196>>1(茸)2019/03/28(木) 21:32:06.58ID:Z71cz/eE
善子 ノゾキ
善子「うわあ…まじじゃないのよ…」
鞠莉「善子?」
千歌「誰か来たのー?」
善子「あ、うん。来たのは来たんだけど、できればこのまま居留守でやり過ごしたい相手というか…」
「ちか~~~、まり~~~」
千歌「およ?」
鞠莉「この声は…」
「ヨハネ様ぁ!開けてくださいましぃ!」
千歌「曜ちゃん!」
鞠莉「それに梨子も!」
千歌「もー、なんで居留守なんて意地悪なこと言うの善子ちゃんってば!」タタタ
鞠莉「あの二人ならいつだって welcome に決まってるじゃないの!」タタタ
善子「あっちょ待っ ガチャ
ちかまり「「いらっしゃ 「あいたぞ~~~」「突撃ぃ!突撃ぃ!」ドタバタドタバタ
ちかまり「「………………え」」
197>>1(茸)2019/03/28(木) 21:35:39.02ID:Z71cz/eE
曜「ぬあ~、ちかちゃん見っけ~」
千歌「よ、曜ちゃん…!?」
梨子「そこにいるのはぁ、紛れもなく…鞠莉さん!」
鞠莉「り、梨子…!?」
ようりこ ニタニタ
千歌「あ、これ、もしかして、もしかしなくてもやばいやつじゃ…」
鞠莉「キグーねちかっち、マリーもなんだか、おんなじような気が…」
曜「それ行け梨子ちゃんマ~~~ン」
梨子「だぁいすきのぉ、ハグぅぅぅぅ!」
ちかまり「「う………うわあああああめっちゃ酔ってるぅぅぅぅぅ!!!」」
善子「…言わんこっちゃない」ハァ…
198>>1(茸)2019/03/28(木) 21:42:35.77ID:Z71cz/eE
曜「見て~~~、ちかちゃんこっち側は三つ編みにしてこっち側はカールしてみた~~~」ケラケラ
梨子「あぁ、それ可愛いわぁ!大好き千歌ちゃぁん!ちゅーするのぉ!」
千歌「ぎゃーーー!なんかものすごい髪型にされたァ!とか言ってる場合じゃない──やめて梨子ちゃん来ないで!チューしないで!お酒くさいお酒くさい!!」
曜「まりちゃんの膝枕なり~~~、んほほすべすべしてる~~~」スリスリ
梨子「鞠莉さんはなんといってもぉ、肌がすべすべなのが素敵よねぇ!こう…うふふふ…」
鞠莉「ひぃぃぃぃぃぃっ!やだ梨子その触り方なんだかゾワゾワする!んぎぎぎぎ…っ、曜に hold されて振り払えないよう!!」
千歌「善子ちゃーーーんヘルプミーーー!!」
鞠莉「No!us!ヘルパス!ヘルパス善子ーーー!!」
善子「あ、Excelアップグレードしよ」カチカチ ←自室(施錠)
199>>1(茸)2019/03/28(木) 21:46:09.86ID:Z71cz/eE
善子「…」
<あのデッキブラシはワシが貸したんだぞ!(うろ覚え)
<だからなんだというのだ!(捏造)
善子「静かになったわね。二人とも寝たのかしら」
善子 カチャ…
善子 ソロソロ…
善子「ちかさーん…?鞠莉ー…?」ソッ…
ちかまり「「」」
善子「あら屍が」
200>>1(茸)2019/03/28(木) 21:49:16.53ID:Z71cz/eE
善子「千歌さん、千歌さん。そろそろ魔女宅終わっちゃうわよ」ユサユサ
善子「鞠莉も。あなた今日当番なんだから、死ぬのは洗濯してからにしてよ」ユサユサ
千歌「うう………一生分ちゅーされた………」
鞠莉「よしこ……あなたの裏切りは忘れないわよ……」
善子「まあまあ。懐かしい友人と遊べてよかったじゃないの。羨ましい羨ましい」
