883社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 21:46:21.22ID:MIw/2k04
千歌「花丸ちゃん、補足ある?」
花丸「われながら、苦肉の策感は否めないのが本音かな…さっきの座談のときと同様、たとえ善子ちゃんがおらを選んでくれなくっても、ずっと大切にしていきたい絆だしね」
善子「いや、このターンでなかなか釣り合ったわよ。ナイスチョイスね」
千歌「勝負の行方はわからなくなってきたね!」
鞠莉「ちなみにね、プロポーズもちゃんとするつもりでいるのよ。え?んもう、せっかちさんなんだから…わかった。このバトルが終わったときと、それから後日改めて。二回しちゃうわ♡」テレテレ
千歌「あ、そこの人。次のターンに移りますよ?」
鞠莉「ちょっとォ!まだマリーの捕捉の途中なんだけど!」
善子「しかし マリーの 勝率は これ以上 下がらない」
鞠莉「今ので一気に6ランク?!」
千歌「ことによっては12ランクだよ」
鞠莉「あーーーーっ!なんで?!ねえ善子なんでぇ??!!」
善子「このターンでずら丸の優勢に持ち直したわ。はい、最後のターンに行きましょ」
884社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 21:53:26.69ID:MIw/2k04
千歌「言うまでもないけど、これが最後のターン、最後の賭け金宣言になるからね。充分に考えてね」
鞠莉「結婚の倍プッシュはありなの?」
善子「これ以上勝率は下がらないって言ってんでしょうが」
花丸「結婚の倍プッシュいいな~。おらもそうしちゃおっかな~。でも鞠莉ちゃんが結婚倍プッシュしちゃったら勝ち目なくなっちゃうな~」チラッチラッ
千歌「盤外戦が始まったんだけど」
885社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:00:13.02ID:MIw/2k04
鞠莉「umm……」
花丸「う~ん……」
千歌「いざってなると真剣に考えるね」
善子「じゃなかったらもうこのバトルなんの意味もなくなるからね」
千歌「ところで、鞠莉ちゃんが勝ったら善子ちゃん達は結婚することになるわけだけど、どうするの?台湾にでも移住するの?」
善子「どうしてよりによって一番シビアなとこ行くのよ」
善子「でも、まあ…沼津は出ることになるのかもね。千歌さん知らない?都内では事実上の同性婚が可能だって」
千歌「えーっ、知らない!そうなの?!」
千歌「…詳しいんだね」
善子「うるさい張り倒すわよ」
最後の賭け金
鞠莉 >>887
花丸 >>890
887名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 22:03:27.34ID:dafXk2PC
あんな冗談もオールオッケーよ
891名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 22:05:46.18ID:dafXk2PC
>>887
あんなってのは結婚云々って意味で書いた
一応こっちの意図としては
888名無しで叶える物語(有限の箱庭)2018/07/05(木) 22:03:27.98ID:AcDyD/VP
プロポーズを貫く
890名無しで叶える物語(有限の箱庭)2018/07/05(木) 22:04:04.00ID:AcDyD/VP
プロポーズ
892名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/07/05(木) 22:06:26.33ID:yfyE1jGG
こいつプロポーズなら誰でもいいんかい
893社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:22:34.01ID:MIw/2k04
千歌「…さあ、時は来たよ」
千歌「泣いても笑ってもこれが最後の賭け金宣言。いよいよ二人の…ううん、私達みんなの命運が決まる」
千歌「準備はいいかい?!野郎ども!」
鞠莉「………」グッ
花丸「………」グッ
善子 (二人から、強い覚悟と緊張が手に取るように感じられる)
善子 (当然…よね)
千歌「それじゃあ宣言して。最後の賭け金は――――」
894社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:24:19.41ID:MIw/2k04
花丸「おらと結婚するずらーーーーーーーーッッ!!!」
鞠莉「結婚とかいうのはマリーのお茶目な冗談でしたーーーーーーーーッッ!!!」
ちかよしまるまり ((((ええええええええええええええーーーーーーーーッッ???!!!))))
