563社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:16:04.53ID:AdXhV/MB
善子 ゴシゴシ
善子「…水温よし、エアポンプよし、水草よし」
善子「………」チラッ
ちかなん キャーキャー
ようまり アハハ
善子「…ふーっ」
善子 ゴシゴシ…
564社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:20:21.27ID:AdXhV/MB
曜「よーっし、オッケーかな!」
千歌「ふえ~~、なんか疲れたあ…」
果南「チカは普段から大浴場とか掃除してるんじゃないの?」
千歌「なんかこう、普段使うのとは違う部分をいっぱい使った感じで疲れたの!」
曜「細かいし数も多いからね。そうだ、なにか気になる水槽があった人はいない?」
鞠莉「私は曜と一緒だったから」
善子「…私も別に」
果南「四番水槽だっけ、コケが剥がれてぷかぷか浮いてたよ」
曜「四番…あー、あのコか。たまにやるんだよね。ありがとう果南ちゃん、確認しとく」
565社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:28:26.60ID:AdXhV/MB
曜「なんとか営業開始には間に合ったね。さすが元Aqoursのみんな、チームワークは抜群であります!」ゞ
千歌「それじゃ帰って寝よっか~」
曜「冗談は善子さんだよ、ちかちゃん」ガシッ
善子「ヨハネ。違うけど」
曜「お次は裏方の仕事に移るよ!」
566社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:30:35.07ID:AdXhV/MB
曜「ここではお魚を捌きます」
千歌「おひるごはんっ!」
曜「違うけど、そうだね。いきものにあげる餌の用意をするんだよ」
善子「こんなことまでするのね」
果南「お客さんとして来てると知らないことばっかりだね」
567社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:34:12.85ID:AdXhV/MB
曜「魚ごとの捌き方とそれをあげる相手、分量はここにメモがあるから。捌いて、それぞれのごはんバケツに入れておいてくれればいいかな」
曜「ちかちゃんと果南ちゃん、お願いできる?」
果南「任せて。魚を捌くのなんて朝飯前だよ」
千歌「チカもー!お魚なら毎日料理してるからねー」
果南「よーし、どっちが早くできるか勝負しよっか」
千歌「望むところだー!」
曜「あはは…まあ、任せても平気かな…」
568社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:44:16.04ID:AdXhV/MB
曜「じゃあ、終わったらインカム飛ばしてくれる?果南ちゃんには給餌を手伝ってほしいからさ」
果南「おっけ~い」
千歌「きゅーじってなに?」
果南「そんなん決まってるじゃん。炎天下で白球を追う男子高校生が…」
曜「じゃ、鞠莉ちゃんと善子ちゃんはこっち」
果南「おーい、せめてつっこんでいけー。そういうとこあるぞ渡辺ー」
569社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:53:33.43ID:AdXhV/MB
曜「二人にはここでプレートを作ってほしいんだ」
鞠莉「お魚のネームプレートみたいなの?」
曜「そうそう。ちょっと古くなってきたから取り替えようってことになったんだけど、そしたらみんな張り切りだしちゃって…細かいとこまで凝るから進まなくってさ。いい機会だから、ちゃっちゃと済ませちゃってほしいんだ」
善子「鞠莉もこういうの割と凝り性よ」
曜「えー、それは困るな~」
鞠莉「ダイジョーブよ!お仕事にオーバースペックは禁物だってば!」
曜「ま、全部終わらせる必要なんかないからね。これとか見本にいいかな。作るプレートの一覧があるから、完成したらあそこの箱に入れるのと、チェック付けといてくれる?」
鞠莉「オッケー♪」
570社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:55:55.23ID:AdXhV/MB
インカム『渡辺さん。クラゲの方少し見にいってもらっていい?』
渡辺さん「はい、わかりました。すぐ向かいます」
曜「じゃ、ちょっと外すね。わかんないとこあったらインカム飛ばすか、後回しにしといて後で聞いて!」タタタ…
鞠莉「はいは~い」
善子 モクモク…
鞠莉「取り掛かるの早」
571社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 10:57:41.45ID:AdXhV/MB
鞠莉「写真あるけど、」ペラペラ
鞠莉「みんな同じに見えるわねー」
善子「そーね」モクモク
鞠莉「ほら見て、このコとこのコなんか瓜二つよ!曜達よく見分けがつくものね」
善子「そーね」モクモク
鞠莉「…」
574社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:01:13.67ID:AdXhV/MB
善子「それにしても、調理場もこっちも任せっきりにして離れちゃうなんて、随分と信頼されたものね」モクモク