千歌「ううう………ぅ、羨ましい……?」
善子「ええ羨ましいわ。…あら、そういえば肝心の曜達はどこに…」
ガシッ
善子「は」
201>>1(茸)2019/03/28(木) 21:52:41.75ID:Z71cz/eE
善子「ちょ、なに…」
鞠莉「捕まえたわ!裏切り者を捕まえたわよ!」
善子「な、えっ…」
千歌「聞いたでしょ、羨ましかったんだってー!」
善子「うそ、まさか…」
キィ…
曜「んへへへへ~~~、よしこちゃんも遊びたかったんだね~~~」
梨子「だめよねぇ、友達を一人だけ仲間はずれなんてだめよねぇ」
善子「あ、や、だいじょぶ、私はだいじょぶだから…待って来ないでそれ以上近付いたら絶対に──
千歌「曜ちゃん!」
鞠莉「梨子!」
ちかまり「「ゴーーーーーーッ!!」」
善子「ノォーーーーーーッッ!!!」
翌日、近隣から騒音の訴えがあったとのことで管理人からめちゃくちゃ怒られた。
202名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/28(木) 21:59:49.40ID:V9u1sjZe
曜は酔っ払ったらとても面倒くさそう
203名無しで叶える物語(茸)2019/03/28(木) 22:06:57.28ID:m8gM5r+K
どんな理由で飲んでたのか気になるなw
204名無しで叶える物語(たこやき)2019/03/28(木) 22:12:12.79ID:V9u1sjZe
確かに
205名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/03/28(木) 23:27:26.40ID:E0an5UNn
すこ
206>>1(茸)2019/03/29(金) 07:52:37.08ID:EYINc0Zx
次の内容だかなんだか >>207
必ずしもちかよしまりの三人に限らなくてもよいです(フリ)
207名無しで叶える物語(庭)2019/03/29(金) 07:55:30.18ID:wRpa21kb
Guilty Kiss会で1人お留守番のところにようかな襲来
217>>1(茸)2019/04/02(火) 15:15:46.29ID:VZgG2VLl
今日か明日更新できると思います
218名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/04/02(火) 15:26:36.90ID:Rp802n1v
わくわく
219>>1(茸)2019/04/02(火) 19:36:03.38ID:EuQtCluL
Guilty Kiss会で1人お留守番のところにようかな襲来
千歌 モッモッモッ…
サバ缶 サラミ ポテトサラダ etc...
千歌 ゴキュ…
クリアアサヒ(空) ほろ酔い(空) ストロングゼロ(消費中)
千歌 ポケーッ
<私…沼津のイカになる!
<その格好、寒くないの?
ピンポーン
千歌 (そろそろお風呂入ろっかな~…) モキュ…
千歌 (二人とも遅いんなら洗濯は明日でいいよね) ゴク…
千歌 (早めにお布団入ってYouTubeでも… ピンポーン
千歌「ん?」
220>>1(茸)2019/04/02(火) 19:40:22.66ID:EuQtCluL
「ちか~~~」ドンドン
千歌「…この声は!」
千歌「かなんちゃ── …ハッ!
