書いたきっかけ
友人からの求めにより。
「ルビまり」「ギャグ」に加え「遊園地に行く」というシチュエーションの指定まであったかは忘れましたが、とにかくそんな感じでお題を貰って書きました。
難しかった点
本編の短さに反して、とても激しい難産だった記憶があります。
まず、ギャグSSを書くのが初めてだったので、どんなテンションで進めればいいのか非常に悩みました。『整合性を考えない』ことが苦手なのでどうしてもぶっ飛びきれず、結局かなり中途半端なテンションに仕上がっています。得意分野は地の文ゴリゴリのシリアスものだと自覚していますが、本作で初めてギャグSSに挑戦し大敗北を喫したためか、以降不得手と心得てはいながらもたびたびギャグSSに挑んでいます。「これがギャグSSだ！」と胸を張れるほどの作品はまだ生み出せておらず、たまにそういうものを読んでは悔しくなりますが、少しずつギャグらしい書き方ができるようにはなってきたと思っています。どうですか？
また、キャラクターの口調が他の作品を書くときに比べてスムーズに出てきませんでした。ギャグSSの宿命とも言うべきキャラ崩壊がどこまで許されるものなのか、どこまでなら壊れても「ルビィ」であり「鞠莉」でいてくれるのか、その塩梅がよくわからず苦戦しました。キャラ崩壊そのものはいいにせよ、「ルビィ」「鞠莉」の延長線上から外れてしまったら、それはもうラ！のSSではなくなってしまいます。いかに面白くても「これラ！でやる必要ある？」の作品を、私は書けません。面白いものを書こうとする前にラ！の二次創作であることを最優先にしてしまう、原作厨のよくない癖にかなり邪魔をされた作品です。
ルビまりについて（一般論）
あるんですかね？
この二人は、かなりこに通じる関係性があるように思います。すなわち、二人の間に切っても切れない強力な存在がいるという点においてです。
言うまでもなくダイヤさんのことですが、（少なくともアニメでは）幼少期あれだけダイヤにべったりのルビィを描写されていると、果南と鞠莉とはそれなりの面識があるだろうと思いますよね。別に果南や鞠莉に対してよそよそしい様子を見せたわけではありませんが、Aqoursに加入したときも「お姉ちゃんお姉ちゃん」で特に二人には触れなかったせいで、あまりこの辺りの関係性は浮かび上がってきませんでした。（三年生加入は色んなことがあったのでそんな些事を描写する余裕がなかったのでしょうけれど）
ルビまりやかなルビを書くにあたっては（この辺のカプに限った話でもありませんが）、それぞれがどんな時間を積み重ねて今に至るのか、によって姿が大きく変わりそうですよね。明確に描写されないからこそ二次創作に自由と幅が生まれるんだ、いいことなんだ、と言い聞かせてこの話は終わることにしましょう。
ところで「ルビまり」だとルビィが先で、「かなルビ」だとルビィが後ですね。
百合カプは受け攻めどっちを先に、というルールはないのだとか聞いたことがありますが、うーん…そもそもそのルール、いる？
（本作の）ルビまりについて
ルビィは裏女入学前から鞠莉（と果南）のことを知っています。よくお姉ちゃんと遊んでた人達、です。
ただどちらかというと鞠莉より果南の方が印象には残っていて、鞠莉は「言われてみればお姉ちゃんと果南ちゃんの他にもう一人いたような気がする」程度です。たぶん。
本作はカプSSを装いつつただのギャグSSなので、二人の距離感はあまり掘り下げていません。上記も正直に言うと本作のルビまりというよりは私の中のスタンダードなルビまり観であり、他に言う機会もなさそうだったのでここぞとばかりに書いておいただけです。
ルビィを辛辣なタイプのツッコミにしておいたおかげでテンポはよくなったように思います、鞠莉が変なことをしていても一言ツッコんでからドライに次へ切り替えてくれるので助かりました。というかルビィって二次創作でとても使いやすくないですか？ うゆうゆさせといて可愛いポジションにも置いておけるし、「地頭いい理論」でルビィさんにして進行役にすることもできる。かなり万能なのでどこでも使えます。対して鞠莉は私が扱うと大体ふざけています。よっぽどシリアスな作品内でない限り、一、二を争う頭の悪さを遺憾なく発揮してくれるので、ギャグ要員としては使いやすいです。たまにキリッとさせとけば「やるときはやる」みたいな雰囲気になってくれます。
ルビまりというかルビィと鞠莉でしたね。
頂いた感想（ラ！板、まとめ、ツイッターから）
・凄く楽しそうなSS、期待
→ルビまりよかったです
・ルビまりちゃん可愛い、おつおつ
・ちょっとノリが寒くないかにゃー？
・ロビンで爆笑した。函館UC帰りで疲れてるのかな…
・ロビンで草生え散らかした
・ダイヤさんのキャラ崩壊に草
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