895社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:28:19.34ID:MIw/2k04
花丸「お茶目な冗談でしたァ?!おまっ、こっちその気にさせといてそりゃねえずら!つかそれ賭け金でもなんでもないだろァ!!」
鞠莉「なーに人のマネしちゃってるのよ!!あなた言っとくけどこのオークション三回中二回がマリーのパクリだからね?!自覚ある?!」
善子「ずら丸っ、アンタっ、あれ本気でいい選択だと思っとったんかーーーーい!!」
千歌「一緒にめっちゃ驚いてはみたけど言いたいこと三人がみんな言ってくれたからチカもう特に言うことないや」
896社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:31:46.60ID:MIw/2k04
千歌「賭け金を整理すると、」
鞠莉が勝った場合
・Aqoursの9人が一生離れることのないよう尽力する
・善子と結婚する(プロポーズもしちゃう)
・やっぱり結婚はしないかもしれない
花丸が勝った場合
・善子ちゃんの言うことなんでも聞く!
・Aqoursの9人の絆をずっと大切にする
・あと善子ちゃんと結婚する
千歌「…………」
千歌「まとまりがなさすぎる…」
善子「誰よこんな風にしたの…」
897社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:32:58.06ID:MIw/2k04
千歌「これを踏まえた上で、勝者を決めてください善子ちゃん」
善子「罰ゲームじゃないのよ…」
898社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:37:01.01ID:MIw/2k04
善子「ってか、これどっち選んでもあんまり変わりないようにすら思うんだけど」
鞠莉 ワクワク
花丸 ワクワク
善子「あんた達、場を掻き乱しただけの戦犯である自覚持ちなさいよね」イラッ
善子「………」ジッ
善子「ヴェェェェ…」
千歌「審判迷ってるのでしばしお待ちを」
899名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 22:37:57.90ID:w5oFXUV9
間をとって十千万行きですね
900社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:41:20.94ID:MIw/2k04
鞠莉「ねえ」
千歌「ん?」
鞠莉「もしハナマルが勝ったとして、善子が『結婚はしない』って望んだ場合はどうなるの?」
花丸「そりゃ善子ちゃんがそう望んだんならおらはそれを受け入れるけど」
千歌「いやでも賭け金として結婚するって宣言してるからなにがなんでもしなきゃいけないんじゃ」
花丸「でもそうしたら一つ目の賭け金が実行されないことに…」
鞠莉「………」
鞠莉「善子の良心にお任せね!」
千歌「そうだね!」
花丸「ずらっ!」
901社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:48:47.90ID:MIw/2k04
善子「………………ふう」
花丸「っ!」
千歌「決まった?」
善子「ええ」
鞠莉「…」
善子「もういいの?溜めずに言うわよ?」
千歌「うん」
善子「このナントカかんとかオークションの勝者は――――」
902社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:49:16.07ID:MIw/2k04
善子「――――鞠莉。」
903社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:50:35.76ID:MIw/2k04
鞠莉「~~~~~~っ!!」
千歌「鞠莉ちゃんが勝った…」
花丸「……………そっ、か…」
善子「…」
花丸「おらの負け、なんだね」
善子「そうね」
904社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:53:28.27ID:MIw/2k04
花丸「全力で闘ったつもりだし、善子ちゃんのことを想う真剣さに偽りはないつもりだったけど、………負けちゃったかあ」
善子「それは私もよくわかってる。だけど、勝負は勝負。どちらかは勝つし、どちらかは負けるわ」
善子「今回はその軍配を、鞠莉に向けて上げることにした」
花丸「…うん」
905社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 22:58:00.72ID:MIw/2k04