──「あいたぞ~~~」
──「突撃ぃ!突撃ぃ!」
千歌「ぉ……」ピタッ
千歌「いや…果南ちゃんなら有り得る…」ジリ…
「千歌ちゃーん、いないー?」
千歌「!」
千歌「この声は曜ちゃん!しかもシラフっぽい!」
221>>1(茸)2019/04/02(火) 19:45:25.14ID:EuQtCluL
千歌「さすがにね、こんな早い時間でベロベロに酔っ払ってるわけないもんね」
ガチャ
千歌「いらっしゃい、果南ちゃん!曜ちゃん!来るなら連絡してくれれば 「ハぁグぅぅぅぅぅぅっ!」ガバチョ ──ぐああっ!」
果南「やっほー、チカ!久し振り!相変わらず最高のハグ心地してるねえ、誰よりもハグしがいがあるのはやっぱりチカだよ~~」ギュウウウ
千歌「ぐ、ぐえええ……」
曜「果南ちゃん。千歌ちゃんが死にかけてるよ」
果南「おっと、ごめんごめん。会えるのが嬉しくって、ついね!」パッ
千歌「つ、潰れるかと思った…」ハァハァ
千歌「なんでこの時間でもう出来上がってるの!?」
果南「え?どゆこと?」
曜「出来上がってないよ、千歌ちゃん。完璧にシラフだよ」
千歌「まじか…」センリツ
222>>1(茸)2019/04/02(火) 19:50:39.18ID:EuQtCluL
リビングにて
果南「うわ~。チカってば、鞠莉達がいないとこんな食事してるの?」
千歌「だって自分だけのために作るのめんどくさいんだもんー」ブー
千歌「そんなにゆーなら果南ちゃんごはん作ってよ」
果南「無理むり、今日は私オフだからね」ノシ
曜「なんのオフなの、なんの」
千歌「てゆか、シラフだったんなら前もって連絡してよ」
曜「淋しがってるだろう千歌ちゃんにサプライズって、果南ちゃんが」
千歌「チカが家にいなかったらどうするつもりだったの」
曜「千歌ちゃんが一人で出かけるとは思えないからって、果南ちゃんが」
果南「言った通りだったでしょ」
千歌「なんか悔しい…」
223>>1(茸)2019/04/02(火) 19:56:36.36ID:EuQtCluL
果南「曜は最近来たんだよね」
曜「うん。梨子ちゃんとね」
千歌「荒らすだけ荒らして帰ってったよね」
曜「その節は誠にご迷惑おかけしました…」
千歌「チカ達より、善子ちゃんだよね。しばらく口利いてくれないかもね」
果南「なに?なんかやらかしたの?」
曜「ちょっとお酒が入り過ぎてて…おいたが過ぎたというか…ハイ…」
千歌「おかげでチカ達も魔女宅ちゃんと観れなかったんだからね、おこだよ。おこ」
曜「それは──」
果南「録画してたでしょ、どうせ」
千歌「な…なんでわかるの!?」
果南「ほらね。だからチカ達のことは気にしなくていいよ」
曜「お、おお…」
千歌「なんでなんでーっ!なんでわかるのー!悔しいーっ!」プンプン
224>>1(茸)2019/04/02(火) 20:00:47.47ID:EuQtCluL
千歌「もー…」プクー
果南「そう拗ねないでよ。私達が来たおかげで淋しくないでしょ?」ヨシヨシ
千歌「そうだけどー…」
千歌「そういえば、今日チカが一人だって誰から聞いたの?」
曜「梨子ちゃんからだよ。千歌ちゃんが一人きりになっちゃうから泣いちゃってないか確かめにいってあげて、って」
千歌「梨子ちゃん反省してなさそう」
果南「私は曜から聞いてはるばる来たんだよ」
千歌「え?このために来てくれたの!?わざわざ内浦から?」
果南「そうだよ」エヘン
千歌「かなんちゃん…!」ウルウル
曜 (千歌ちゃん少し見ない間にちょろくなったなあ)
225名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/02(火) 20:04:22.69ID:k6FbkwEH
待ってた
226>>1(茸)2019/04/02(火) 20:05:05.18ID:EuQtCluL
千歌「果南ちゃん達、泊まっていくでしょ?お湯張ろっか」
果南「あー、そうだねえ…」
曜「そうだねー…」
千歌「…? なに?」
果南「ちょっとチカ、こっちおいで」
千歌「うん」トコトコ
曜「座って。ここ」
千歌「うん…?」ストン
果南 ガシッ
千歌「へ」
曜 ガシッ
千歌「デジャヴ…!」
千歌「なに!?なんなの!?チカをどうするつもり!?」
果南「お風呂入る前に、せっかく鞠莉も善子もいないんだから、今しかできない話をしようよ」
千歌「い、今しかできない話…!?」
227>>1(茸)2019/04/02(火) 20:09:08.27ID:EuQtCluL
曜「千歌ちゃん」ズイ
千歌「な、なに…?」
曜「どうなの、善子ちゃん達とは!」
千歌「え、ど…どうって…?」
果南「ごまかしっこナシだよ。進展はあったのかって聞いてるんだよ」
千歌「し、進展って──」
果南「大学生ならまだしも、いい歳した大人が一緒に暮らしてるってことはそういうことなんでしょ」
千歌「…」
曜「ぶっちゃけ善子ちゃんと鞠莉ちゃんと、どっちが本命なの!?」
千歌「……」
千歌「………え、そういう話!!?」///
228>>1(茸)2019/04/02(火) 20:11:49.81ID:EuQtCluL
果南「チカ!」
千歌「ええ…」
曜「千歌ちゃん!」
千歌「えええ……」
ようかな「「どうなの!?」」
千歌「ええええ~~~~…………」
>>229
1.実は鞠莉ちゃんのことが…
2.実は善子ちゃんのことが…
3.実は鞠莉ちゃんと善子ちゃんが…
4.実は…
5.そんなんじゃないから!!