鞠莉「そりゃそーよ。みんなで奇跡を成し遂げた仲間なんですもの。これで信頼されてなかったらマリーかなりショックよ」
善子「プライベートはそうかもしんないけど、仕事になると話は変わるでしょうに」モクモク
鞠莉「…」
善子 モクモク…
善子「完成」ポイッ
576社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:08:54.41ID:AdXhV/MB
鞠莉「善子、水槽の点検ヘーキだった?」
善子「平気ってなに。なにも問題なかったと思うけど」モクモク
鞠莉「そう。どんな風に点検した?」
善子「どうって、曜が言ったようによ。水草、水温、…あとなんだっけ、忘れた」モクモク
鞠莉「果南と千歌は二人がかり、善子は一人だったけど、随分速かったわね」
善子「そうかしら」モクモク
鞠莉「水槽いくつ点検した?」
善子「覚えてないわよ、そんなの」モクモク
鞠莉「…そう」
善子「ええ」モクモク
577社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:15:30.84ID:AdXhV/MB
インカム果南『曜~、魚おおかた捌き終えたよ~』
曜「おっ、ありがとう!すぐそっち向かうね」
578社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:16:42.60ID:AdXhV/MB
曜「それじゃ、これから果南ちゃんと給餌を始めたいと思います!」ゞ
千歌「えさやり!」
曜「真相を掴んだか、ちかちゃん」
千歌「つかんだ!」
579社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:18:47.81ID:AdXhV/MB
曜「今さらながらの確認だけど、果南ちゃん潜水士持ってるよね?」
果南「持ってるよ。高校を出てから取った」
曜「よし。いきものにエサあげるには潜水士がないといけないからね」
果南「へー。じゃ、曜も持ってるんだ?」
曜「うん!専門学校で取ったのであります!」
580社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:20:42.41ID:AdXhV/MB
曜「ウェットスーツ着て、ボンベ背負って、ごはんバケツつけて…よし!」
果南「よし!」
千歌「うわ~、すごいすごい!ダイバーみたい!」
曜「ダイバーだよ」
581社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:21:47.55ID:AdXhV/MB
みとシーに大水槽はなかったような気がするけど…まあいいよね
あることにしといて
582名無しで叶える物語(アラビア)2018/06/28(木) 11:23:45.71ID:wdqG57WN
細かいことは気にするな
583社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:27:09.49ID:AdXhV/MB
曜「それじゃ、水槽に行ってくるね。ヨーソロー!」ピョン ドボン
果南「ちょっくら行ってくるよ。覗き込んで顔に水浴びないようにね」ピョン ドボン
千歌「いってらっしゃ~い!いいなー、チカも潜水士持ってればな~」
584社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:29:48.31ID:AdXhV/MB
給餌中
曜 (よーしよし、みんなにごはんあげるの久し振りだね~)
果南 (うわ、みんな曜の方に集まっていってる)
曜 (しばらく給餌してたからね。みんな意外と覚えててくれるものだよ)
果南 (へー。うわっとと、なんだこいつめっちゃ押してくる!)
曜 (あはは、引っ張ってきたりするコもいるからね。危ないと思ったら一回浮上してね)
果南 (はいよ~)
585社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:32:16.60ID:AdXhV/MB
曜 (どのコにどれをどのくらいあげるか、わかる?)
果南 (一応メモ読んだから、だいたいはね)
曜 (さすが。最初はどのコがどの種類かわかんないって場合が多いんだけど、海の子だもんね果南ちゃん)
果南 (まあね~。この辺で見る魚が多いし)
曜 (そういうコンセプトの水槽だからね)
586社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:34:57.67ID:AdXhV/MB
曜 (…ほら果南ちゃん、水槽の外見てみて)
果南 (ん?)
客 手フリフリ
果南 (あっ、そっか…お客さんが見てるんだ)
曜 (水族館だからね。だから、余裕があればお客さん向けのパフォーマンスも意識できるといいかも)
果南 (お客さん向けのパフォーマンスか…)
曜 (私はいつもみんなと並んで端から端まで泳いだりしてたよ。久し振りにやろうかな~)
587社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:37:11.78ID:AdXhV/MB
果南 (いくぞーっ、よーーーいドン!) ドン!