千歌「ということは、鞠莉ちゃんは勝利のために賭けた宣言の実行が義務付けられるよ」
鞠莉「ええ、そうね」
鞠莉「約束するわ。この先たとえなにがあっても、私達Aqoursの9人が離ればなれになることがないよう、持てる力の全てを尽くすとね」
鞠莉「そして善子」
善子「ええ」
鞠莉「ちゃんとしたのは、後日改めて段取りしてから行うわ。今は簡単に。私、小原鞠莉とけっ」
善子「三つ目の賭け金を実行してもらうわ。冗談だったのよね、結婚」
鞠莉「………………っ!!」ガーンッ
906社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:02:08.24ID:MIw/2k04
花丸「ぐす…あれ?それなら、おら別に善子ちゃんのこと諦めなくてもいいの?」
善子「いいんじゃないの?そんな条件どこにもないもの」
鞠莉「え?!そうなの?!」
善子「思い出してもみなさいよ。オークションで勝った方には宣言の実行を義務付けるとは言ったけど、負けた方が宣言内容を諦めるなんてルールなかったでしょ」
鞠莉「そんな…でも、あれ?その通りね…」
千歌「え?じゃあ、このオークションが終わったことによって変わったことは…」
善子「鞠莉がAqoursのスポンサーになったことだけよ」
鞠莉「whaaaaaaaaaat?!」
907社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:08:08.45ID:MIw/2k04
鞠莉 ハッ
鞠莉「善子、うちの家政婦は…」
善子「就職先が決まったら辞めるけど?」
鞠莉「…………?!?!」
花丸「おらと一緒に」
善子「行くわけでもないけど?」
花丸「…………?!?!」
善子「元々、ずら丸が花嫁がどうとか言い出して、鞠莉がそれを止めようとしたのが事の発端でしょ。鞠莉が勝ったんだからずら丸の花嫁になるなんて案はなし。それで話は終わりよ」
善子「私はまた明日から転職活動と転居活動を再開するわ」
まるまり「「………………??!!??!!」」ポカン…
908社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:10:47.89ID:MIw/2k04
千歌「もしかして善子ちゃん、最初からこの結末を…」
善子「狙ってたわ」
鞠莉「ほああああああっ!」
善子「実行義務付きのオークションなんか想定してなかったから、どうなるかと思ったけどね」
善子「んー…疲れた。さ、ダイヤ達が帰ってくるまでもう一眠りしましょ」
善子 スタスタスタ… ガラ パタン
909社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:12:57.28ID:MIw/2k04
鞠莉 ポカン…
花丸 ポカン…
千歌「…策士は見付かったようだね」
鞠莉「マリー達の頑張りは、いったい…」
花丸「色んな覚悟を…色んな覚悟を決めたのに…」
910名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 23:14:30.69ID:16JM/4Pd
善子天才やん
いや、社長が天才なのか?
911社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:18:31.81ID:MIw/2k04
鞠莉「結局善子はしばらくのうちに出ていっちゃうのね…」
花丸「おらも結局一人の生活が続くんだ…」
鞠莉「…」
花丸「…」
まるまり「「はあ………」」
鞠莉「ねえ、ハナマル」
花丸「なあに?鞠莉ちゃん」
鞠莉「あなた、うちに住んだらいいじゃない」
花丸「そうさせてもらうずら」
花丸が 仲間に 加わった!▼
第十話
善子ちゃん争奪オーディション
完
鞠莉「いやこれ第十話だったんかーーーーい!」
ほんとに完
912社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/05(木) 23:21:56.54ID:MIw/2k04
ぎりぎりだった気がするけど、今話はどうだったかな
次の話、誰にメインスポットを当てるか
鞠莉、ダイヤ、果南、聖良、善子、梨子、千歌、曜、花丸、その他(自由指定) >>914
絡ませたいキャラを同時に指定してくれてもいい
内容(決算のみ指定可) >>915
果たして80レス余りで完結するのか
無理やり圧縮することはしたくないが…
913名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 23:23:07.02ID:SrB76GLW
次スレを建てればいいんでね?