6.その他自由
229名無しで叶える物語(やわらか銀行)2019/04/02(火) 20:12:59.77ID:k6FbkwEH
6.曜ちゃんって言ったらどうする?
230>>1(茸)2019/04/02(火) 20:21:28.56ID:EuQtCluL
千歌「あの、お風呂…」グッ
果南「まだ夜は長いでしょ?」
千歌「今日はチカゆっくりしたくて…」グッ
曜「うんうん。早くお風呂に入りたいね」
千歌「だったら放してくれれば…」
ようかな ニコニコ
千歌 グッグッ…
千歌「……………ええ~…」
231>>1(茸)2019/04/02(火) 20:25:51.71ID:EuQtCluL
千歌「…」
曜 ガシッ
千歌「…よ、曜ちゃん…はなして…」
果南「ダメだよ曜。こんな機会なかなかないんだから」
曜「わかってるよ果南ちゃん。そんなに強く握ってないから痛くないでしょ?千歌ちゃん」
千歌「い、痛いとかじゃなくて…その…」
果南「鞠莉か善子か吐いちゃえばすぐだよ!それで終わるから!」
千歌「………ちゃん」
曜「んん?もう一回!はっきり!」
千歌「…曜ちゃん」
果南「ん?」
千歌「その、曜ちゃん…って、言ったら……」
千歌「…………どう、する…?」
曜「」
果南「」
232>>1(茸)2019/04/02(火) 20:31:52.46ID:EuQtCluL
果南「は、ははは…ずるいぞチカってば!そんなずるい子に育てた覚えはないぞ~!」
千歌「……」///
果南「はは…えっと、え…」
果南「いやいや!騙されないからね、チカのやり方はわかってるんだからね!そうやってうやむやにする気なんでしょ!まったく、昔からチカは~…」
千歌 モジモジ…
果南「…………チカはぁ……」
千歌 …ギランッ
千歌「今だ!」スルリ
果南「あっ!!ちょ、曜、ちゃんと掴んでないと──」
曜「」
果南「曜ーーーーーーっ!!!」
この後とりあえず曜を鞠莉の布団に放り込んでから、気まずさから目を逸らした果南と千歌の二人きりでAqoursの頃の想い出とかを肴に呑んだ。
曜は翌朝まで起きてこなかった。
233名無しで叶える物語(庭)2019/04/02(火) 21:08:37.53ID:wnYiiGYp
賢いっち
234名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/04/02(火) 21:42:43.59ID:Rp802n1v
すこすこ
235名無しで叶える物語(神宮)2019/04/03(水) 06:54:03.39ID:WAjxJpeo
ようちかなんよいよね
236>>1(茸)2019/04/03(水) 15:51:13.47ID:XScDzfY7
次の内容だかなんだか >>237
237名無しで叶える物語(もんじゃ)2019/04/03(水) 15:53:23.88ID:4lOfOeJK
お花見
242名無しで叶える物語(茸)2019/04/06(土) 12:12:14.95ID:+zjEpFJO
三人の花見は楽しそうだな
246>>1(茸)2019/04/08(月) 06:13:35.63ID:NfDCYXri
お花見
鞠莉「善子!起きなサーイ!」
千歌「善子ちゃん起きてー」
善子「んん…?どうしたの二人とも………はあっ!?なによこんな時間に…」
鞠莉「のんびりしてると置いてくわよ!」