スイーーーーーーーーーッ
スイーーーーーーーーーッ
客 オオオオオオオッ
曜 (競泳…だと)
曜 (しかもわずかに果南ちゃんの方が速い…だと…) センリツ
588社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:40:36.37ID:AdXhV/MB
曜 (全員にあげたかな)
果南 (私は五匹にあげたよ)
曜 (私は七匹だから、うん。これでみんなだ)
曜 (ありがとう果南ちゃん。随分早く終わっちゃった)
果南 (チカが飽きちゃってるかもしれないから、早く浮上してやらないとね)
曜 (いやー、飽きてないみたいだよ) ウエウエ
果南 (…はは、ほんとだ)
千歌「うわー、二人ともすごーい…人魚みたい」目キラキラ
589社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:41:01.07ID:AdXhV/MB
果南 (あんなに覗き込んで…子どもみたいだなあ)
曜 (ちかちゃんはいくつになってもあのままでいてほしいよね)
果南 (そうだね。…って、あ)
千歌 ツルッ
曜 (あ)
千歌 ドボン
590社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:43:57.01ID:AdXhV/MB
千歌「ーーーーー?!」ゴボゴボ
果南 (あーあ、言わんこっちゃない)
曜 (泳げるから大丈夫だと思うけど、水が目に入ったり飲んじゃったりしたらまずいね) スイー ガシッ
曜 (ちかちゃん、平気?)
千歌 コクコクコク
果南 (…って、なんで水中ゴーグル着けてんのさ。顔つけて覗いてたな?)
千歌 エヘヘ…
曜 (息が続くなら、少しだけこのまま泳いであげよっか)
千歌 コクコクコクッ!
591社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:46:08.23ID:AdXhV/MB
曜 (どう?これが海の中の世界だよ)
千歌 パァァァ…
果南 (付け加えると、内浦周りの海の世界、だね)
千歌 ジタバタジタバタ
曜 (なに?どうしたの?)
果南 (テンション上がって興奮してるだけだと思うよ)
曜 (そっか)
千歌 ワクワク
客 ドヨ…ドヨ…
ようかな ((ん?))
592社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:47:42.88ID:AdXhV/MB
客 指差し
客 スマホ スッ カシャー
客 ザワザワ
曜 (なんだか珍しがられてるね。まあ、滅多にこんな格好で水槽の中にいる人なんかいないだろうけど)
果南 (そうだね………ああ、なるほど)
曜 (なに?)
593社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:48:40.58ID:AdXhV/MB
果南 (いや、たぶんさ)
果南 (チカはウェットスーツ着てないからだと思うよ)
曜 (珍しいってことだよね?)
果南 (ううん)
果南 (服が透けてるからだと思う)
594社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:49:13.64ID:AdXhV/MB
千歌「ーーーーーーーーーーーーーーーっっっ??!!」
595社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:52:01.24ID:AdXhV/MB
ザバーッ
千歌「はあっ…はあっ…はあっ…」ビッショリ
プハッ
曜「ちかちゃん、大丈夫?深呼吸しなね」
果南「いやー、いい経験になったな~。水族館の職員って悪くないね。十千万終わったらここに来たいくらいだよ」
曜「派遣さんに給餌してもらうかは怪しいけどね」アハハ
曜「それじゃ、シャワー浴びたらお昼ご飯にしよっか」
果南「おっ、待ってました」
千歌「ちょっと待てえい!!」
596社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:54:46.98ID:AdXhV/MB
千歌「チカっ、服、いや下着とかっ、みんなに、少しはっ気遣いの言葉をっ」ハアハア
果南「まだあんまり勢いよく喋らない方がいいんじゃない?」
千歌「これが喋らずにいられないよ!見てよこれ!ずぶ濡れでスッケスケなんだよ!」スケーッ
曜「うんいやあ実にエロい」ウンウン
果南「本能で眼福って言葉の意味を悟ったよエロい」ウンウン
千歌「堪能してるんじゃないよ!!」ササッ
曜「隠すなー!」 果南「隠すなー!」
千歌「うるさいな!!」
597社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 11:57:15.30ID:AdXhV/MB
千歌「めっちゃ写真とか撮られてたよ!個人のSDカードに永久保存されると共にSNSにアップされてゆくゆくはエロコラとか作られちゃうじゃん!」
曜「コラにしなくてもたぶんそのままでぐうエロい」
千歌「より問題ィィィ!まだコラの方がマシなんだけど!」
果南「そんなこと言ったって、もう私達にはどうしようもないじゃん。まさかお客さん一人ひとりのスマホ借りて削除していくわけにはいかないし」
千歌「んんんっっっぐあああああああッッ!!」ガーーーッ
598社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 12:00:03.26ID:AdXhV/MB
曜「まあまあ、ちかちゃん。お昼私が美味しいもの作るから機嫌直しなよ」
千歌「よーちゃん自分事だったらそれで立ち直れるの…」グッタリ
曜「私は無理」
果南「私も無理」
曜「私達だってつらいんだよ。ちかちゃんのあられもない姿がたくさんの人の目に触れるなんて」
果南「私だってつらいよ。チカのあられもない姿でたくさんの人が」
千歌「それ以上はやめろ」
599社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 12:00:52.35ID:AdXhV/MB
シャワーなう!シャワーなう!