914名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 23:24:34.19ID:Y2487Zhb
千歌
915名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 23:25:49.21ID:SrB76GLW
鞠莉ちゃん、オークションの時の善子へのプロポーズを冗談で誤魔化してしまったことと学生時代からの善子への片想いを千歌へ愚痴る
916名無しで叶える物語(茸)2018/07/05(木) 23:26:15.89ID:hFSl0Kvs
決算ってなんだっけ?
917名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/07/06(金) 00:06:17.23ID:XSIUpxWx
正直ここで完結しても違和感ない
918名無しで叶える物語(茸)2018/07/06(金) 00:13:31.04ID:FQYQIRmO
決算って最終回なのか
じゃあこれ無効安価かな
920名無しで叶える物語(茸)2018/07/06(金) 01:26:38.21ID:NgGjXCGi
というかこの後にそんなんやったら今までの話完全に茶番ですわ
921社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 07:05:55.00ID:kxIXs9J4
おはよう ごめん
次の話の安価、内容必要なかったわ
株式会社みかんの決算に絡めて最終話を書くつもり
しかしここで完結しても違和感ない、とは第十話が最終話だった、でいいってことかな?
922名無しで叶える物語(アラビア)2018/07/06(金) 08:27:33.94ID:xrTXZqBX
終わらせなくてもええんやで
923社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 18:39:13.17ID:kxIXs9J4
設定だけばら撒いて回収してない部分が多いのは反省すべきだよな…
しかしとりあえずは一旦最終話を書く
株式会社みかんの営業成績 >>925
絶好調、好調、順調、不調、絶不調の中からいずれか
924名無しで叶える物語(SB-iPhone)2018/07/06(金) 18:54:43.75ID:B6hew+Gl
そうだよ
925名無しで叶える物語(茸)2018/07/06(金) 18:57:26.25ID:aX2LDd1E
順調
926社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:02:49.39ID:kxIXs9J4
鞠莉「ムム~…」
ダイヤ「鞠莉さん…が…」バタン
鞠莉「ホワァッツ?!!」
927社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:05:01.00ID:kxIXs9J4
鞠莉「ダイヤ?!ダイヤ平気?!どうしたの?!」
ダイヤ「はっ。私としたことが…平気です」
ダイヤ「鞠莉さんが気難しい表情をし、ボールペンを手に会計帳簿などを眺めているものだから、あまりに驚きすぎて不覚にも倒れてしまったわ」
鞠莉「映像がないこと理解してよ…唐突に説明なくダイヤが気絶しただけだからね、今」
ダイヤ「反省するわ」
928社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:08:37.17ID:kxIXs9J4
ダイヤ「それで、いったい全体どうしたの?預金残高がマイナスにでもなってましたか?」
鞠莉「通常に想定できる範囲内で可能性を検討してほしいわ。どれだけ shock だったのよ」
鞠莉「そろそろ上半期を締めるから、営業成績を振り返ってたんだけど」
ダイヤ「鞠莉さんが帳簿を?」
鞠莉「そうよ」
ダイヤ「鞠莉さん…が…」バタン
鞠莉「もういいから!話が進まないでしょ!あと70しか残ってないのよ!」
ダイヤ「なんの数値ですか」
929社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:12:43.56ID:kxIXs9J4
鞠莉「なんというか、どうにも順調なのよね」
ダイヤ「営業成績が?」
鞠莉「営業成績が。」
ダイヤ「それは、いいことなのでは。なぜああも気難しい表情をしていたの?」
鞠莉「ンー…もちろん経営状態がよくて悪いことなんか一つもないんだけど、その……なんでかなって」
ダイヤ「なんでって…営業成績がいい理由なんか収益が費用を上回っているからに他ならないでしょう」
鞠莉「費用は掛かってるわよね」
ダイヤ「当然」
鞠莉「収益って発生してるの?」
ダイヤ「なにばかなことを。会社が事業を行なっているのだから発生しているに…………事業?」
930社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:21:06.65ID:kxIXs9J4
第一話!鞠莉が(ポケットマネーで)企業を買収!小原グループの傘下に!
