封印は必須
見破られた状態にしたうえで峰打ち+催眠も必要
ドーブルか複数匹体勢じゃないとムリダナ
655>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:12:18.41ID:NtIc9+Xt
シーキンセツ、倉庫
もくたん ガチャ
ダイヤ「この倉庫でシーキンセツの探索は最後となりそうね」
──『明るく 楽しい 職場をつくる シーキンセツ 10のメッセージ』
──『ラブラブカップルが 勝負を 仕掛けてきた!』
──『不思議姉妹が 勝負を 仕掛けてきた!』
──先輩『せっかくカギかけてたのに、なんで入ってきちゃうのよ!』
ダイヤ「探索の時間はそう長くなかったはずなのに、なぜだか濃い思い出がたくさん…相当疲れましたわ…」
ダイヤ「特に最後の…」
──『ミカルゲは どこかへ 姿を 消した…』
ダイヤ (もう考えるのはよそう…) カチカチ
656>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:16:22.44ID:NtIc9+Xt
ダイヤ カチ
『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「でかい!」
ダイヤ「きんのたまはこれまでに何度か手にしたけれど、でかいのは初めてですわね。きんのたまでそこそこいい金額と引き換えてもらえるのだから、でかいきんのたまともなれば…むふふ…」
ダイヤ「どうぐに模様替えアイテムに、たくさんお買い物できてしまうわね!」ウキウキ
ダイヤ「あら?」カチ
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「普通のきんのたまも落ちていました。………というかよく見てみると、」
657>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:18:16.42ID:NtIc9+Xt
『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「──なんかめちゃくちゃに金銀財宝…ではない、金々きんのたまが落ちているのですが!!」
『もくたんは わざマシン13を 手に入れた!』
ダイヤ「ちょいちょい違うものも混じってる!!」
658>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:27:29.03ID:NtIc9+Xt
ダイヤ「倉庫の中で見つけたもの」
でかいきんのたま:8個
きんのたま:4個
わざマシン13(れいとうビーム)、ゴージャスボール、スピアナイト
ダイヤ「きんのたまの群れもそうだけど、それ以外に見つけたものも軒並み価値がありそうなものばかり」
ダイヤ「…これは、どう考えても勝手に持ち去ってよい範疇を凌駕しているように思えますが…」
ダイヤ (換金性のないどうぐは価値を正しく測れないけれど、きんのたまの群れは一般市場の取引価格に置き換えると合計で10万円)
ダイヤ (ダイキンセツホールディングスが組織として貯えていたと見るには、やや価値が低い…いや、本当に必要なものだけを持っていった残りだと考えることもできるか…?)
ダイヤ (あるいはダイキンセツホールディングスのいち社員の、もしくは全然関係ない方の個人的なへそくり──という可能性もある)
659>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:35:37.07ID:NtIc9+Xt
ダイヤ「ご丁寧にカギのかかった倉庫にしまい込んでいたものを、たまたまカギを手にしたわたくしに見つけられてしまい、挙げ句持ち去られたとあっては──」
ダイヤ「…持ち主の方には相当不憫でなりませんが、かと言って」
ダイヤ カチカチ
ダイヤ「一度拾得してしまった以上、もう置いて帰るということができないのよね…」
ダイヤ「思わぬ遭遇に浮き足だって根こそぎ拾ってしまったことは責められても然るべきですが、まあ、その…運が悪かったのだと思ってくださいまし」ペコッ
ダイヤ「しかし拾ったわたくしとしても、繰り返し使うことができるわざマシンとスピアナイトは割り切れても、ゴージャスボールを使ったり意気揚々ときんのたまの群れを換金したりというのは些か抵抗があるわね…」
ダイヤ「本当に、どうしましょうかしら」カチカチ
【コメント】きんのたまおじさん会った?
ダイヤ「え?」
660>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2019/09/06(金) 06:45:17.18ID:NtIc9+Xt
ダイヤ「きんのたま…おじさん…?」
ダイヤ「よくわかりませんが、それは全年齢対象のゲームに出てきてもよい類いのキャラクターなのですか…?」
ダイヤ「そんな名乗りをする人物はキンセツヒルズにもいなかったけれど…………いや!」
ダイヤ「いた、かも…一人だけ…あれはどこかの町のフレンドリィショップにいらしていた男性…確か彼はそう、ぶつぶつと…」
──男『拾ったきんのたま…… やっぱり売るしかないのかなあ…… あんなことやこんなこと…… 色々使い道は浮かぶけど…… 人としてどうかと思うしなあ……』
ダイヤ「──とかおっしゃっていた…!」
ダイヤ「もしや倉庫に積まれていた大量のきんのたまの群れは、あの方の…!?」
ダイヤ (いや、それにしては『拾ったきんのたま』との物言いがやや引っかかるけれど…大量に拾って困ってしまったからひとまずあそこへ隠しておいたと考えることもできる…?)
ダイヤ「全く別の可能性もあるけれど、わたくしはキンセツヒルズの屋上できんのたまを受け取ってなどいないし、体験版をプレイしてもいないので真相(とおぼしき推測)に辿り着くことはできませんでしたわ」カチカチ