………
シャワーわず!シャワーわず!
600社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 12:04:18.30ID:AdXhV/MB
曜「さーてお待ちかね!曜ちゃん特性ランチの時間だよー!」
果南「よっ、待ってました~!」
曜「入社一年生はお昼ご飯係だからね、私の料理スキルも格段にアップしてるよー!」
果南「楽しみだなあ」
千歌 ズゥゥゥゥン…
善子「なにあれあの人どうしたの」
鞠莉「さあ…」
善子「一番テンション上がりそうなのに」
鞠莉「ね…」
601社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 12:05:01.34ID:AdXhV/MB
曜ちゃんが作ってくれたランチ >>602
602名無しで叶える物語(茸)2018/06/28(木) 12:16:41.42ID:kDqmJTmv
懐かしのヨキソバ
605社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:39:33.00ID:r2BwfCmh
曜「ほいっ、お待たせ!」コト
果南「こ…これは、懐かしの!」
鞠莉「ヨキソバね!long time no see!」
善子 ウズッ
果南「善子?」
善子「曜、ちょっと調理場借りるわよ――」
鞠莉「こら善子!」グイ
善子「ぐえっ」
鞠莉「堕天使の涙作る気でしょ!メッよ!」
善子「な…なによ!こんなん見せられたら我慢できなくなるでしょ!」
鞠莉「マリーだってシャイ煮作りたいの我慢してるんだからダーメー!」
ギャーギャー
果南「いただきまーす」
曜「なんでもいいけど冷めるよー」
606社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:41:46.69ID:r2BwfCmh
千歌「ヨキソバ…これ、ヨキソバだあ…」フラ…
曜「ち、ちかちゃん?」
千歌「あの頃に…あの頃に戻りたい…」ポロポロ
果南「ちっ、チカ?!」アセ
千歌「誰もチカの下着なんか見たことのなかったあの頃に…戻りたいよぉ…」ウエッウエッ
曜 (私は見たことあったけど黙っとこう) モグモグ
果南 (その頃から割と見たことあったけど黙っとこう) モグモグ
607社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:43:57.25ID:r2BwfCmh
食後
果南「いやー、食べた食べた」
鞠莉「so delicious だったねー」
曜「あはは。そう言ってもらえると作ったかいがあるよ」カチャカチャ
善子「皿洗いくらいやるわよ。どいて」
曜「お、ありがとう善子ちゃん」
608社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:44:52.96ID:r2BwfCmh
鞠莉「ちかっち立ち直った?」
千歌 キッ
鞠莉 ビクッ
果南「しばらくその話はしないほうがいいと思うよ」
鞠莉「怖いよ~…」
609社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:47:21.47ID:r2BwfCmh
曜「それじゃ、あと30分くらいは休憩ね。午後はいそあそびーちの方を見にいくのと、ショーも観ようね」
千歌「チカ寝るー。つかれたぁ~」グテ
善子「私も寝る~」グテ
果南「もー、だらしないなあ」
鞠莉「こんなメンバーでいるんだもの。ちょっと甘え癖が顔を出しちゃうのもわかるけどね」
果南「ま、そうだね」
610社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:50:55.06ID:r2BwfCmh
千歌「善子ちゃ~~ん」ノソノソ
善子「ちょっとリーダー頭乗せないで~」ウーン…
千歌「善子ちゃんの腕枕ちょーどいい高さで…」スピー
善子「そのまま寝ないでよ…」スピー
611社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:54:29.04ID:r2BwfCmh
鞠莉「果南は疲れてないのね」
果南「疲れてなくはないけど。掃除も料理も潜るのも日頃やってることと大差ないし」
果南「鞠莉の方こそ意外。いっつも事務所で座ってるだけでしょ」
鞠莉「失敬ね!ちゃんとダイヤにしごかれて書類作成とかしてるもの!」
果南「私っていつまで十千万にいるの?」
鞠莉「もう辞めたいの?」
果南「ううん、別に。どうなってるのかなーって思っただけだよ」
鞠莉「まあ…ちかっちに免許皆伝されるまででしょうねえ」
果南「免許皆伝とかあるのか~」
※時系列としては、しいたけマスターになる前
612社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/28(木) 23:57:42.79ID:r2BwfCmh