第二話!お仕事発生!果南が十千万に派遣されました!
第三話!千歌とお茶をしました!
第四話!函館からやってきた聖良さんを採用しました!人件費増!
第五話!善子と聖良が衝突!回収未済の設定の一つですね!
第六話!善子の家庭事情が明らかに!全体的に見ると善子が主人公っぽい!
第七話!梨子を採用しました!採用したのか遊んだのか!
第八話!果南がやらかしました!みんなでみとシーで働いたけど、収益が発生したとはとても…
第九話!善子が冷たかった。
第十話!花丸と鞠莉が善子を争って楽しくゲーム!善子は策士!
931社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:23:28.26ID:kxIXs9J4
鞠莉「事業を…」
ダイヤ「収益が…」
ダイヤ「これは鞠莉さんが悩むのもわかるわ」
鞠莉「そうでしょ」
ダイヤ「でもわたくしと聖良さんで営業に出たりもしていたし、行間で色んな事業が運営されたのでしょう。きっと」
鞠莉「行間広すぎない?」
932社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:26:01.51ID:kxIXs9J4
??「ふふ…どうやらお悩みのようだね」
鞠莉「だ、誰?!」
ダイヤ「もしもし、株式会社みかんの黒澤と申します。ええ、敷地内への不法侵入が」
千歌「ちょっと鞠莉ちゃん今すぐその電話やめさせて」
933社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:28:37.60ID:kxIXs9J4
ダイヤ「またなにをしにきたのですか、あなたは」ハア…
千歌「嘘でしょ。ダイヤちゃんなんでチカにこんな冷たいの」
鞠莉「また仕事を放ったらかして遊びにきたからじゃないの?」
千歌「またって言わないで!今日はちゃんと美渡姉にも外出許可証に決裁を貰った上でお仕事の用件で来たもん!」
ダイヤ「あら、そうなの。それは失礼したわね。お掛けなさい」
鞠莉「外出許可証」
934社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:34:37.12ID:kxIXs9J4
聖良「お茶です」コト
鞠莉「アリガト、せらりー♪」
千歌「やっほー聖良ちゃん!」
聖良「こんにちは、千歌さん」ペコ
千歌「う~ん、なんだか堅いなー。他人行儀な感じがするね。もっと気軽に接してくれていいんだよ!肩の力を抜いて!」バシバシ
聖良「ありがとうございます」
鞠莉「ちかっちー。年上よー」
935社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 19:51:33.80ID:kxIXs9J4
鞠莉「せっかくだからせらりーも座ったら?」
聖良「よいのですか?」
鞠莉「いいわよね、ちかっち」
千歌「うん。たくさんお話ししよう!」
ダイヤ「お仕事の用件が済んでからね」
聖良「それでは失礼します」スッ
ダイヤ「それで、今日はどんな用件で来たのかしら」
千歌「ふっふっふ…鞠莉ちゃん達が泣いて喜ぶ話をしにきたんだよ」
鞠莉「へえ。なにかしら」
千歌「ズバリ!お金の話だよ!」
ダイヤ「弊社は消費者金融ではありません」
千歌「泣いて悲しむ話をしにきたんじゃないよ!」
936社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 23:35:15.13ID:kxIXs9J4
千歌「なんと!うちからのお支払金額を引き上げることになりました~っ!」
千歌「拍手!」パチパチパチ
聖良「は、拍手…っ」パチパチパチ
ダイヤ「……」
鞠莉「……」
千歌「あり?鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも、なんで無反応なの?」
ダイヤ「なんでと言われると、ねえ…」
鞠莉「ウン。そんなのこっちが聞きたいわ」
ダイまり「「なんで引上げになるの?」」
937社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 23:41:10.12ID:kxIXs9J4