千歌「ぼやぼやしてたら場所なくなっちゃうでしょ!」
善子「お、置いてく?場所…?なんの話よ…」
千歌「もー、なんで覚えてないの!?約束したじゃん、今日は三人で──」
鞠莉「お花見デーーース!」シャイニーッ
247>>1(茸)2019/04/08(月) 06:18:38.67ID:NfDCYXri
善子「そういえば行こうって言ってたわね。今日だっけ…」
鞠莉「ほーらコレよ!ご覧なさい!どうせ忘れるんだからって先週から毎日言って聞かせたのに!」
善子「毎日言われるもんだからいつのことなのかわかんなくなったんだって理解してよ」
千歌「言っとくけど善子ちゃんお当番なんだからね?」
善子「…なんの?」
千歌「場所取りのーーー!一番重要な役目でしょ!」
善子「まじで…」ゲー…
鞠莉「善子は一人でも時間潰せるコでしょ。適任だと思わない?」
善子「むむー…鞠莉と千歌さんは何当番なのよ」
248>>1(茸)2019/04/08(月) 06:28:57.71ID:NfDCYXri
千歌「チカはお弁当作り!善子ちゃんが三人分のお弁当作ってくれるってゆーなら、チカが場所取りにいってくるけど?」
善子「うっ…めんどくさい…」
千歌「でしょー?鞠莉ちゃんもこういうときのお料理はちょっとふざけそうだし、お弁当係はチカしかいないの!」
鞠莉「マリーそんな理由で外されたの?ふざけないよ?」
善子「ぐぬぬ…じゃあ鞠莉は?あなたはなにするのよ」
鞠莉「今日は特になにもしないわ」
善子「はあ!?なにもしないんだったら別に鞠莉でも──」
249>>1(茸)2019/04/08(月) 06:29:36.52ID:NfDCYXri
鞠莉「マリーはね」
鞠莉「先月から時間を見付けては近場のお花見 spot を下見してたのよ。開花情報を調べたりもして、みんなでお花見するにはどこが一番イイかって、ずっと考えたの」
善子「う…」
千歌「ブルーシートとかお皿とかも買っておいてくれたし、今日だってクルマ用意してくれてるんだよ」
善子「そ、そうなの…?」
鞠莉「マリーはね、本気なのよ。一年に一回のとっても大切な event で、しかも三人で迎える初めての春でしょ。どこかのぐーたら寝ぼすけさんとは意気込みが違うのよ」ニコッ
善子「…………!」ダラダラ…
鞠莉「場所取り、行ってくれるわよね?」
善子「ハイ…すぐ用意します…」
250>>1(茸)2019/04/08(月) 06:38:18.61ID:NfDCYXri
千歌「ちゃんとコート着て。お昼はあったかいみたいだけど、午前中は肌寒いみたいだから」
善子「はいはい」
鞠莉「three D-S 持った?たぶん二時間くらい待ってもらうことになっちゃうから、ちゃんと時間潰しの道具も持っていくのよ」
善子「3DSそんな発音で聞いたの初めて」
千歌「それじゃ行ってらっしゃい、二人とも。鞠莉ちゃん、運転気を付けてね」
鞠莉「Trust me. ちかっちのお弁当楽しみにしてるわ。善子置いたら戻ってくるからね」
千歌「うん!…善子ちゃん」
善子「ん、なに?」
千歌「朝苦手なのに、ありがとね。善子ちゃんの好きなものいっぱい作るから、楽しみに待っててね♡」
善子「…うん」//
鞠莉「よーし、行くわよ善子!」
善子「はーい」
千歌「いってらっしゃ~い」ノシ
251名無しで叶える物語(茸)2019/04/08(月) 06:42:45.52ID:HdQILPV9
待ってた!!!