鞠莉「曜はお昼休みなにして過ごすの?」
曜「んー、なんだろ。ごはん食べた後は、音楽聴いたりとかかな。これといってなにもしないよ」
鞠莉「寝ないんなら、久し振りにお話ししましょ。三人で」
曜「おっ、いいね!みんなのこととか聞きたい」
鞠莉「それじゃまずはダイヤの近況報告から…」
曜「えー?鞠莉ちゃん自身のじゃないんだー」
果南「私も聞いときたいな~」
ワイワイ…
613社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 00:02:34.74ID:k/d/F0wY
鞠莉「起きなさーーーーい!朝よーーーー!」
果南「昼だよ」
千歌「んが…もう働きたくない…」ムニャ
善子「んん…二度と働きたくない…」ムニャ
果南「なにこのぐずりまくりの生き物ども」
614社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 00:09:35.73ID:k/d/F0wY
曜「ほら二人とも、アシカとイルカのショーが待ってるよー」
千歌「アシカショー!」パチッ
千歌「うう~~ん…まだ寝てたいけど、起きなきゃなー」ノビー
曜「おっ…さすが。言っても、いい感じに社会人だね」
善子「イルカショーは録画しといて…」ゴロン
曜「おお…こっちはいい感じに自堕落だね…」
鞠莉「起きなさい!」スパン!
善子「ぎにゃっ?!」
果南 (善子には割とスパルタなんだよなー)
615社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 00:29:02.83ID:k/d/F0wY
短いけどここまで
プライベートの大きな部分がこいつの更新に呑まれていくぜ…
617名無しで叶える物語(おいしい水)2018/06/29(金) 00:47:18.84ID:KVwatopm
>>615
楽しいやろ?
619社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:01:49.54ID:bozfLTgv
>>617
おはよう
楽しい
621社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:06:51.88ID:bozfLTgv
曜「じゃ、早速いそあそびーちに行こうか」
鞠莉「what's that?」
千歌「えっ?!鞠莉ちゃんいそあそびーち知らないの?!」
果南「この内浦に住んでて?!」
鞠莉「え…そんなに有名なものなの…」
千歌「知らないの鞠莉ちゃんくらいだよ!」
曜「そこまで大げさなものではないと思う」
622社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:08:54.86ID:bozfLTgv
曜「簡単に言うと、おさわりプールだよ。行ってみた方が早いかな」
鞠莉「おさわりプール…なんだか年齢対象のありそうな響きね…」ゴクッ
果南「ねーよ。水族館だって言ってんだろ。ゴクッじゃねーよ」
善子「ピンク色の雰囲気に厳しいわね…」
千歌「チカのときもそれくらいの厳しさで未然に防いでほしかった…」
623社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:11:42.53ID:bozfLTgv
いそあそび~ち
※浅いプールに魚が放ってあって、人が入ることもでき、魚を追い回したりして遊ぶプール。水が冷たい。
曜「ここがいそあそびーちだよ!」
鞠莉「wao!fantastic!」
千歌「ブンシャカラカ ブンシャカラカ」
果南「wao…fantastic べ」
善子「やめなさい」
624社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:17:17.83ID:bozfLTgv
曜「お昼過ぎになると子ども達の利用率がぐんと増えるからね。転んで怪我したり、魚にイタズラしたり、そういうことがないように職員がつくんだ」
果南「んじゃ、私達もここで見張ってればいいのね」
曜「見張るって言うとちょっと堅いな~。休憩の延長とまで言わないけど、危ないことが起こらないように見ててくれればいいよ」
果南「ん、りょーかい」
善子「五人もいる?ここ」
曜「はは…善子ちゃんは目のつけどころがパナだなー」
善子「配慮が意味不明を招いてるわよ」
625社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:18:19.91ID:bozfLTgv
曜「じゃ、善子ちゃんともう一人は向こうに行こう」
鞠莉「マリーはここ!ここから動かないわよ!」バシャ
果南「なに既にプール入ってんのさ」
鞠莉「冷たくて気持ちイイわ♪」
果南「聞けよ」