千歌「うちからみかんに支払ってるお金なんか一種類しかないんだから、もちろんそれが理由でだよ」
ダイヤ「鞠莉さん…また私が知らない間になにか変な契約でも結んだのね?」
鞠莉「No, No!誤解よ!マリーもほんとに心当たりないもの!」
ダイヤ「だったらどうして支払金額が変わる…よりにもよって引上げになどなるのですか!」
鞠莉「ちかっち!マリーが怒られるんだからあんまり意味のわからないことを持ち込まないでちょうだい!」
千歌「意味わかんないのはこっちだよ。御社から派遣していただいてる人材を評価したから引き上げるんだよ。どうしてこれを伝えるのにこんなに時間が掛かるの…」
ダイヤ「やっぱり千歌ちゃんは遊びにきたのね。冗談を思い付いたから来たのでしょう」
鞠莉「でもちょっと信憑性が低くて…面白くはあるけど冗談としては弱いわよね」
千歌「冗談じゃないっつってんだろ!なんで二人の中で果南ちゃんの評価最低方向に振り切ってんだよ!信頼なさすぎだろ!」
938社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 23:45:41.50ID:kxIXs9J4
鞠莉「果南の評価が上がる方が冗談じゃないわよ!あのノーキンちゃんが貴社に貢献してるとでも言うのかしら?!」
千歌「言うよ!凄いんだよ果南ちゃん!うちのマスコットを完全に飼い慣らしたんだから!」
ダイヤ「マスコットってしいたけさん?有り得ないわよ、果南さんに飼い慣らせる生き物なんて海洋生物…中でもナマコかウニくらいのものです」
聖良「果南さんはうちの従業員なんですよね…?」
千歌「ちなみに果南ちゃん一緒に来てるからね今」
ダイまり「「え」」
果南「よ。ここで会うのは久し振りだね。たいそう評価されてるようで嬉しいよ」ノ
939社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 23:50:10.07ID:kxIXs9J4
鞠莉「ハァイ、果南!いつ以来かしら、水族館ぶりかしらね!んもう、いつ見たって very cool なんだからあ♡お仕事で貢献してくれるのは嬉しいけど、これじゃ同じ会社にいる意味がないってものよね。マリー寂しい!」
聖良「光の速さで物凄い媚びの売り方をなさいましたよ?!」
ダイヤ「鞠莉さんはああいう方です」
千歌「そして」
果南「へー、そっか。それは嬉しい限りだよ。ところでね鞠莉、私初めて『辞表』とやらを書いてみたんだけど」ゴソゴソ
鞠莉「Nooooooooo!!果南、Nooooooooo!!悪かったわ!ごめんなさい!マリーが悪かった!!」
千歌「基本的には微塵も通じないんだよ」
聖良「なんだか憐れですね…」
940社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/06(金) 23:54:45.91ID:kxIXs9J4
ダイヤ「さてと」ガタ
千歌「あれ?ダイヤちゃん、どこか行くの?」
ダイヤ「いいえ」
聖良「お茶なら私が」
ダイヤ「ありがとう、でも結構よ」
ダイヤ「私も媚びを売ってくるだけだから」
ダイヤ「んまーっ果南さん!少し見ない間に随分と逞しくなって、いっそう頼りがいがあるようになりましたわね!今や当社の顔と言っても過言ではないわ!いいえむしろ果南さんの顔こそが当社だとすら言えるくらいね!」
果南「あはは、面白いこと言うじゃん。でも残念だなー、私明日から十千万の契約社員になるんだよねー」アハハ
ダイヤ「んまーーーーーっ!!」
聖良「大丈夫なんですかこの人達」
千歌「いつも通りだよ」
941社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:03:07.92ID:tyLno/kt
ダイまり「「本人がいないと思って失礼なことを言って大変申し訳ありませんでした」」
果南「私がいないとこでなら言っていいなんて言ってないからね」
千歌「まあまあ、果南ちゃん。それくらいに」
果南「いやでもこんなこともあろうかと辞表とやらは本当に用意していて」スッ