252>>1(茸)2019/04/08(月) 06:48:47.93ID:NfDCYXri
~車内~
善子「ふわあ…」
鞠莉「どうせ昨日も夜更かししたんでしょ」
善子「んー、いつもと同じくらいよ」
鞠莉「つまり夜更かしなんじゃないの。散々早く寝なさいって言ったのに」
善子「なんか二人ともやけに寝るの早いと思ったのよね…こういうことかー…」
鞠莉「こういうことかーじゃないわよ、まったく」
253>>1(茸)2019/04/08(月) 06:53:49.36ID:NfDCYXri
善子「イタリアでもお花見ってやるの?」
鞠莉「そうねえ…最近は少しずつ浸透してきたかも。カンザンって種類の桜があってね、日本で見るやつより色がハッキリしてて、blue-sky によく栄えるのよ~」
善子「ふうん…日本の桜って色薄いんだ…鞠莉なんかはそっちの濃い方が好みなんじゃないの?」
鞠莉「ンー、桜で言えば確かに向こうのやつの方が好きかもね」
善子「今日はそのカンザンとやらじゃないんでしょ?残念ね」
鞠莉「そうねえ…ふふっ」
善子「…? なに?」
鞠莉「ううん。言われて気付いたのよ、マリーは『ハナよりダンゴ』なんだなーって」
善子「あなた結構現金なところあるものね」
鞠莉「ゲンキン?」
善子「即物的ってことよ」
鞠莉「そんなことないもん」
善子「自分で花より団子とか言い出したんでしょうが」
鞠莉「そうだけど、そうじゃないの」
善子「はあ…?」
鞠莉「桜はどこでも見られるけど、ってことよ」
善子「………そういうことね」
鞠莉「うふふ♪」
ブゥゥゥゥン…
254>>1(茸)2019/04/08(月) 06:57:32.86ID:NfDCYXri
~お花見会場~
善子「うげ。こんな時間なのに結構いるもんね」
鞠莉「わかったでしょ?決して早いわけじゃないってこと」
善子「はいはい、わかったわかった。場所はどこでもいいの?」
鞠莉「マリー's お花見 map~~(ダミ声)」つ地図
善子「そんな小道具まで…」
鞠莉「冷静に引いてないでちゃんとツッコミしてよ」ムゥ
善子「ひまじんか」ペシ
鞠莉「誰が暇よ!そうじゃない!!」
善子「水道の傍は無理そうね。じゃあっちか」
鞠莉「無視しないで!!」
255>>1(茸)2019/04/08(月) 07:02:48.25ID:NfDCYXri
善子「こんなもんかしらね」
鞠莉「じゃ、ちかっち迎えに戻るわね」
善子「悪いわね、何往復もしてもらって」
鞠莉「全然ヘーキよ。楽しむための努力を惜しむマリーじゃないわ♪」
善子「…あなたのそういうところ好きよ。見習いたいって思う」
鞠莉「善子がマリーに弟子入り…!?」
善子「早く戻れば?千歌さん待ってるわよ」
鞠莉「善子のそういうところ、嫌いじゃないけど淋しいわ」
鞠莉「変な人が来ても付いていっちゃダメよ!」
善子「子どもじゃないんだから」
鞠莉「また後でね~」ノシシシ
善子 ノ
256>>1(茸)2019/04/08(月) 07:06:39.96ID:NfDCYXri
善子「さて、と…」
善子「これがどんどん増えていくのかしら。鞠莉じゃないけど、お花見って結構大きなイベントなのね…」
善子「…」
カチッ (3DS)
善子 カチカチ
善子「花より団子、って言うけど…団子より花の人なんかいるのかしらね」カチカチ
善子「お花見やるのって大体楽しく騒ぐための口実よね。純粋に桜見たくてやる人なんかいないでしょ」カチカチ
善子「………ん?」
>>257
場所取りに来た人物
257名無しで叶える物語(笑)2019/04/08(月) 07:12:18.29ID:/aGLZfL/
果南