曜「あはは…じゃあ鞠莉ちゃんと果南ちゃんに任せるよ。ちかちゃん、こっちいい?」
千歌「うん。みとしーの森でしょ?」
曜「さすが超地元っ子、お察しの通りだよ」
626社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:20:32.64ID:bozfLTgv
みとしーの森
※カワウソとフクロウがいる休憩所
曜「休憩所じゃないから」イラッ
千歌「えっ、なにが」
曜「ごめん、なんでもない」
善子「今日の曜さんはたまに不気味ね」
627社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:24:58.62ID:bozfLTgv
善子「――って、うわー!ふ…フクロウよ!フクロウがいるわよ!白いの!!」
曜「食い付いたぞ」
善子「きれい…かわいい…しんぴてき…まほうのせかい…ヘドウィグ…」
曜「おい。メガネイナズマのペットじゃないよ」
千歌「チカはカワウソちゃんがお気に入りなの~」ヤッホー
カワウソ キュー…
千歌「今日も可愛いね♡」
628社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:29:36.77ID:B1g3K2rl
善子「で?私達はヘドウィグと遊んでればいいの?」
曜「ヘドウィグじゃないってば」
曜「お客さん向けにエサやり体験をやってるから、まあ見といてもらえばいいよ」
千歌「エサやりならチカできるよ」
曜「へ?」
千歌「300円預かって、ここからエサ出して、この窓からあげてもらう…でしょ」
曜「おお…完璧じゃん」
千歌「えへへ~…だってお小遣い貰うたびにエサやりに来てたもん」
曜「さすがだね!」
629社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:32:52.33ID:B1g3K2rl
曜「じゃあカワウソはちかちゃんにお願いしよっかな。私がフクロウ担当するから」
千歌「はーい!」
善子「私は?私はなにすればいいの?見てるだけなの?」
曜「う~ん…フクロウと接するのは慣れてないと危険も伴うしなー……あ、そうだ」
曜「じゃそこの記念写真の撮影スポットで撮る役やってあげてよ」
善子「私だけ人間のお世話じゃないのよ!」
千歌「口が過ぎるよ接客業の場で」
善子「ごめんつい」
630社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:37:01.19ID:MgoHyWRV
曜「あはは、冗談だよ。私がフクロウの担当するから、善子ちゃんはその補佐を――」
インカム『渡辺さん!渡辺さん、取れる?!』
渡辺さん「は、はい?みとしーの森、渡辺です…どうかしましたか?」
インカム『すぐにイズリバまで来てちょうだい!十二番水槽!』
渡辺さん「は、はい…わかりました。すぐに行きます」
千歌「よーちゃん?」
曜「わかんない、なんかトラブルかも。ちょっとここ離れるね」
善子「フクロウは?」目キラキラ
曜「一人では扱わせられない!」タタタ…
善子「…ちぇー」
千歌「仕方ないよ。一緒にカワウソやろ?」
善子「うん」
631社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:39:09.54ID:MgoHyWRV
子ども「おねーちゃん!魚そっちに行った!」
鞠莉「よーし、マリーが捕まえちゃうわよ~☆」
果南「鞠莉が一番楽しそうなんだけど…ん?」
曜 タタタ…
果南 (なんかあったのかな?)
632社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:40:17.80ID:MgoHyWRV
イズリバ
曜「先輩!」
職員「あっ、渡辺さん!」
曜「どうかしましたか?十二番水槽って…」
職員「見てもらった方が早いかな。これ」
曜「………えっ…」
633社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:43:25.76ID:MgoHyWRV
曜「鞠莉ちゃん、ちょっといい?事務所まで」
鞠莉「え?いいけど」ビショビショ
善子「…」
曜「果南ちゃん、ここ一人で頼める?」
果南「…うん、平気だよ」
曜「みとしーの森はちかちゃんに頼んであるから。なにかあったらインカム飛ばして」
果南「わかった」
曜「ごめんね。こっちに」
鞠莉「うん…」
634社長 ◆1Y9DDrqNbw (茸)2018/06/29(金) 08:46:07.15ID:MgoHyWRV
事務所
曜「遅くなりました」ガチャ
職員「ああ、ありがとう。…すみません、少しお話を伺いたくて。そちらに」
鞠莉「はい…失礼します。…善子も」スッ
善子 スッ
鞠莉「なにか?」
曜「先輩、私から」
職員「うん。それじゃ、お願いする」
曜「あのね、鞠莉ちゃん。善子ちゃん…」