ダイまり「「ひいいいいいっ」」ガタガタ
千歌「か、果南ちゃん…ほんとそれくらいにしてあげて…」
942社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:06:11.32ID:tyLno/kt
鞠莉「冗談よね?冗談なのよね?明日から十千万で契約社員になっちゃわないわよね?」
果南「ならないよ。私は株式会社みかんで鞠莉とダイヤと働くって決めたんだから」
鞠莉「かなぁん…♡」チョローン
千歌「鞠莉ちゃん誰にでもときめくな」
ダイヤ「しかし、果南さんを連れてきているということは、その…本当なのね…」
果南「あ。ダイヤまだそういうこと言うんだ」
ダイヤ「いえそういうつもりではなく!」
943社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:12:51.51ID:tyLno/kt
ダイヤ「なんというか、嬉しいものだなと思いまして。もちろん果南さん個人の頑張りが評価されてのことだとはわかっているけれど、自社から派遣した人材がこうしっかり評価されるというのは」
果南「まあね。少しは見直した?」
ダイヤ「ええ。とっても」
果南「いひひ…やったね」v
聖良「あ、その、遅ればせながら…」
果南「おっ、そうだね。挨拶がまだだったね。話はたびたび聞いてるよ」
聖良「経理職としてお世話になっています、鹿角聖良です」
果南「せらりー」
聖良「聖良です」
944社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:27:26.13ID:tyLno/kt
果南「私は松浦果南。よろしくね」
聖良「よろしくお願いします」ペコ
果南「いい子だなあ。なんでよりにもよってこんなとこに来たのさ」
鞠莉「こんなとこって」
果南「だって沼津だよ?東京でも大阪でもよかったのに」
聖良「それは、私がみかんを」
鞠莉「うふふ…なにを隠そうせらりーは、みかんが大好きだから社名に惹かれてマリーの会社に来てくれたのよ」
果南「はあ?なに言ってんの、そんなんで就職先決める人なんかいるわけないでしょ」
聖良「………修学旅行でこの辺に来たことがあっていいところだなと思ってたんです」
果南「ほらー」
鞠莉「あれえ?!せらりー?!」ガーン
945社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:30:55.30ID:tyLno/kt
意外といつでも終わらせられる流れになった
なんか差し込んでほしいシーンとかあれば適当に書いてくれたら拾うかもしれない
947名無しで叶える物語(茸)2018/07/07(土) 00:36:38.92ID:WoNibiQD
お休みの日が被った千歌ちゃんルビィちゃん
946社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:36:17.08ID:tyLno/kt
ダイヤ「そろそろ元の話に戻るけれど、つまり千歌ちゃんは派遣契約内容の更新に来たってことね?」
千歌「そういうことだね!」
鞠莉「更新契約書を交わすのね。書類どこだったかしら~」ガサゴソ
聖良「私、場所わかりますよ。取ってきます」
鞠莉「アリガト、せらりー」
ダイヤ「そう急がずとも、あと半年で自然に契約見直しなのに」
千歌「そうなんだけどね。評価を正当に反映しないまま半年間使用するのはってことになってさ」
鞠莉「なんていい取引先なのかしら…」
948社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/07/07(土) 00:39:41.60ID:tyLno/kt
果南「ってか、私一年間の契約で派遣されてたの?」
鞠莉「送り出す前に伝えたじゃない」
果南「いやあ。この前チカに『十千万からの派遣依頼はクリア』って言われたから、てっきりここでお役御免なのかと思ってたよ」
千歌「まさか!果南ちゃんなら人となりもわかってるし、戦力にもなるし、雇い上げしてもいいくらいだよ」
果南「あと二年半!」
ダイヤ「真剣に検討しないでください」