258>>1(茸)2019/04/08(月) 07:26:50.59ID:NfDCYXri
善子「あれは…」
果南 トコトコ
善子「え、果南さん…よね…」
果南 キョロキョロ… トコトコ ドサッ
善子「なにあの荷物量。山籠りでもするの?」
果南 ウーン…
善子「なんか悩んでる」
果南 ゴソゴソ… つスノコ サッ
善子「!?」
果南 つブルーシート on スノコ ファサ…
善子「!?!?」
果南 ムフー
善子「なんでそれで満足げなのよ!!」
果南「わ、善子!?偶然じゃーん」オー
善子「偶然やったーイェイ。簀の子の上でお花見するつもり!?」
果南「あはは、やっぱ変わってるよね。ダイヤがお尻ちくちくするの苦手だって言うからさ~」
善子「ああ…そう…あの人が言い出したことなの…」
259>>1(茸)2019/04/08(月) 07:32:21.88ID:NfDCYXri
果南「善子もお花見かー。鞠莉とチカと?」
善子「そうよ。果南さんはダイヤと二人?」
果南「ううん、あとまる」
善子「AZALEA会?」
果南「正解!この前ギルキス会やったんでしょ?それ聞いてさ、私達もやろうってなったんだよね」
善子「へえ、それでお花見ね。でもここ結構遠いでしょ」
果南「まあね~。でもせっかくならお出かけもかねてってことで、三人でクルマ出してさ」
善子「………ここって有名なお花見スポットなの?」
果南「んー、超有名ってわけじゃないと思うけど。中学生くらいの頃に誰かから聞いて、いつか行ってみたいねってダイヤと鞠莉と話してたんだよ。善子もよく知ってたね」
善子「あー、まあね…………そんな場所を…」
260>>1(茸)2019/04/08(月) 07:37:05.27ID:NfDCYXri
善子「ところで肝心の二人はどうしたのよ」
果南「買い出しに行ってもらってるよ。運転はダイヤ」
善子「果南さんの方が運転上手そうだけど」
果南「ここまで私が運転してきたからね~。それに、ダイヤもまるも一人で場所取りさせるのと待っとかせるの、ちょっと不安だし」
善子「わかる」
果南「善子の方は?」
善子「さっき鞠莉に運んできてもらって、今はお弁当係の千歌さんを迎えにいってくれてるわ」
果南「よく場所取りなんか引き受けたね。そういうのイヤがりそうじゃん」
善子「ま、色々あってね」
果南「でも、そっかー。そっちチカのお弁当なんだ~。いいね」
善子「作ってこなかったのね」
果南「さすがにね、お弁当作ってたら遅くなっちゃいそうだったから」
善子「確かにね」
261>>1(茸)2019/04/08(月) 07:42:06.04ID:NfDCYXri
果南「でもちょうどよかったよ。二人が戻ってくるまですることないしさ」
善子「そうね」
果南「…ゲームしたいと思ってるでしょ」
善子「なんでわかったのよ」
果南「私んとこ来てくれるのにそれ持ってきてるからだよ」
善子「…」つ3DS
果南「はい、消して消して。滅多に会えるもんじゃないんだから、お話ししようよ」
善子「えー…」
果南「えーじゃない。座って座って」
善子「まったく、鞠莉と言い…年長組は強引な人ばっかりね」ヤレヤレ
果南「妹達が可愛いんだって」
果南「で?どうなの最近。鞠莉達とは」
善子「どうって普通よ普通…」
こうして二人の待ち時間は過ぎていった…
262>>1(茸)2019/04/08(月) 07:42:43.73ID:NfDCYXri
更新が遅くて申し訳ない
お花見準備編、終わり
次はお花見編だと思います
263名無しで叶える物語(公衆)2019/04/08(月) 08:19:21.81ID:tHaehCYs
わーい!おつです!
遅いつっても最終更新からまだ一週間足らずなんだし気にしない、気にしない
いくらでも待ってます
保守を怠りここでスレが落ちたため、以降は今回まとめるにあたって書き下ろしました。
~その辺のスーパー~
ダイヤ「来慣れていないお店は、商品の陳列一つ取ってもなんだか新鮮で楽しくなってしまいますわね」
花丸「そうだね。あ、見て見てダイヤちゃん!期間限定パッケージなんてあるよ」
ダイヤ「あらほんと。こういうのはルビィや千歌ちゃんが喜びそうね」
花丸「おら爽健美茶にするずら~♪」ヒョイ
ダイヤ「でしたらわたくしは綾鷹~」ヒョイ
花丸「果南ちゃんはなにがいいかなあ?」
ダイヤ「お酒を買っていかないとイヤがるでしょうか…」
花丸「でも、お酒呑まれちゃったら帰りは二人で運転することになっちゃうね」
ダイヤ「そうねえ。お酒も入ってなにもさせずに座らせておいたら寝てしまいそうですし、せっかくのAZALEA会でそうなるのはもったいないですわ」
ダイヤ「…あ。それだったら、」
花丸「なになに?」
ダイヤ「んー…これなどいかがでしょう」ヒョイ
花丸「おー、名案ずら!これなら果南ちゃんも納得してくれるに違いないね!さすがダイヤちゃん!」
ダイヤ「ふふん、そうでしょう」ドヤッ
花丸「飲み物は買ったから、次はおつまみだね!」
ダイヤ「まるちゃんは、お花見は何度目くらいなの?」
花丸「えへへ…おら、実は初めてなんだあ」
ダイヤ「まあ、そうなのですか。……実はわたくしもなのです」
花丸「ずらあ!」
ダイヤ「かねてより果南さんや鞠莉さんと行こう行こうと話自体は出ていたけれど、なかなか機会を得られなくてね。だから、こうして初めてのお花見を大好きなまるちゃん達とできることがとっても嬉しいのよ」
花丸「もう、ダイヤちゃんってば水臭いよ。そんなの誘ってくれたらおらも果南ちゃんも、それに他のみんなだって喜んで企画するのに」
ダイヤ「うふふ、本当にね。なにを遠慮していたのかしら。でもいいのよ、こうして開催することができたのだから。それにこれから何度だってその機会はあるでしょうしね」
花丸「うん!これからは毎年の春の恒例行事にしよう!」
ダイヤ「大賛成ですわ!そうと決まれば、来年のスケジュールを決めておきましょう。まるちゃん、手帳は持ってる?」
花丸「もちろん!」つ手帳 サッ
ダイヤ「来年の春はこのような感じですわ」つスマホ画面
花丸「むむむー…四月って三連休ないんだね。じゃあここ、ここの土曜日にしよう。次は電車で来て、三人でお泊まりするのも楽しそう!」
ダイヤ「それはいいですわね!ここの土曜日と、念のため日曜日もね。開花状況や天気に恵まれなかった場合のことも考えて、前後の週末も空けておきましょう」
花丸「合点承知ずら!」メモメモ
ダイヤ「今から楽しみね」
花丸「もう、ダイヤちゃんってば。まずは今日のお花見をめいっぱい楽しむのが先決だよ」アハハ
ダイヤ「あら失敬、おっしゃる通りです」クスクス
こうして二人の買い出しはのんびりと過ぎていった…
~お花見会場~
善子 カチカチ
果南「そこはなに?」
善子「ボス部屋ね」
果南「ボスさっき倒したじゃん。復活したのかな?」
善子「さっき倒したのは中ボスよ。今から戦うのは大ボス。こいつを倒せばこのダンジョンがクリアになるの」
果南「へ~。善子すごいね、私こんなん全然わかんないや」
善子「……やってみる?」
果南「え!いいよ!やったことないし、見てるだけで面白いし」
善子「そう言わずに。負けたってそんなたいしたことないし、見るよりやる方が絶対楽しいから。ほら」
果南「え~~、へたくそでも笑わない?」
善子「ちょっとしか笑わない」
果南「じゃあやってみる」
善子「その辺のザコ狩って操作の練習だけしときましょ。ボタンがAとBとあるでしょ、ここに表示されてる武器をそれぞれのボタンで使えるから、そうそう、そんな感じ」
果南「うわ、うわ、こわっ!こっち来るコイツ!」カチカチ
善子「あっほら剣、Bボタン、まずいと思ったらとりあえずスタートボタンでメニュー画面にしてっ」
果南「スタートボタンってどれ~~!?」アワアワ
ワイワイ
「よしこちゃ~~ん」
善子「…ん?」
善子「気のせいかしら、なんか呼ばれたような…千歌さん??」キョロキョロ
花丸「よしこちゃ~~ん、お~~い」
善子「ん…あ、ずら丸!」タタッ
果南「えっまる?来た??でもちょっと待って善子、そっち行かないで、ちゃんと私の方手伝ってよ。やばいやばい、めっちゃ速い!よけれない!あたんない!」カチカチ